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#49 Rodolfo Vieira vs. Armen Petrosyan のレビュー


対戦カード結果

勝者と結果:1R、肩固めでヴィエイラがペトロシアンを仕留めました。柔術家にとって理想的な展開。FONのパフォーマンスでした。

内容コメント:戦前、わからないながらもペトロシアン勝利で展開予想をしていました。結局蓋を開けてみるとその推測があまりにもアホっぽい予想となる結果になりました。とはいえ、どちらかに運がたまたま傾いた。というよりはヴィエイラの方がMMAファイターとしての総合力の成長を戦略に反映してきたように感じられました。
 試合開始とともにペトロシアンが正面からプレッシャーをかけていきますが、ヴィエイラはサークリングを駆使してさばいていきます。なんか以前よりヴィエイラのスピードが増してるように見えました。ペトロシアンのパンチにもヴィエイラは打撃を返して行きます。
 徐々にTDフェイントを交えるヴィエイラ。ペトロシアン警戒してか手数が減りプレッシャーが弱まったように見えます。と、ペトロシアンのパンチにダブルレッグを合わせ、後は独壇場。最後はラウンド終了の残り時間を僅かに残して肩固めを極めきりました。
 ペトロシアンとしては一発のTDで試合が終わってしまったため悔しいでしょうが、自身の強みであるスタンドにヴィエイラが対処し立ち向かって来たこと、相手の打撃ではないスタンド力=TDフェイントにやられてしまったように感じました。

ポイントになったこと:ヴィエイラのTDフェイントのプレッシャー。

次回対戦カード希望:柔術vsストライカーというスタイル対決に勝利したヴィエイラには続けてストライカー、もう少しMMA経験値の高い選手との対戦を見てみたいところです。本興行でロボコップに敗れたタバレスなんか次の"試験"としては興味深いかもです。

その他

 本興行はリアタイで見れず、予習をしたヴィエイラvsペトロシアンの試合しか見れてませんので他の試合についてコメントはありません。
 試合自体の話題ではないですが、今回、元UFCファイターであるクリス・リーベンがジャッジを務めていたようです。往年の選手が引退後も所属していた競技に関わっていくのは良い事だなぁと個人的には感じました。ベアナックルやその他の身を削るファイトビジネスで稼ぎ続けるよりも…

次回予告

次回のUFCは、UFC 298: Volkanovski vs. Topuria。フェザー級の最強王者に若き無敗の闘牛士=トプリアが挑みます。

 プレビューを予定している試合は当然、Alexander Volkanovski vs. Ilia Topuriaのメインイベントです。個人的にトプリアを応援しているので、どうすればボルカノに勝てるんだろう…という考えを元に予習をすることになりそうです。

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