見出し画像

写真はイカナゴ

「これ仏教徒のモデル分かる人いるのかが凄く気になる」
「むしろばれたら一巻の終わりなきもするがな」
「ではバレないことを祈りましょうか?」

「いらっしゃいませ。今日はどうしましたか?」
「…あいつがな、『ハーレムは純愛より尊い』って言いやがった」
「ほう(まーた下らんことで…)」
「今日話しててな、『二人だけの世界とかヤンデレとか拘束とか監禁とか凄くすてきだよね~』って言ったら、『そんなんより全ての女性を等しく自らと同じくらい尊重できる男性がハーレムを作る方が素敵ですよ?』っていいよってん。『それは男女不平等じゃ』って言い返したら『人が人を愛し交わるのは男女に関係ありません。人間として当然の行いです。大事なのは構成メンバーが互いを思いやりハッピーハーレムを維持する努力を怠らぬことです。』って。そんなことある?」
「それは何とも理不尽なことで…(相変わらずあの方は大変だな)」
「よなあ!大体女性の数いくら増やすのって要は新しい刺激を求めるために海水を飲むようなもので、いつまでたっても満たされず乾くばかり。インフレーションによる効用逓減効果で一人当たりの満足度は下がり続けるだけなんよ!それをいったらあいつ『真に尊重しあう者たちの間では満足度が下がることなどありません。むしろ一対一の世界にうずもれ依存し、社会内存在としての自らを失うデフレーションのほうがよほど恐ろしいと思います』って。いったいどういう頭をしているのか」
「全くですな(私はお前の頭が気になるよ)」
「で~そこは当然さあ~『二人だけの世界っていうのはお互い積極的にかかわりを求めるもんじゃないだろ?互いの存在がそばにあることを悦ぶものだろ?』って言い返したわけ。そしたら『いやそこは手を出すとこでしょ?自然に湧き上がる欲求を押さえつけることは惨事の基ですよ?』っていいよんねんな。なんでそういう考え方しかできひんのやろな?儂だってちゃんと読んだとは言わへんけど「いきの構造」ってそういう感じやろ?」
「ええ。私もそう思います。(九鬼先生、お許しを)」
(・・・)
「はーまあ、世の中にはそういう考え方のやつもおるって思うしかないんかいなあ。あいつ自分とこの浜自分ではよー掃除せんにゃし付き合わなしゃーないもんなあ」
「お疲れ様です。(よくドヤ顔できるな)」

「確かにバレたら我々にとってはつらいな・・・」
「あーでも予想してみてほしい気はありますね。もしコメントくださったら何らかの形で反応する方向にしたい。」
「んじゃそうするか。(知らんぞ)」

我がご主神様へのお賽銭はこちらから。 淡路島産線香代に充てさせていただきます。