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エリアーデの小説の話

「今私無の顔をしているんじゃないかな」
「そうだね、あなたの命の一部を削って電子データーをちょっと動かした顔してるね」
「世の中なんて全て内分泌系が作るんだから!お金かけてないならいいじゃないですか・・・・・・」

エリアーデがどんな人か知りたい方はとりあえずウィキペディア見て頂ければ。かなりスゴイ人です。

で、彼の小説に「蛇」という題のものが有りまして、それに以下の詩が、序文というんでしょうか、小説の表題が書かれたページの裏の、まだ小説が始まっていないところに挙げた通りに乗せられているんですね。

「恋の呪文」
おお蛇よ龍よ
黄金の鱗と
鋭い九つの舌と
うねる九つの尾の
おまえ、蛇の魔者よ
あの子のところへ行け
あの子がいるところどこへでも・・・・・・
そうしてあの子から離れるな
あの子が
きれいなあの娘が
私に出会い
話しかけるまで。

エリアーデ「蛇」冒頭に引用

九つの舌と九つの尾というのが面白いですね。
九頭竜伝承は日本にもよくありますし。

で、この元ネタが八大竜王が一、和修吉竜王と思われます。

その更に元ネタが、インドの蛇族(ナーガ・仏典では竜と書かれる)の王たるヴァースキと思われますが、個人的にこのヴァースキには思い入れがあります。

ナーガーナンダという劇脚本がかつてのインドの王ハルシャ・ヴァルダナにより書かれました。ナーガは竜蛇、ナンダはよろこびの意味です。
主人公がいけにえとなったナーガを救うために代わりに死ぬ話です。
このナーガーナンダにヴァースキが出てくるのです。

本文は英語版ウィキペディア参考文献にある以下リンクから英語版が見れます。

https://www.yorku.ca/inpar/nagananda_boyd.pdf

今年の正月休みに、私はこれをGoogle先生と一緒に和訳していました。
理由は「隣神ちゃんが心配」の龍王(とくに101話の年越しシーン)がかわいすぎて、竜王に関わることがしたくなったからです。あと、辰年だったっていうことも。

かなりGoogle先生に頼って訳がガタガタになってますが、日本語として意味が通らない箇所は修正できてるはずです。できてなかったら教えてください。

訳した後隣神ちゃんを読むと26話の難陀龍王と跋難陀龍王が凄く尊くて灰になりました。

早く献血コラボしていただきたいものです。

「クリスティーナ令嬢は!?」
「気分が乗れば明日触れます」
「ルーマニア生まれで伝説や神秘の達人が書く耽美的吸血鬼物語をパスるなんてことがあっていいか!」

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