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ハト派・タカ派について

おはようございます。キツネの目と申します。
昨日は「ファンダメンタル」について記載しました。
本日は、「ハト派」「タカ派」について記載していきます。
よろしくお願いいたします。

ニュースやSNSでたまに、「タカ的な発言」とか「ハト寄りな人」とかそんな言葉を見たり聞いたりしたことはありませんか?
これらの言葉には、しっかりと意味があって、為替や株にも影響を与えることがあります。

1、ハト派とは

鳩(はと)=平和の象徴
特に、「白い鳩」は平和の象徴とされています。
これは、聖書に由来するとされています。

旧約聖書の中では、神は堕落した人間を一度滅ぼそうと大洪水を起こします。
しかし、人間のノアはあらかじめ神から大洪水のことを教えてもらっており、いわゆる「ノアの箱舟」を作って動物たちと難を逃れました。
その後、ノアは洪水が収まったかどうか確認するために鳩を放ちます。
やがて鳩がオリーブの若葉をくわえて戻り、洪水が収まったことを知ります。

白い鳩は他の神話にも登場しており、やがて平和や愛の象徴になったといわれています。

このことが「ハト派」の由来となったと、僕個人では思っていますが正確なことはわかりません。

つまり、「ハト派」というのは「人々が現在、平和を願っている。」という気持ちの表れなんです。
平和を願っている=現在、平和ではない=リスクオン


ハト派は、短期の金利を引き下げ、景気を支えることを考えます。
そのため、「量的緩和」であったり、「利下げ」をする傾向にあり、これらを総称して「金融緩和政策」と呼んだりします。
この政策は、経済や株式市場にとってプラスとなる一方、インフレーションが上昇するリスクを伴います。

2、タカ派とは

「タカ派」という言葉は、もともとはアメリカで使われ出したものです。
1798年、当時のアメリカ大統領であるトーマス・ジェファーソンが、対立していた連邦派を指して「War Hawk(戦争のタカ)」と呼んだことが始まりとされています。
これは、フランスとの戦争を唱える好戦的な態度を、猛禽類のタカに例えて揶揄した表現になります。


タカ派は、金利を引き上げインフレーションを抑制することを目的としています。
しかし、利上げを行うと企業の借入負担が重くなることから、景気にとってマイナスに働くことがあります。
このため、利上げは株式市場にとってネガティブな影響を与えることがあります。
また、利上げを行った国の通貨は、高い金利を求める海外のマネーを引き寄せる要因にもなります。

好戦的な猛禽類のタカ=現在、人々は好戦的になっている=危ないぞ!=リスクオフ

僕はこのように覚えています。
よく逆になります。。。

以上が「ハト派」・「タカ派」の説明でした。
ファンダメンタルを説明するうえで、必要な知識なので具体的な中身の説明の前に記事に致しました。

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