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ハロウィーンとケルト文化?

 今日は、ハロウィーンである!ウィーン!とは、アィ〜ん!!!につながる言葉なのかもしれないが、詳細は不明である。「詳細が不明」といえば、そもそも、ハロウィーンとケルト人のお祭りとの関係も、実ははっきりしていない。WIKIPEDIAでは、

https://ja.wikipedia.org/wiki/ケルト人

みたいになっているわけあるけれども、これをみても分かるように、結局、そもそもケルト人というのが、実は、わからない部分が多いのだ!帝政ローマが領土(版図?)を拡大して行くうちに、北方でであった移民族がガリア人として記録に残っていて、それはケルト人の一派だと思われている。しかし、ケルト語系の言語を話す人々の痕跡は、ヨーロッパ各地に残っており、今でも、

”ブリテン諸島のアイルランド、スコットランド、ウェールズ、コーンウォール、コーンウォールから移住したブルターニュのブルトン人”

などが、ケルト人の末裔である。アイルランドのショットバーなどに行くと、現地のおじさんが、全然、わからない言葉で話しているがあれが、ゲール語から派生した古アイルランド語の名残の言葉で、インド・ヨーロッパ語族に分類されているけれども、英語とは全然、違う・・・。例えば、

 I love music very much. (英語)
    Is breá liom ceol go mór (アイルランド語)

(google 翻訳による☆)(どう読むかすらわかんね〜!w)

などとなるようである。ダブリンのアイリッシュパブは、日曜日でも、夜は開いているが、日曜午後だけの特別ルールがあったりして、間違って英語を話してしまうと、カウンターのボックスに1ユーロ罰金だったりする!w (日本人は”ミソッカス”扱い(関西、特に、大阪近辺では、”ゴマメ”と言います。もともとなんなのかは、気にしたことないです。ボーと生きてて御免なさい)!だって、わかんねーんだもん!しかし、哀れに思って、英語に翻訳してくれたおじさんは、英語を話してしまったカドで、罰金払っていた!wwwwwwww)ただし、ケルトっぽい習俗は、アイルランド島やスコットランド、ウェールズに残っている。名前なんかでも、有名な Paul McCartney さんの”Mc”は、子供、子孫を意味する接頭語だけれども、これが例のゲール語語源のものらしい。英語だと、Cartneyson などとson を素朴につけるところ。まあ、ゲール語の Mc も(ゲール語としては)素朴なんだろうけどね!ハンバーガーの McDonald も、イングランド祖型なら、Donaldson である。
 全然、余談であるが、マックのマスコットキャラクターは、

Ronald McDonald 

であり、ドナルドではない。アメリカ本国のロナルドさんは、まさか自分が遠く太平洋を越えて、ドナルドに改名されているとは知る由も無かろう!www

(WIKIPEDIA なんかに、割と詳しく書いてある: 

発音がしにくい!ってこと自体が、母語に依存することが良くわかる!)


閑話休題:



 その上、ブリテン諸島の”ケルト人”の末裔のDNAを調べてみると、ハプロタイプが、元々の大陸にいたと思われるケルト人のものと重ならないらしい。要するに、大陸のケルトは、島に渡っていないのだ!ただし、紀元前1000年という時代あたりでは、鉄器を使う進んだ文明と魅力的な文化を持っていたと思われるケルト人たちを、もともと島にいた異民族は、真似たらしい。つまり、オリジナルの風俗を捨てて、ケルト人の真似をしたわけだ!進んだように見える文化はカッコよく見えるので、これは今でも良くあることではある。すごく良い例は、第二次大戦後の日本である。戦中、鬼畜米英などとのたまっていたくせに、戦後、欧米の文化をこれでもか!って喰らい真似て、現代に至っている。人種の混合はわずかであることは、ご承知の通りであろう。つまり、ものすごく古代にそういう現象があったらしいのだ!前にも、少し、触れた気がするけど、ストーンヘンジやストーンサークルを作った古代人たちが、自分たちの古俗を捨て、ケルト人的な文化、習俗を真似て、(古代のレベルでの)文明人として、同化していったらしい。島暮らしの人たちってのは、大陸の方が進んでいる気がして、すごく気にするのだ!現代の日本に住む私たちには、感覚として、とてもよく分かる話な気がするね!

