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活弁士って知ってるかい?バスター•キートンにガチはまりした日。

0619おまえの発見を語れ

「山崎バニラの活弁大絵巻」を見に行った。
場所は、岐阜県各務原市の「村国座」

国指定重要有形民俗文化財で、
本格的な地歌舞伎舞台。
130年の歴史を持つ、
温もりのある建物だった。



誘われて、ついて行ったのだけど、
何もかもが初めてで新鮮だった。

山崎バニラさんのことも知らなかった。
新しいドラえもんのジャイ子の声優さんだ。
ほかにも、妖怪ウォッチやポケモンなどにも出ている。



活弁士」というのもはじめて聞いた。

昔、まだ映画といえば無声映画だった時代。
活弁士が、映画のナレーションと役を
すべてひとりで演じた。
今日本に残る活弁士は10人というから驚き。

バニラさんは、大正琴とピアノを鳴らしながら
饒舌に語るからすごいし、何より面白い。

しかも、活弁士は無声映画を見て、
自分で脚本を作らなければならないという。
だから活弁士によって、ぜんぜんちがう
オチになることもあるのだ。

上映1作目は、1921年に作られた
「豪傑児雷也」(牧野省三監督)


時代劇で、主人公がカエルに化ける
シュールな映画だった。
監督は、日本映画の父であり、特撮映画の父と
呼ばれるすごい人らしいが、
私には笑いのつぼが合わなかった。
ここは活弁士さんの腕の見せ所である。
ふつうにおもしろいといった感じだった。←
でも、ふつうにおもしろいって
すごいことだよね?

上映2作目、これは感動レベルで面白かった。
1924年「キートンの探偵学入門」
(バスター•キートン、ロスコー•アーバックル監督)

世界三大喜劇王の一人、バスター•キートン。
喜劇王と言えばやっぱりチャップリンだが、
わたしは、バスター•キートンにガチハマりした。
これはもう、ストーリーがすばらしすぎた。

同じ作品をまた見たいし、ほかのも見たい。
もちろん、バニラさんの活弁もすごくよかった。



知らないものを知るって本当に大切。
落語と歌舞伎は、今の私にはさっぱり
面白さがわからないけど
(まず何を言っているのか聞き取れない笑)
熟していくうちにわかるようになるのかしら。

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