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1日1枚じゃ勿体ない!マスクカバーの作り方

 こんにちは、きとうと申します。家にいることが多くなった今、授業で学んだことが色んなところで活かされていると気づき、家政学の凄さを改めて実感しています。

1.使い捨てマスクが手に入って

 店頭でマスクを見かける機会も増え、一時期高騰していた価格も通常通りになりつつあります。衛生面に優れている使い捨てのサージカルマスクが手に入るようになったことはとても有り難いことです。しかし、4月頃から繰り返し使える布マスクを使っていたため、一回使っただけでマスクを捨てるのは勿体ない!と思うように。

 せめて1枚を2回使えるような方法は無いかと探し、見つけたのがマスクカバーです。サージカルマスクを覆って装着するので表面が汚れない上、カバーは布マスクのように洗って繰り返し使えるため環境に優しい。まさに私が求めていたものでした。

2.マスクカバーの作り方

 「使い捨てマスクを洗わずに何度も使える!マスクカバーの作り方を解説」というサイトを参考に、自己流でアレンジして作成したものがこちら。

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 この記事では、皆さんが使っている使い捨てマスクの形に合わせた型紙の作り方から紹介します。全ての工程が手縫いでできるので、ちょっとした息抜きで作れます。

1)用意するもの

・表布と裏布

 表はプリーツがきれいに付くシーチング生地やデニム生地、裏は吸水性・吸湿性の良い綿や麻、レーヨンがオススメです。

 マスクの表面を汚さないように、レース生地のような目の荒い布は避けてください。また、コート生地のような分厚い布だとマスク内が暑く、息苦しくなるので、できるだけ薄地のものを選びましょう。

・使いたいマスク

 マスクカバーのサイズを測るのに使います。

・定規

 サイズを測ったり、線を引いたりするのに使います。

・紙とペン

 型紙用、A42枚(表と裏)で足ります。ペンは何色でもいいです。

・はさみ、裁ちばさみ

 型紙づくりや布の裁断に使います。布を裁断するとき、裁ちばさみがあればそちらを使ってください。

・布に印を付けるもの(できれば2色)

 一番良いのはチャコ、無ければ表に印が見えないものを使ってください。また、裁断する線とプリーツをつける・縫う線はそれぞれ違う色を使うことをオススメします。

・アイロンとアイロン台

 プリーツを作ったり、縫い代を折ったりするのに使います。

・針と糸

 布を縫うのに使います。糸はできるだけ細いものの方が良いです。

2)サイズ決め、型紙作り

 まず、自分が使うマスクの大きさを測ります。測るのは縦・横・プリーツの3つです。今回私が使うのは縦9.5cm×横14cm、1cmのプリーツが3つ入った女性用マスクです。

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 測れたら、縦・横の長さにゆとり分の長さを足します。これができあがり寸法です。今回は縦に0.5cm、横に1cm足しました。

 次に、プリーツ1つあたりの深さを決めます。裏は使うマスクのプリーツ量/2、表は(使うマスクのプリーツ量+1cm)/2が目安です。このマスクで作ると、1cm×3つ/2=1.5cmが裏、(1cm×3つ+1cm)/2=2cmが表の深さになります。

 おおよそのサイズを決めたら、下のような型紙を作ります。

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3)裁断、プリーツ

 作った型紙をもとに、布に印を付けていきます。

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 裁断する線と、 折り線をかきます。

 印を付けたら裁断し、印に合わせてプリーツを作ります。

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 こちらが表で、

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 こちらが裏です。

4)裁縫スタート

 プリーツの開閉を制限するために、一部縫って固定します。

 まずは表から、

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 折っている両端2cmを裏からなみ縫いします。

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 次に裏、

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 開き口の端から3cmを裏からなみ縫いします。

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 プリーツを固定したら、2つの布を中表にして、上下をなみ縫いします。

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 縫い終えたら、縫い代を表側に倒して、

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 千鳥がけをします(なみ縫いも可)。

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 マスクを差し込むときに引っかかりにくくなり、スムーズに付けることができます。

 上下の千鳥がけができたら一度裏返し、印に合わせ差し込み口の端にアイロンをかけます。

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 アイロンをかけ終えたら、端を千鳥がけします(こちらもなみ縫い可)。

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 布が重なっている所は、マスクカバーの表面まで針を出してから千鳥がけをしてください。

 最後に裏返し、アイロンで形を整えたら完成です。

3.最後に

 千鳥がけをしたので、表に縫い目が出ないデザインになりました。今回はぴったりサイズのものが作れて満足です。

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 汗をかきやすい今の季節、マスクカバーが汗を吸い取ってくれるのでかぶれにくく、内側に冷感素材のものを使えば涼しく過ごせます。

 皆さんも是非、作ってみてください。

きとう

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