ニコメドレビュー:2022/7&2022/8編

暑くて干からびそうな今日このごろ。みなさんお疲れ様です。
近況報告ですが、『Unwelcome School』を聞くのとホシノの姿を見るためにブルアカを始めました(音MADに毒されすぎじゃない?)。

さて、今回は以前の宣言通り、ニコニコメドレーのレビュー&紹介記事。
とある人から「喜ぶと思います!」って耳打ちされたので、初回のこの記事では「最近投稿されたニコニコメドレー」をピックアップしました。
2022年7月~8月に投稿されたものから何本かを載せています。
レビューの長さはまちまちです。カロリーを下げないとやっていけないことがわかったので……。

以下、投稿日順(7/1-8/30ぐらい)となります。

ユメノ→マタユメ

エルゼイアさんのニコニコメドレーアルバム「WONDER」より、原曲メドレー盤のトップバッターです。
『ナイト・オブ・ナイツ』をバックに『CƟNCᒧUSIƟN CƟNNE✕IƟN』→『だいじょばない』の流れが、どこか懐かしいながらも新しさを感じてお気に入りです。『柴又』も万能な感じがしてきますね。
『ナイツ』もそうですが一曲を非常に長く使うものが多いのが特徴で、『こちら、幸福安心委員会です。』なども相当長く起用されています。曲が切り替わることによる面白さと切り替わらないことによる面白さってどっちもある気がするので、選曲も起用法もかなり自由なのが良かったですね。
再生時間と1曲めのせいで『流星群』リスペクトかと思ったのは内緒です。

メドレーにわか兼音MAD超にわかが「ええなぁ~」って思った音MAD曲によるメドレー

タイトル長っ。
音MADニコニコメドレーは収録曲の縛りから小気味よいテンポでガンガン展開するのに向いているんですが、このメドレーはそうではない形でいい雰囲気で展開されているのが印象的でした。冒頭の『ダンスロボットダンス』→『フラットゾーン』→『p.h.』がここすきポイント!
もう少し音色を増やすなどしてはしゃいでいると個人的には好みですが、このあたりはBPMを160に抑えた大人しさの一貫性というところでしょうか。

スキキョクツナウタ

さすがウボァー氏。中盤の盛り上がりがはっきりしていて、『KING』→『金星のダンス』×『最強○×計画』から『時給300億ほしい』×『アポロ』部分がほんとにノリノリで良かったです。
『S・O・S』を琴葉姉妹が歌ってるのも刺さりました。ええね~~~。

余談ですが、アポロ計画には当時のお金で250億ドル必要だったらしいので、時給300億がドルでの支払いなら1時間で月に行けることになります。よかったね。

NASAの歴史に関するウェブサイトを管理するスティーブ・ガーバーによれば、最終的にアポロ計画にかかった費用は1969年当時で200億ドルから254億ドル(2005年現在の貨幣価値に換算すると、およそ1350億ドル)になるという。

Wikipedia「アポロ計画」

大代寄集【大代真白にまつわるメドレー】

たった180再生!? めっちゃ良かったのでこの再生数はもったいないですね。
僕自身申し訳ないながら大代真白さんについて存じ上げず、また逆も然りで彼女のファンにニコニコメドレーファンは多くないためにこうなっているものと推測されますが、「ちょっと選曲が個性的なニコニコメドレー」として純粋に良いものでした。12分半楽しめる構成/アレンジに仕上がっています。『ルビーの指環』は初めてニコメドで聴いたかもしれません。
また、何も存じ上げない状態でこれを言うのは申し訳ないんですが、オリジナル曲やネタ曲っぽいものをいいところで起用している「意図」も感じました。それが再生数を約束するものでなくても、コンセプトの明確な良い内容のニコニコメドレーをぶつけられた清々しい気分です。
あと……『君が代』フルで使ったら笑うだろ、そんなの……。

セーブデータの宝箱

今僕が一番注目しているメドレー作者の一人である蓑虫さんの新作。前作『FOMini』も良かったですよね(久しぶりに宣伝チケット投げました)。
さて本作ですが、まず映像の雰囲気が良いね~~~~~~~~!
区切りをつけた場所の直後(『MEGALOVANIA』『ロスト・デリュージョン』『マッドメカニズム』地帯と『Trash』『トキワのもり』地帯)がいずれも雰囲気めちゃくちゃ良くて、惹き込まれるような感じがありました。
この『Trash』以降は(音MAD採用曲が少し増えるからなのか)氏の本領発揮というところで、遅めにアレンジした『Baqeela』などカッコいい曲の使い方を楽しむことができました。引き出しが毎回増えているような感じがしますね。

ニコニコ動画CIEL

生きていたのか、『ニコってる?!』フォロワー……!
初見で意識をかなり感じたのですが実際にその意図があるようだったので「伝わることは大事!」と思いました。処女作なのはびっくりですね。
この手のメドレーは構成がテンプレ化しやすく新規性を出しにくい特徴があり、正直奇抜な要素というのはなかったのですが、オールスターメドレーを求めている人がそもそも新規性を求めているのか、という命題も同時に存在します。多くの人がお決まりの展開を求めているのならばお決まりの展開が正解になる、ということでもありますからね。
その役割どおりに弾幕ちゃんとたくさん流れるようにして、意図的に間奏に相当する部分を用意するなど疲れさせない工夫もあり、これだけの盛り上がりを生んだのではないでしょうか。
アレンジの幅を広げるなどレベルアップさせられるポイントはありそうですし、次回作以降も楽しみにしています。

〼-1

コメントでもそんな感じですが、ここすきポイントの多い原曲メドレーでした。唐突なQuizKnockズルくない?
『フォニイ』に重なる『男女』『とるとるバトル』が気持ちよかったです。
『海のサーチライト』と『テレキャスタービーボーイ』の重ねを聴いていて思ったけど、イントロAメロBメロサビの別の部分が重なってるとなんか不思議で楽しいよね。原曲だとそれがより顕著に感じますし。

終わりに

今回は以上7作!
合作や別企画のメドレー単品については考慮する事象が多いので今回は控えさせていただきました。ちゃんと書く時が来たら書こうと思います。
ともあれ、こんな感じで定期的にできるといいと思います。
2022/7より前の作品や、個人的に喋りたいことがある作品は、別途そういう回を設けてやろうと思っています。なんか希望があればDiscordかTwitterまでよろしくです。


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