【スクスト2】エピソードAlcor最終話を読みました。

第3話が配信されたころから夢中で追ってきたエピソードAlcor。
めちゃくちゃおもしろかったし、スクストのメインストーリーって
感じで最高でした。エピⅢと肩を並べるレジェンド。
ありがとうエピソードAlcor。フォーエバーエピソードAlcor。

※以下ネタバレがあります。
※凝った考察とかは特にありません。ただの感想です。

最終話

これまでの最終回と比べると若干短く、エピローグ的な位置づけなのかなと感じましたが、エピソードⅢみたいに様々なチャンネルや時代をまたぐ話ではないのでこれくらいさっぱり終わった方がリアルでいいですね。
個人の感想ですが、なんか必要以上にドラマチックにしようとすると逆に冷めちゃうので……。

13話と最終回の間に混沌プラトーンを挟んだので、塔にたどり着くまでどれだけ激しい戦闘があったかは混プラを遊んで各自で補完してくださいって感じの仕掛け僕は好きでした。いやぁ…アルコアの導きは強敵でしたね。
もう混プラはこりごりだよ~って思ってたけど最近気づいたら画面の左端に混プラのアイコンを探してしまっています。

お気に入りのシーン

その……言うまでもなく全部よかったんですが……。
最後に残ったオブリとしてのひびきを討伐するところは迷いがなくてよかったですね。二穂だって持病で長くは生きられないと分かっているのに死ぬことへの恐怖を乗り越えて、その上ここで討たれるひびきの分まで背負ってこれから生きるという覚悟をよどみなく告げるのかっこよすぎる。
対照的に今までずっとこの連鎖を終わらせてほしいと願っていたのに、いざその時が来るとやっぱり死にたくないという、いわば本当の死への恐怖みたいな感情が描かれたひびきも切なくて、読んでて胸が締め付けられるような、そんな気持ちでした。
そして、これまでプロジェクトAlcorの制御下を外れたときに何度も何度も経験したであろう大剣で切り裂かれる光景が、最後は二穂によってもたらされ、それがひびきにとってはある意味救いになって、そして全てが終わる瞬間はあっけなく……というのがまた……もう……言葉にできない……良さ……なんなの……?
全然関係ないんですが、塔の中で終わりの時を待ち続け、記憶や感情をほとんど失ったひびきが朧げに覚えているのがいつか見た朝焼けの空って、相当すきだったんだなってなって、僕は泣きました。

戦闘が終わり、オブリとなったひびきが消滅したことで冥導世界が観測できなくなりました。冥導変身については、ざっくり言うと時空管理局側でデータのコピーを取ってるから大丈夫ということらしいです。
XXRメモカを取得するためにプレイヤーはかなり時間とお金をかけてるので使用不可にするわけにもいかないでしょうし、参照元の世界がなくなったらどうなるのか気になってましたが、いい感じに着地したんじゃないでしょうか。今後も使える重大設定ですね。

プレイヤーの都合はさておき、ひびきがいたことの証として冥導メモカはこれからも大事にすると言った二穂や椿芽の気持ち、強くて優しいですね。
スタッフロールの後ろで星空の境界を訪れたり、歌劇の脚本を読み返したりして、ひびきがいたことを確かめるように過ごしている仲の良かった子たちの姿を見て、切ないけど、どこか前向きな気持ちになれて良かったです。
最後に、二穂と紗々がひびきと初めて出会った繫華街にいるシーンが流れ、僕は泣きました。みんなひびき好きすぎるだろ……。優しい……。

とまぁ、ここまで最終回のストーリーを読んでかなりのしんみりお別れムード、「もう会えない人」、「もう見えない星」というエンディング前のテキストを見て、あ、これはひびきちゃんはもう……と半ばあきらめかけてたんですが、おい、Cパート。
五稜館学園の制服を着たひびきちゃんが話しかけてきてくれたんですが??
お??しかも両親ちゃんと生存してるっぽいんですが??きっとまた会えるよね??会いたいが??またね??またね!!!!!

だ…駄目だ まだ笑うな…
こらえるんだ…
し…しかし…

逆にあんなCパート用意しておいて何にもなかったらそれこそ人の心がないcorなんですが……。運営よ、我々の心を弄ぶのがそんなに楽しいのか?ってニューヨークの辛口メディアみたいなご意見送っちゃうぞ。さすがに。

全体を通して

ひびきちゃんのハンカチを隊長が持っていたという謎、よくわからないって言い続けてましたけど、最後まで読んでまた1話を読んでやっと分かりました。
歌劇サークルの部員から編成を外れろと言われ、落ち込んでたシーンで涙を拭くためハンカチを出そうとしたその時、猫(隊長)に気付き、身の上話を始めるひびき。予備校の時間が来てその場を去りますが、おそらくその時に落としてたんですね。で、最終回のCパートでは現今世界のひびきが花の咲いた土手で落としたことになっており、それを隊長が届けたという流れでした。どこで拾ったとかじゃなくて、ずっと持ってたんですね最初から。
1話のチャプター「邂逅」の段階ではひびきの名前は明らかになっておらず、名前のところに印がついていないため、現今チャンネルのひびきなのか冥導チャンネルのひびきなのかはぼかされていましたが…。
おそらく最終回を見たことで、現今世界の(ひびき)に切り替わったというか確定したというかそんな感じなんでしょう。知らんけど。
間違ってたらクソ恥ずかしいな。あと、私はそれ、小学生のころから気付いてましたけど?という方がいましたらマジで恥ずかしいのでこっそり黙っててください。

全14話ということで、他のメインエピソードと比較すると若干短い感じはしましたが、内容は濃く、読みごたえがありましたね。
新キャラクターのひびきちゃんも、二穂と雪枝ちゃんの幼馴染コンビの仲を脅かすくらい二穂と濃い関係になってて、8年やっててこんな新キャラクターを出してくるのかと感心しきりです。
また、エピソードⅢでかなり壮大な話をやった後で、スクスト的な謎を引っ張る面白さをのこしつつ一人の人間に因果が集中して現れた狭い世界を描くというのもまだこんな手法があったのかと驚きました。
長く続くタイトルですが、まだまだ新鮮な楽しみを供給してくれますね。

ひびきはオブリだから討たなければならなかったけど、彼女がここにいたことは忘れずに生きていくんだという決意のエンドも良かったです。
最近の傾向としては、メインストーリー完結後に後日談などの続編が公開されることが多いですが、エピソードAlcorに関してはいらないんじゃないでしょうか。それくらいキレイに終わったと思います。でも二穂やひびきちゃんの活躍はまだまだ見たいので、あったらあったで嬉しいです。

重ねてになりますが、ホントに面白かったですエピソードAlcor。
正直エピソードⅢレベルの面白さのメインエピソードはもうないと思っていました。また面白いメインエピソードが読めるのを楽しみにしています。

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