サンショウオの四十九日
第171回芥川賞受賞作品
著者は朝比奈秋
〜あらすじ〜
主人公は
杏と瞬
という双子の姉妹
二人は「結合双生児」で
体の半分を共有している
二重人格とは異なり
同時にそれぞれの意識が存在し
時にお互いの考えていることが分かる
役所への届け出も
杏と瞬それぞれの名前で行い
保険証も個別に持っている
〜感想〜
非常に難解な作品だった
杏と瞬が交互に語る部分や
お父さんとおじさんの設定など
ムズムズで
2回半ほど読み直す🥲
登場人物を通じて
肉体と精神の関係が浮かび上がり
普遍的なテーマに
ついて考えさせられた
杏の
ハイデガーや
バガヴァッド・ギーターの引用が
作品の深みを増す
普遍的にフラットな人間とは
医師である
朝比奈秋さんであるからこそ
描ける深み
難易度は高いですけど
メチャおすすめです☺️
#サンショウオの四十九日