損小利大を意識したエントリーポイントとは
初めまして。Kiwameと申します。
今回は今まで自分がインプットしてきた知識と経験をアウトプットしようと思いnoteを書くことにしました。
本題はタイトルにある通りです。
まわりくどい挨拶や格好つけたことを言うのは誰も求めていないと思うし、好きじゃないのでいきなりですがこのまま本題に入らさせて頂きます。
皆さんの貴重な時間を提供していただき有難うございます。
1.全ての相場に言える原理と構造
相場が人間心理によって作られ動いている事は当たり前の話なのですが、
物の価格は供給に対して買いたい人(量)が多ければ価格は上がり、売りたい人(量)が多ければ価格は下がる。
買いたい人が多いゾーンでは価格が下がりにくく、売りたい人が多いゾーンでは価格が上がりにくい。
買いたい人が多い状態のことを買い圧力が強いと呼び売りたい人が多い状態のことを売り圧力が強いと呼ぶ。
単純に買い圧力が強いゾーンで買えば損する確率が減り、、売り圧力が強いゾーンで売れば最高の利確が出来るということになる。
相場は買いたい軍と売りたい軍の攻防の繰り返しでありその記録がチャートに残る。
そしてその攻防にはいくつかのパターンやサインが存在しそれを読み取り判断することで勝利に近づくことができる。
そしてトレードする際の何より有利なルールとして買いたい軍と売りたい軍どちらにでも参戦することが可能だということ。
買いたい軍が優勢だと思えば買いたい軍に参戦することができ売りたい軍が優勢だと思えば売りたい軍に参戦できわからないときは観戦することが出来るのです。
ただそれを感情のままに一時的な値動きに反応してしまっては相場に翻弄されることになるので一定の判断基準を武器として持ち、より冷静な判断が繰り返し出来るよう
環境やルールを作ることが大切だと感じています。
2.良いエントリーと悪いエントリー
では良いエントリーとはどのようなことを指すのでしょうか?
良いエントリーとは勝率が高くて損失が少なく利益の多い可能性の高い場所でのエントリーです。
これも当たり前ですね。
また、勝率5割でも損が少なく利益が多いエントリーを繰り返していれば必然的に資産は増えます。
悪いエントリーはその逆ですね。
勝率が低くて損失が多く利益が少ない場所でのエントリー。
これを繰り返すと勝率5割でも資産が減っていきます。
勝率100%はさすがに不可能ですが、勝率が高く損失が少なく利益の多い場所に意識的にエントリーすることで
今より勝率も利益率も上がることは容易に想像できるのではないでしょうか。
ではその勝率が高く損失が少なく利益の高い場所とはどこに存在するのかを次で説明していきます。
3.買い圧力の強い場所と売り圧力の強い場所
最初にも言いましたが買い圧力の強い場所で買うか売り圧力の強い場所で売れば損失が少ないエントリーになります。
買い圧力の強い場所と売り圧力の強い場所が離れていればいるほど利益の見込みが高くなります。
具体的に買い圧力の強い場所と売り圧力の強い場所とは沢山の人に意識されている場所のことを指します。
沢山の人に意識されている場所はサポートでありレジスタンスでもあります。
サポートは割れたらレジスタンスになりレジスタンスは抜けたらサポートになる可能性が高いです。
そして意識されるラインは様々な要因によって形成されます。
価格、ボトム、トップ、エリオットウェーブ、フィボナッチ、チャートパターン、トレンドラインなどなど。
価格はキリのいい数字や過去に何度かその価格のラインで跳ね返されている場所。
ボトムとトップは最高値最安値の他に直近のトップや直近のボトム。
エリオットウェーブはEW1の始点付近やEW5の付近とEWのエッジ部分。
フィボナッチは意味のある場所と意味のある場所、例えばボトムとトップを結んだ間にあるフィボナッチ数字ライン。
チャートパターンはパターン成立非成立の局面ライン。
トレンドラインはトレンドライン上。
これらの要素を含んだラインが意識されるラインとなります。
なので単純にこれらのラインギリギリの場所が限りなく損失が低く利益の見込める場所だと考えます。
そして意識されているラインでのエントリーはロスカットの場所が明確だし
長い時間軸で強く意識されている場所を抜けたり割れたりした際の変動が激しいので
エントリーして抜けたり割れたりするとドテンして切り返すことが出来ます。
ですので最初の想定が外れたとしても次のシナリオへの移行が明確で合理的だと考えます。
言葉だけではわかりにくいと思うので、
図を使いながら損が少なく利益の見込めるエントリーポイントの解説をしていきたいと思います。
まず、エリオットウェーブについて。知っている人もたくさんいると思いますが、知らないと話が理解できないと思うので簡単に説明します。
次にエリオットウェーブを利用してどのようにエントリーすれば損小利大なエントリーになるのか解説します。
分かりますでしょうか?このようにエントリーすれば限りなく損失が少ないエントリーになりシナリオ通りに動けばリスクより高いリワードを頂けるのです。
しかしギリギリに指し値を置きすぎると、他のトレーダーの買い圧力、売り圧力によって指し値が刺さらずいってしまうことが多くなってしまうと思います。
そこで多くのトレーダーが利用しているフィボナッチリトレースメントを使って1つの波の中でどのラインが意識されていてどこに買い圧力が存在しているのかを読んでいきます。
それとあわせてショートのエントリーについても述べていきます。
これらを利用して意識してエントリーしていきます。そしてベースプライスのバランスをとるために意識されているゾーンに指値をばらして配置します。そうすることで利益もいただけてなるべくベースプライスも下げることが出来るので、損小利大なエントリーにすることができます。
これだけ読むとエリオット最強!この通りに進むなら絶対勝てるでしょ!ってなると思います。
しかしエリオットウェーブには今話した基本のパターン以外に変形パターンというのが存在します。
変形その1 エクステンション
