身体の役割

肉体を通して、いろんな感情を知ることができる。
昔、そっと蓋をした怒りやかなしみ、先祖から引き継いだ傷を、外側の出来事と身体を通して解消することができる。
肉体を通して、本当にいろんな体験をさせてもらった。
それなのに、身体に対してずっとひどいジャッジをしてしまっていた。
「自分の」身体と認識していたけれど、身体は自分のキャラクターの一部ではない。
瞑想していたらよくわかるけれど、思考なしで呼吸は自然に起こる。呼吸だけでなく、消化もそうだ。
身体は身体で私の意志なしで存在している。
もっといえば、すべてのことは私の意思なしにただ自然に起こっている。
ならば、身体の調子が悪くても、それは「私」のせいでもなく、ただ身体が表現しているだけ。
身体は宇宙の意志をただ表現しているだけだ。
それがわかると、急に自分のからだが愛おしくなった。
「もっと肌がきれいだったら」「もっと痩せていたら」なんてジャッジしたりコントロールするのは、おこがましい。

この身体をとおして、自分や先祖たち、世界が抱えた感情や傷を癒しているのだから、どんな状況でも誇りに思うべきなんだ。

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