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2028年2月18日

 そろそろ誰か「実は○年後の未来から来たんだよね」って言い出す人がいても良い気がする

学生時代の友人のことば

 昔から、パラレルワールドとか時空を越える話が好きだった。特に、2006年公開の『時をかける少女』(スタジオ地図)が大好きだった。高校生の頃は、部活の舞台で「未来から来る女の子」の役を演じたこともあった。


 今日の午後、私が勤めている職場に集荷に来た配達員さんは、初めてお会いする方だった。

 その人はプリンターのトナーを回収すると、控えの伝票をカウンターで書き、渡してくれた。私は違和感を覚えつつ受け取った。

 その人が伝票を書いている姿を目の前で見ていたが、その筆致に迷いはなかった。私の見間違いか(その人とは逆から見ていたから)と思わせるくらいには、その人に迷いはなかった。手渡された伝票をもう一度確認すると確かにそう書かれていた。

2028年2月18日

 これが「単なる間違い」と言ってしまえばそれまでである。私も私で、指摘しても良かったのかもしれないが(または指摘するべきだったのかもしれないが)、どこかで期待していたのかもしれない。あのことばを。

6年後の未来から来たんだよね

 次、いつお会いできるかは分からない。仮に会えても次は正しい日付を迷いなく書くかもしれない。日付を間違えた認識もないのかもしれない。でも、もし会えたら。次も同じように未来の日付を書いたら。私から話してみても良いかもしれない。

奇遇ですね。
私もここにお邪魔しているんです。