変形その2 5が3よりも低くなるパターン
変形その3 Bが5より高くなるパターン
これらの変形パターンが存在するので、単純にエリオットだけでエントリーするのではなく、エリオットで現在地を確認して、ほかの要素と組み合わせることで精度が高くなっていきます。
例えば、チャートパターン
みんな大好き逆三尊w
【訂正】逆三尊解説で割った後になってますが抜けた後です。
下降ウェッジ、上昇ウェッジからのC FORK
この他にもチャートパターンはたくさんありますが、ググれば出るので探してみてください。
とにかく1つだけの要素にとらわれるのでは無く、根拠の要素が多いエントリーの方が強いです。
そしてチャートパターンでもそうだし、トレンドラインでもそうですが、何かのサポートを割ったり何かのレジスタンスを突破したときは、必ず出来高を確認してください。
出来高の弱い突破や割れは一瞬ラインを割っても戻すことが多いです。
どのくらいの量なのかと言われると状況によるので説明しにくいのですが、
実際にトレードをしていてその場で意識して出来高を見ていれば前後の出来高の状況である程度察知できると思います。
自分はどの通貨を取引するときも必ずcrypt watchのサイトでBIT FINEXの1分足でBTCの出来高をチェックしています。
もちろんアルトコインを取引するときは必ず同時にBTCのチャートを開きます。
4.おまけ
トレードしているとたまに訪れるのですが、BTCも他の通貨も上がっているのに1つだけ上がらなかったり逆に下がっているのに1つだけ下がらなかったりする通貨がある時があります。
注文表を見るとこれと言って大きな注文が入っているわけではないのですが、取引履歴を見ると注文表に無い量の取引量が取引されています。
これはhiddenオーダーといって何かの意図で大口が注文表に表示させないで売買をしているのです。いわゆる隠しオーダーです。
これは手数料が高くなりますが誰にでも出来ます。
ただその注文量があまりにも多いと何かありそうだなと推測できるわけです。
理由はたくさんあると思うしいきなり注文が吹っ飛んだりするときもあるのですが、自分はこういう時大口と同じ方向にポジションをとって1~2%後ろにロスカットラインを入れて遊びます。
単純に圧力が強い状態なのでエントリーポイントとして良いラインと考えるからです。
ただ本当に何だったの?みたいな感じで吹き飛ぶときもあるのであくまでも遊びだし少しでも含み益が出たらロスカットラインを上げながら見守ります。
一番面白かったのは5月末にイーサリアムに大量の隠し売り注文が入っていました。
黄色のエリアで隠し注文が入っていて綺麗にフタがされていましたw
これは遊びなので本当おまけ程度に考えてください。
そして常に相場には100%は無いので、過信しすぎず、強欲になりすぎず冷静にコツコツ利益を積み重ねていくことが大切だと思います。
4.最後に
トレード上級者からしたらこれらの事は当たり前のことであり、こいつ何当たり前のこと言ってるの?と思われるかもしれません。
でも自分はトレードを始めた時はこれらのことを考えずにトレードして相場に翻弄されていました。
トレード大会に出るようになりみんなにポジションをさらすことで恥ずかしいポジションをとることが恥ずかしくなり、馬鹿な頭ですごく考えました。
感情に左右されない意味のあるトレードにするためには必ず基準が必要であり感情を押し殺して基準に従う行為を繰り返すことで
だんだん基準やルールが明確になっていきました。
そして明確な基準やルールを作り繰り返し、微調整していくことで精度が高まり1回1回が意味のあるトレードになるのです。
なのでトレードには自分の基準やルールが不可欠でそれを破らないよう努力することで成長につながっていくと思っています。
事実自分はもともと下手くそなトレードで資産を減らしたり、1回目に参加した大会ではビリから2番目でした。
恥ずかしいし悔しいしプライドを傷つけられ、絶対優勝してやろうという気持ちになり、
考えに考え感情を押し殺してトレードすることで優勝することが出来ましたし、トレードで勝つことが出来るようになりました。
なので今勝ててない人でも根拠のあるルールを作り、それを守ることで必ず勝てるようになれるものだと信じています。
自分のポジションや理由を人にさらすことはかなり意味のある行為だと思います。
負けた時は言わずに本当にエントリーしてたのかわからないような後だしの利確自慢のような意味のないことする人間より、
先出しで想定が外れても恥をかき、考え、自分のルールに微調整を加えていく人間の方が将来的に勝てるトレーダーになれると思います。
今の仮想通貨の相場は現物を握っている人からしたら苦しい相場だと思います。
しかしBTCFXやアルトコインのマージントレードしてる人間は売りからエントリーすることができます。
レバレッジだって別にかけなければいけないわけでは無く資産の1倍でトレードすることも出来ます。
ボラティリティさえあれば下落相場でも勝てます。
どうしても現物を離したくない人でも局面でショートを打てれば資産を減らさずに済みます。
銘柄は限られますが勝つためにトレードしているのならやらない理由は無いのではないのでしょうか?
別の機会になりますが需要があればBTCFX、アルトコインのマージントレードで意識しなきゃいけないことや
トレードのルールや基準の作り方なども公開したいと思います。
これを読んで共感していただけたらコメントやリツイートして頂けると嬉しいです。
分からないことがあったら質問にも答えるのでDMでもコメントでもしてもらえれば出来る限り回答いたしますし
質問の多い内容については動画などで説明することも考えています。
最大の敵は大口でも個人投資家でもなく自分自身の中に存在します。
皆様の健闘を心より祈り少しでも役に立てていれば幸いです。
長文お付き合いいただき有難うございました。
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