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移動平均線(MA)について2

こんにちは。キツネの目と申します。
前回は「MAについて」「SMAとEMA」の違いについて記載していきました。
今回は僕が実際に使用している、「SMAとEMAの使い方」について記載していきます。
よろしくお願いいたします。

1、SMAの使い方

僕が使っているSMAは「200SMAと800SMA」です。

「期間」という部分が、200800と違っているのがわかりますか?
期間の数字が、SMAのロウソク足の本数を表しています。
つまり、僕は200本分と800本分のロウソク足の平均値を見ている。ということですね。

では、なぜ200と800なのか?
この理由としては200MAと800MAそれぞれ2つあります。

1、般大衆が一番使用しているから。(200SMA)
一般大衆が現在の価格を「高いと思っているのか」それとも「安いと思っているのか」その目安となるんですね。

こちらは現在のEUR/GBPの日足です。
白の線と紫の線が確認できますか?
白が200SMA・紫が800SMAです。
申し訳ありません。
ピンクの線に矢印を付けてました。
正しくは紫の線が800SMAです。
訂正致します。

このことから現在のEUR/GBPの価格は200SMAより下に位置するので平均より安い価格と大衆は思っている。ということなんです。

※優位性について

「優位性」という言葉が相場の世界では存在します。
相場は基本的に、上がったら下がるし下がったら上がります。
そういう意味では通貨ペアに関したは、「全てレンジ」と言えます。
AUD/JPYはとても広く考えるとだいたい、55円~105円のレンジといえるんです。

つまり、105円付近までくれば売りの優位性が高くなるし、55円付近まで来れば買いの優位性が高くなる
そして105円と55円のちょうど中間値の80円付近は最も優位性がなくなる。といえる。ということです。
そこにトレンドが加わると、相場は少し複雑になります。が原則の、上がれば下がるし、下がったら上がる。ということを覚えていてください。
ごめんなさい。
話が優位性に脱線しました。
200SMAの話に戻します。

2、一年間の市場が動いている日数がおよそ200日だから

200本分のロウソク足。ということは、およそ一年分のロウソク足ということなんです。
それはつまり、一年間の平均値を表している。ということです。
年間通しての優位性を確認できるのは、優位性という観点からもとても大事になってきます。

僕は「トレンドライン」「水平線」を使用して相場を分析しています。
ラインをひいて分析をする際に、自分のひいたラインが必ずしも正しいわけではないという気持ちを常に持ち続けなければならない。と自負しています。
そこで、少し自分のひいたトレンドラインの精度を高めるために、200SMAを参考にしています。

黄色の斜めのラインがトレンドラインです。
トレンドラインの中に、200SMAが収まっていると、そのトレンドラインは一般大衆と目線があっている可能性が高くなります。
そんな風に使う場合もあります。

3、800SMAについて

1、シンプルなタッチ逆張りでも十分通用する。
この子は時間足を問わず、シンプルに800SMAタッチの逆張りでも利益になりやすいです。

AUD/JPYの週足です。
急激に上昇してきたトレンドを一旦止めるほどの力がありました。
その後もそれまでの上昇を否定するように上下し最終的に下落させるきっかけになっています。
この子は200SMAと違い、単体で十分な力がある。と思っています。
なかなかタッチしませんが、タッチする機会がありましたら参考にしてください。

2、アメリカの大統領選周期

アメリカの大統領選は「4年に1度」です。
先ほど、200SMAでお話しましたが、200SMAは「1年間の平均値」でした。
アメリカの大統領選を意識して、200SMAの4倍の800SMAを使用しています。

現職の大統領が、再任するためには、米国株(ダウ)が高値圏にいないといけない。
というルールがあります。
そのため、昨年のトランプ元大統領は大統領選時に「米国株が最高値である。」である。とアピールしていました。

ただし、一方的に米国株が上昇し続けるのは、「インフレ・デフレ」問題となるため、4年の半分の2年かけて、米国株を下落させ、残りの2年間で最高値まで上昇させる。
そんなシナリオでバランスを保っているのだと考えています。

つまり、好景気・不景気は政府が意図的に操作している。とも言えます。
米国株が上昇する時は、好景気に。(リスクオン)
米国株が下落する時は、不景気に。(リスクオフ)

2年という周期で、相場もリスクオフ・リスクオンを展開している。
そんな考えを視覚化するために、800SMAを表示させています。

いかがだったでしょうか?
今回は少し長くなりましたが、「SMA」について解説致しました。
明日は、「EMA」について記載していきます。
よろしくお願いいたします。

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