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東京で旗を揚げました。

遅ればせながら、
きっとろんどん東京旗揚げ公演「概ねワシントン」
無事終幕致しました。
客演の皆様、スタッフの皆様、そして観に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。

あ、書いているのは井上です。諸々バタバタしていて久しぶりの投稿となりました。毎週金曜更新と謳いながら金曜に更新したこと無いような気がしています。今回もなんなら次の金曜日の方が近くなってしまいました。他のメンバーは割と守っているような気もするので、是非今後とも良ければたまに読んでいただけると幸いです。メンバー全員が、どれくらいの人に読まれているのか全く見えていないまま書き続けているnoteです。

旗揚げ公演と言っても北海道で何度もガンガン公演をやってきた我々なので割と強くてニューゲーム的な気持ちで挑んでいたのですが、北海道と東京では勝手が全然違いました。
有難いことに結構沢山のお客様に来て頂けたのですが、ぶっちゃけた話赤字でございます。劇中でリンノスケが背負う借金(200万)程では無いですが。他の劇団は上手くやっているのだろうか。そりゃまあ東京の芝居のチケット代は高いよなって思いました。

ただその一点を除けば、なかなか好調な旗揚げを出来たのではないかなと思っています。東京で知り合った諸先輩方も多く観に来てくださったのがとても嬉しかったです(嫌われてなくて安心しました)。わざわざ北海道から観に来てくださった方も多くいらっしゃって、それもまた嬉しかったです(我々の歪んだ北海道への愛情表現が不快に思われてないことを願っています)。当たり前ですが、面白かったと思ってくださった方からの評判は良かったので嬉しかったです。出演者の皆様も、それぞれ観てほしい人に観てもらい直後に割とテンションの上がる感想を頂けていたようで、日を追うごとに気分上々↑↑でした。井上個人としては北海道で毎度感想に書かれていた「人が死ぬ話はいかがなものか」系のものが一切無かったのが驚きでした。東京が死に寛容なのか、それとも過去の公演では不必要に人を死なせすぎていたのか。

電光掲示板で表示されるエフェクトは全部自分が夜中に泣きながら入力したものなので、電光掲示板が褒められると狂ってしまうほど嬉しかったです。当初の予定では下手奥の段差の部分にもう一つある予定だったが客席から見えなさそうなのでカット。上手手前の電光掲示板では毎回時刻を表示するつもりだったのですが、ゲネで観て目障りだったので全て消し去りました。
癖の強いアプリ故気まぐれなラグがあるという相当な代物だった電光掲示板のオペをお願いしてしまった演出助手の長谷川さんには足を向けて寝られません。本当にありがとうございました。電光掲示板をどんどん使いこなしていく姿に劇場にいた人間全員が尊敬の眼差しを向けていました。天才です。彼女がいなければ終わっていました。

今回の出演者チームは井上・山科・リンノスケ(・久保)のメンバーと、ヒロさん・熊谷さんの上京前に出てもらったことある組、面識はあるけど出てもらうのは初めての原さん、初めましての藤さん・桜井さん。以上のメンツでした。穏やかを目標に集めたパーティです。結果めっちゃ穏やかでした。異様に仲の良い座組で楽しかったです。異郷の地で会う同郷の民だから北海道で会うより仲が良かったのかもしれません。それが慣れ合いにならず良い風に芝居に作用していたならば何よりです。

という訳で旗揚げ公演が終わり、これからも東京で頑張っていくぞーと思えた我々なのですが、もし何か仕事をふれる力をお持ちの方がいらっしゃいましたら、どうか我々に仕事をふってください。背水の陣で頑張ります、と山科とリンノスケも言っています。井上もあれくらいの死に方だったら出来ます。あと、あんなテイストの脚本だったらいっぱい書けます。あまりにもハートフルな脚本は書けないかもしれないです。でもお願いされたら頑張ります。今調べてみたら、ハートフルって英単語だと有害な、痛ましい、傷つける、苦痛を与えるって意味なんですね。ハートフルとは一体何なんだろうか。

そして今考えているのは東京第二回公演ではどんな話をやるかです。なんなら千秋楽終わった直後の打ち上げでも考えていました。いつになるかはまだ未定ですが、もしご都合合えば観に来て頂けたら幸いです。

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