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RPAとシン・事務職

この記事は #RPAコミュニティアドベントカレンダー2021 by #RPALT
12月19日分の記事として執筆しています
https://adventar.org/calendars/6396

1.自己紹介


私は2021年9月まで昭和の香り残る田舎の製造業で生産管理システム維持を行ったり、新規開発要望をICT部門へつなげる業務をしていました。
2017年から上層組織でBizRobo!を導入することが決定し研修を受けたのち、RPA開発及び部内への推進に携わることになりました。
これまでのRPA活動を振り返り、これから事務職はDXにどう向き合っていくのだろうということをRPAに絡めて考えてみました!

2.RPAを導入のころ(2018)


上部組織でRPA導入が決まった時の印象 → すごいことが始まる予感!
BizRobo!はサーバ型のロボ。多くのロボを作り、事務職の固定費を削減したいというのはもちろん、社員の意識改革でもあると思いました。
なぜなら冒頭にも書いたように私の会社は昭和の香りが残る社員が多くてExcelもピボットテーブルってよくわかんない。というような状態でした。ITリテラシーの感性も鈍く、情報セキュリティでインシデントな案件がたびたび発生していて社内教育も盛んに行われていますが、なかなか他人事意識が変わらない現実がありました。
私はこれまで事務作業をするときにEXCELマクロを作っては効率化していて事務員がロボット開発ができるようになれば新しい世界が開けるだろう、事務職の切り札になっていくだろうという気持ちで開発者研修を受けました。

3.2~3年目の変化(2018~2020)


部門内の各セクションのパソコン好きの人を捕まえては開発研修に参加していただき、開発者も増え情報共有の場も作りました。
製造業が行う改善活動の中にRPAもエントリーし認知度も上がりました。
1年間の成果を含め部門でロボット展示会も行い、さまざまな種類のロボットがあることを広報したところ、RPAという言葉が自然に会話の中にでるようになりました。特に、30~40代の社員が相談に来てくれるようになりました。これはRPAの大きな成果であり、DX向きのシン・事務職の誕生だ!
と思いました。
同じような業務ってどこかにあるんじゃない?
・データで取れないものってないよね!
・自分で調べてみよう!
・他部門でも一緒にできないか声をかけてみよう etc…

4.そして現在(2021)


部門内では200以上のロボットが開発され、業務の担い手として定着しています。代表的なロボとしては、以下のようなものがあります。
・アナウンスやメルマガメール系ロボ
・データ突合し記載もれなどを抽出するロボ
・システム入力作業系ロボ
・データダウンロード系ロボ
・勤怠、残業時間チェックロボ

導入した頃 魂を抜かれる(仕事がなくなる)と誤解していた方も、冷ややかな目で見ていた人も、今や要件定義書を書いて持ってきてくれることも珍しくなくなってきました。
RPAはただ作業を楽にしてくれるだけではありません。自ら業務プロセスを分析しどのような意味があるのか考え動くことができるようになるメリットもあるのだとしみじみ感じます。

5.まとめ


RPA活動を通して他人事ではなく自立した社員こそがDXに対応していけるシン・事務職なんだと感じました。
この数年の間に特別IT要員でなかった社員もDXレポートを読んで情報を得るようになっていますし、このような流れが大切だと思います。
RPAがこの流れを作っているといっても過言ではありません。
また、近年中に事務職がなくなっていくという研究もありますので危機感をもってシン・事務職になることが必須だと声を大にしていいたいです。
私自身も2021年はたくさん悩み、公私共に大きな決断をしてきましたが、2022年は働き方を変え、シン・事務職としてさらに成長したいです。

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ご精読ありがとうございました!
次の日は ふじのすみこさんへバトンタッチします☆



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