ロスト・イン・ザ・ターフ 馳星周著
競馬はロマンだ!
何度でも言う。
競馬はロマンだ競馬はロマンだ誰がなんと言っても競馬はロマンだ!
メジロマックイーンのラストクロップと彼に魅せられた人々のロマン溢れるお話。
引退馬たちの行く末や生産者たちの高齢化も絡めて描かれる。
ふと気づくと、自分も一緒になって牧草の香るなか、馬のいななきを聴きながら放牧地を歩いていたり、細かい仕事が施された鮨をつまみながら豊かに香るシャンパーニュや日本酒を楽しんだり、Japan Cup開催日で人が溢れる府中で、声の限りに愛馬の名前を叫んでいる。
そして思う。
やっぱり競馬はロマンだと。
馳星周さんの競馬にまつわるお話は3作。
黄金旅程はもう読んだ。
装蹄師をしながら養老牧場を営む主人公と、並外れた能力はありながらもG1レースで惜敗が続き、稀代のシルバー&ブロンズコレクターとまで言われたステイゴールドをモデルにした競走馬にまつわるドラマチックなお話。
馬好きならもう、タイトルから泣ける。
最新作のフェスタが控えているんだが、しばらく余韻を楽しんでから。
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