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はしぼう歌会「酸素を切って杯」振り返り

こんにちは
糸間ケントです。

ちょっと期間が空いてしまいましたが、7/17に行ったはしぼう歌会の振り返りをします。

今回の三首はコチラ。

『水のゆく先』

水草は川の流れる方向に臥せる 海への祈りのように

塩味になるのも構わずうつむいてただ涙が落ちるのを待った

俄雨 今はこのコンクリートの獣道薙ぐ水のゆく先を

今回も散歩をしてきました。
往復一時間半くらい。
めっちゃ足が痛かったです。

前回は散歩をしながらそのままライブ感で三首つくっていましたが、今回は散歩をしたあとに家で三首つくる葛飾北斎スタイルでいきました。
結果は一位でした。ニ連覇!やった!

一首目は自分で一番やりたいことができたなと思います。
プロの歌人さんの短歌を見ていると、「わざわざ言わなくてもいいことを、その人の感性や語彙を駆使して敢えて言ってる」ものが多い印象で、それが凄くいいなぁと思います。
そういったことを自分でもやりたいなぁと考えていたので、この一首でやってみました。今の自分の力で、できるだけ頑張れたのではないかと思います。
他のメンバーの反応も、「わざわざ言う必要ある?と思うけど、なんかいいよね」といった感じだったので、自分の表現したいことがしっかり伝わったんじゃないかな。
計画通りです。キラの顔になりました。

突然ですが、僕は重箱の隅をつつくようなあるあるが好きです。5人いたら共感してくれるのは1人2人しかいないような。でも、そういうあるあるに遭遇すると、一際感情が揺れ動くんですよね。「それ自分だけだと思ってた!」みたいな感じ。
ニ首目はそれを意識してつくりました。
僕は、感情がいっぱいになって然るべきタイミングで食事ができないことがあります。(あった、って言った方がいいかも)
もうちょっと言うと、悲しいことがあったりするとそれを引きずって、その日家族と一緒に食卓を囲んでも、いただきますを言っても、食事に手をつける気になれなくて、ただじっとその食事を見てる。家族はいつものようにごはんを食べてるから、この感情を誰かに気づいてほしくて、このまま涙でもこぼれてくれないかな、と思ってしまう。
そんなことがあったなと思い返しながらつくりました。
蛍くんやナツメさんにとても刺さっていたようなので良かったです。

三首目は、今回のテーマに大きく関わった一首です。
散歩したときに川を見てきたんですが、僕は水の流れる様子が好きです。もっと言うと、本来水が流れるところではない場所に水が流れているのが好きです。道路の排水溝に流れていく水とか、水田に流してる水とか。それをじっと見てるときのことを思い返してつくりました。
この首については、あいちゃんが特に言ってくれましたが、「コンクリート」「獣道」「薙ぐ」という強めの言葉が使われているので、ちょっとかっこつけてる感が出てしまってるという意見が確かにそうだなぁと思いました。もっとさらっと表現できるようになりたいですね。

さあ、これを更新する頃には今日が歌会の日ですね。
2回目の三連覇目指して頑張ろうと思います。

@asg_hashibo 永谷あさげ
@apres_lecole メグナツメ
@aichan31go あいちゃん
@kei54miz 小清水 蛍

良ければ、他のメンバーも覗いてみてくださいー
それではまた。

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