#72 Mateusz Gamrot vs. Dan Hooker のレビュー
*プレビューはこちら↓
参照:
対戦カード結果
勝者と結果:割れた判定はプレッシャーを与え続けたフッカーへ
3R判定。シーソーゲームをフッカーがものにしました。この試合はFONを獲得。フッカーは地元の声援を背にしっかりと期待に応える戦いを見せてくれたと思います。ガムロットは本当にリスクしかない戦いをよく受けたと称えたいですが残念ながら結果はついてきませんでした。
内容コメント:
普段サウスポーのガムロットがオーソドックスで試合をスタート。フッカーはやはりプレッシャーをかけて行きます。ガムロットはそんなプレッシャーに対してしっかりと対応。右から入る三連打のパンチで応戦していきます。ガムロットの打撃がかなりいい感じでハマっているように思いました。しっかりとフッカー対策をしてきたのでしょうか?テイクダウンも決めフィニッシュ近くまで攻め立てますが立たれます。と、1R後半フッカーの強打がヒット。タフなガムロットはしのぎますがダメージとスタミナが心配な動き。2R、変わらずフッカーはスタンドのプレッシャー。ガムロットはサウスポーに構えます。ガムロットはそこからテイクダウン。即サイドポジションまで手を進め肩固めを狙いますがフッカーがガードに戻して立ち上がります。スタンドでは変わらずフッカーがプレッシャー。ガムロットはテイクダウンを狙うも切られだし、そろそろしんどそう。3Rタックル狙うもフッカーのプレッシャーがきつく寝かせるまでには至らず。ただ、スタンドの打撃、フッカーはプレッシャーかけるも手数はそこまで?ガムロットは下がるものの当ててはいるような?結局、1Rが割れフッカーが判定をものにしました。ガムロットはもっと打撃でやり合っても良かったかもですね。
ポイントになったこと:フッカーのプレッシャーが結果的にガムロットを削った。
フッカーの前に出る力強さ。結局これが勝敗を分けた様に思います。2R後のインターバルにテンション高く笑いながら3Rに挑んだフッカーと疲れた表情のガムロット。お互いタフな選手ですがやはり前に出る方が競った対戦では戦いを有利に運べるのだなぁと感じました。このあたり、フッカーがホームということもあり、地元の歓声が尚更力になったのかとも感じます。
次回対戦カード希望:フッカーは一気にタイトル戦戦へ?
これで11位のフッカーが5位のガムロットはを破ったため、ランキングをジャンプアップしたこととなります。おそらく次のタイトルマッチはマカチェフvsツアルキヤン。ランキングはオリベイラ、ゲイジー、ポワリエ。三人とも直近敗戦していることを考えるともしかしたら…逆にガムロットとしてはかなり痛い敗北になってしまいました…
その他
本興行のメインイベントは王者デュプレシvs挑戦者アデサニア。結果はまさかのデュプレシ一本勝ち。打撃を被弾し効かされても前に出てプレッシャー。最後は打撃を効かせ、寝かせて仕留めるという決してスマートではないですがらしさ満点の戦い方を見せました。ここ最近UFCではスマートに戦いがちのストライカー寄りの選手を不器用ながらもガチャガチャした運動量のある選手が勝ち切るケースをみる機会が多い気がします。
次回予告
次回のUFCは、UFC Fight Night: Cannonier vs. Borralho。9試合しかないコンパクトな興行です。
プレビューを予定している試合は、Michael Morales vs. Neil Magnyのウェルター級マッチです。無敗のモラレスがいぶし銀のマグニーさんに挑みます。これまでの対戦相手と比べ圧倒的に経験値のある選手ですが一気に飲み込んでしまうのか?地金を見せる戦いを見せるのか?メインのボハーリョも楽しみですがこの試合も楽しみに観戦したいと思います。
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