つるが譚〜4章〜
キツネ玉と違ってタヌキ玉は姿を消すこともできました。それが幽身の術。
「幽身だと食べなくても大丈夫なんてタヌキ玉ってスゴイですね♪」
「タキも知りませんでした…でもタキは早く元に戻ってお腹いっぱい食べたいのです🍃」
タキもいざという時に幽身の術を使ったことはありましたが、これほど長く幽身でいたことはありません。それにクンクン♪と匂いを嗅ぐだけで食べなくてもお腹が満たされるのもとても不思議でなりませんでした。
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ご信心が500を超え、神様のお告げがありました。
葵を飾り 祷りなさい
葵に祷り 口になさい
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口寄せの儀
葵を飾り床につくとタキは夢を見ました お山に向かって大声を出すと
幽谷響(やまびこ)が声を返してくれる夢
そうしているうちに 幽谷響が話をはじめました
葵ノ木霊(あおいのこだま)と申します
大神の仰せによりて 其方の声となりましょう
葵ノ木霊姫は静岡の幽谷響さんみたい♪ 姿は見えないので想像だけど🍃
https://youtu.be/vI80HuJkI_k
こうして声になるまで時間はかかる口寄せの儀ですが、声を得たタキは
少しづつ敦賀の思い出に音をつけていくことにしました。
https://www.youtube.com/channel/UCA9qi0zjuyZPncl_vB4Jk9Q/
最新のお話はTwitterで進んでいますが、 振り返れるようにnoteでまとめ記事にしています。