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2023年下半期気に入った曲

もう12月ですね。
なんか下半期は上半期に輪をかけて新しい曲聞かなかったですね……
とはいえ半年前に記事書いちゃったんで一応下半期としても記事書いとこうと思います。

上半期は↓

ルール
きうぴちが個人的に今年始めて聴いた曲の中から好きなものをピックアップ
(リリースがどれだけ過去のものでもきうぴちが初めて聴いたのが今年ならおk)


OZROSAURUS:Players' Player feat. KREVA

とりあえずこちら。上半期にてNORIKIYOさんのアルバムを「恐らく日本語ラップ界隈では今年最大の話題作」と書きましたが、曲単体で言えばこちらの曲が非常に話題になりました。

お互いにベテラン、かつ現役でずっと活躍しているOZROSAURUS(DJとラッパーの二人組だったりソロだったりバンドだったりと時期によって体制が変わるのですが、MACCHOというラッパーが中心のプロジェクトです)とKREVAさんのコラボは今回が初。
ちょっと文脈が必要な組み合わせでして、要するにかつてMACCHOはKREVAをDISるような内容の曲を発表してました。

2006年のことです。この二人が一緒に曲をやる未来があるとは誰も予想していなかったという経緯があります。

蓋を開けてみると、長い年月を経てお互いを認め合う関係になりつつもバチバチのライバル関係を崩さないラップの応戦が非常に楽しかったです。

Live版も公開されてましたがすっごい上手い。


ぬぬぬぬぬぬ(以下略):ネ土会ェ貝南犬☆カゞんIよ″るノDA!!。

なんか今年の後半はボカロ・ボイロの曲をよく聞いてました。原因はこの曲です。

なんというかこの曲をつくった方、曲も作れるし絵も描けて動画もできちゃうマルチな才能のすごい方なんですがもうふざけまくってるんですよね。
名前(基本的にSNSや動画サイト等、名前欄の最大文字数まで「ぬ」で埋め尽くされている)もそうですし、この曲もコメント欄で「珍しく最後まで普通に曲として成立している!」というあんま聞かないタイプの称賛コメントがあったり。

この曲がこの方の代表作かと思うのですが、歌詞こんな↓ですからね。パロディも非常に多い。(サムネは「絶対に笑ってはいけない」のときのサンシャイン池崎。特に文脈はない。)

最初の1分くらい。あと8分ほど続く

一応、この曲をある程度理解するには↓を読むといいけど読んだところで黒い可不ちゃんもシチューうどんもこの人が勝手に作った設定なのでカオス。


GYARI:私の酸素を吸わないでほしい / Vo.羽渦ミウネル

こちらも絵も描けて動画も作れるのに音楽もできちゃうすごい人。GYARIさん。

とあるVtuberが動画内で発した言葉を数個サンプリングして無理やり音階をつけてメロディにし、ジャズ調の素敵なバックミュージックとあわせて完成されたこちらの曲。

このVtuber、羽渦ミウネルさんというのですがこのデザインしているのはGYARIさんです。なんなら羽渦ミウネルさんが所属しているvoms_projectはGYARIさんによるVtuberプロジェクトです。

それを踏まえてこのコメントを嗜む。

この、無理やりメロディにしたときに使っているツールがMelodyneというもので本来はボーカルのレコーディング時に若干外れてしまったピッチを修正する目的のものです。自然にやろうと思えば補正したかなんてわかんないレベルにできますし、逆にあえて不自然さを残すことで(例えばPerfumeのような)ケロケロボイスにすることも可能。ただ、普通の喋りをここまで加工して曲にしてるのは見てて楽しいです。


Maika Loubté:Flower In The Dark

さて、気を取り直して素敵な曲を(ここまでの曲も全部素敵です)。これは2021年なのでちょっと前の曲ですね。マイカ ルブテさんという方の曲です。日本人とフランス人のハーフなんですって。

わたしエレクトロニカというジャンルの曲が好きなんですが、大変困ったことにエレクトロニカの曲って非常に探しづらいんですよね。特に、海外では「エレクトロニカ」は「電子音楽全般」を指すらしく、海外でelectronicaを探しても普通にハウスっぽいのとか出てくるから大変。さらに、それぞれの考える「エレクトロニカらしさ」もだいぶ違ってくるんですよ。近い曲を探しても「これはなんか違う……」になる。

一応、私としては「アンビエントに近いシンセサウンドの上にノイズ・クリック等で複雑に構成されたビートの組み合わせ(ただし、テクノ等と違い踊るための機能は有していない)」がエレクトロニカらしいなと思っています。あと、もし可能であればBPMは105~110の範囲が良いです。好みの問題です。

↑この曲、ボカロで色々と曲を発表しているkiichiさんという方のインスト曲なのですが、私はこの曲が私にとっての「エレクトロニカ的」そのものです。いまオフィシャルで入手する手段がないのでおすすめしづらいのが難点ですが、私の人生でトップクラスに好きな曲です。

で、話をもどすとFlower In The Darkに関してはビートはクリック・ノイズではないもののシンセの音がものすごいエレクトロニカしてます。ボーカルもいいですね。
初めて聞いたとき、エレクトロニカの名盤であるKettelさんの「Re: Through Friendly Waters」に収録されている「Shinusob」を感じました。こちらもとても素敵です。


ダズビー:福寿草 (COVER)

ダズビーさんは妻から教えてもらいました。これはボカロ曲のカバーですね。声がとても素敵です。この曲は歌詞がすごく救いがあって、私の「回復」というプレイリストに入れています。つらいときに聞きます。

なんていったらいいんですかね……実際の音の高さ、低さと、聞こえてくる音の高さ、低さの印象が全然違うというか、そのコントロールが聞いていてすごく楽しいんです。一聴すると若干ハスキーな感じなのでそこまでキーが高くないのかと思いきや全然そんなことはなくめちゃめちゃ幅が広い。で、なんかそれを不自然に「高い声も低い声も出せまっせ!」って主張するでもなくボーカルに専念してる感じが良いです。

例えばこの曲ですが「アディオス」と繰り返しているところと、最後(3
:00くらい)のフラフラリの部分は高低差が結構エグいですね。

あと語尾の抜け方もすごく好きです。なんか、こういう「繊細にコントロールしてる系」のボーカル好きなんですよ。特に「あ」段が良いです。アディオスで言うと、最初の「わらっていますか」の「か」は抜けるときに一瞬「い」の音が入ってから息を吐いて整えて次の音に向かっていく感じですが、2番の「君の夢見る僕は」は少しウィスパーっぽく倍音を多めにしてフェードアウトするような……だんだん自分がキモくなってきたのでこの辺にします。


Cornelius:環境と心理

前回、METAFIVEというバンドの同名曲が好きだといいましたが、そのメンバーであるコーネリアス(小山田圭吾)さんの今年発表したセルフカバーです。色々あったけどリリースを再開したようです。

この曲も歌詞が非常に好きなんですよね。「回復」プレイリストに入れてます。私ボーカルは好きなんですが基本的に歌詞の内容ってあんまり興味がないんですがたまにハマるとずっと好きだったりします。今年の鼻歌ベスト1だと思います。

Salyuさんとかに歌ってほしい。

↑鼻歌部門だとこの曲もなんか歌っちゃう。

おわり

こんな感じかなー。少ないなーほんと。下半期はカセットテープもほとんど買わなかったからなぁ。音楽に触れなかった。もったいない。
ちなみに今年1番は上半期の方に書いたMIKAZUKI BIGWAVEさんですね。
来年も楽しく曲を聞いていきたいです。

ねむい あそびたい