見出し画像

欲しい色を自在に混色して作る方法

欲しい色というのが自分の頭の中でイメージした色の場合は、混ぜて作った色がイメージとマッチしているかは本人の感覚でしかわからないでしょう。

しかし、目の前にある静物や風景、もしくは写真の色とマッチする色が作れたかどうかは混色した色を近づけて比較してみればわかると思います。

たとえば目の前にあるみかんの影側の色とピッタリ一致した色が作れたかどうかは、その色を筆にとってみかんに近づけて比較してみればわかります。

それで、どうやって混色するかなのですが、やり方はいくつかあると思います。

ひとつは伝統的な色相環に相当するチューブの色を12色揃えて、それらを基本色として、もとになっていると思われる色相の色に見当をつけ、明度や彩度を上げ下げしながら欲しい色に近づけていく方法です。これは僕が青山塾でカラーチャートとともに教えている方法です。

あとは、使う色をほぼ三原色プラスアルファに制限して、少ない色数から欲しい色を作っていく方法です。もしかしたらこちらのほうが色の理解が深まるかもしれません。ただ、目の前にある実物の色とマッチする色を作るという意味ではこの方法がとても有効ですが、頭の中のイメージの色を作る場合は、12色くらい最初からあった方がやりやすいかもしれません。

ここから先は

799字

¥ 100

サポート、フォロー、コメントしていただけたらどれもとても嬉しいです。いただいた分は自分の継続エンジンの燃料として使わせていただきます。