 と言っても、アーティストの業界でもそうだし、理系の学問でもそうなのだけれども、令和となって2年、すでに、外国人の真似が上手いってだけでは、新しいアートや結果として、少なくとも、プロ同士の間では、あんまり評価されなくなっている(ウレるかどうか?はまた別です。ウレることも大切だけど、クリエイティビティとは、評価軸の向きが違いますよね!)。それだけ、同化が進んだ結果とも言えるけど、大変でもある。理系の学問では、戦前の仁科博士の理論物理学、湯川、朝永博士のノーベル賞あたり、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞も、小平邦彦(1954年)、広中平祐(1970年)、森重文(1990年)さんと、三人も出てますし、東アジアでは日本だけですよね。こないだ話題になった数理解析研究所の望月先生も、若いときの仕事なら、フィールズ賞ものです。なので、東アジアの国としては、飛び抜けて、独自性の強い研究ができる(できていた!)我が国は、”真似だけではダメ!”っていう文化は、昭和に入ってからくらいから、随分と根付いてきているように思う。(文科系の学問がどうなのか?は、実は、はっきりと知らないので、ここでは触れない!あ、これ、本当にそう思っています。いつもの、揚げ足取り的な”笑い”ではありません。例えば、ここでも、何度か述べてきましたが、考古学や歴史学なんかも、科学的な発見や推定をきちんと織り込むような学派やスクールができてきているし、かなり変わってきていると思います。よく知らないのに、ここでは勝手なこと言いません。)まあ、クリエイティビティと技術というようなことについては、また、稿を改めて、私見を綴ってみたいと思います。

 なかなかハロウィーンに入らないのだが、ここまででお分かりいただけたように、ハロウィーンが、アイルランドあたりの古代の民族の収穫のお祝いのお祭りの名残の系譜と関係ありそうなのだが、それがケルトだ!とはよくわからない!そもそも、大陸にいたケルト人は、島に渡っていない!ケルト人が、収穫祭をやっていたことはやっていただろうけど、それを古代のアイルランド人が、そこまで真似たかもわからない。

古代の時点で、ケルト文化を真似ていたアイルランドの人たちの収穫のお祭りがも元々の彼らのものだったかもしれない?それとも、ケルト人のお祭りを真似て、習合させたものかもしれない?何もわからないっていうのが、今のところの結論らしい。

 前に、日本人の源流って感じの記事を書いたときに触れたが、DNAハプロタイプの研究が、ここでも、随分、進んでいるらしい。つまり、DNAハプロタイプ研究が、古代の人の”流れ”をかなり解明してくれているのだが、それが、文化・習俗の研究を返って、難しくしているところがある。一つ明らかになると、謎が10増えるというがまさにそんな感じ!www 

 キリスト教は、厳密な一神教であり、その草創期から、興隆期にかけては、他の邪神を激しく攻撃し、排斥してきた歴史がある。ハロウィーンの元になったような古代の収穫祭を一旦は完全に排斥したのだ。しかし、繁栄期から退廃期にいたって、”民の不満”の緩和などの理由で、聖人の生誕祭などにかこつけて、古いお祭りをいろいろと復活させてきた。ハロウィーンもその一つである。習合させた時点でもお祭りは、何が起源か?もう、はっきりとはわからないのだ。

 だから、WIKIPEDIA などを見ても、「〜〜〜〜〜と信じられている。」などとごまかし気味に書いてある。わからないんで、仕方ないですね。一昔前の方が、むしろ、ケルト起源説に信憑性があったくらいである。今では、島のケルトと大陸のケルトの関係が、DNAハプロなどから明らかになってきたので、返って、よくわからなさが増しているのだ!この分野の発掘や科学的な年代測定、DNAハプロ研究などが、ここ20年くらいの間に、凄まじく進んでおり、20世紀に書かれた本は、かなり、今では疑われていることも多いので、注意が必要である。


参考文献:


など、参考までに!また、ハロウィーンのWIKIPEDIA:

見てみると、巧妙に断言を避けているのが分かるので、ご一読をお勧め!!!!!

 さて、渋谷にハロウィーン仮装みにいこうかな!www(やってるのかな???

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