Q 呉勝浩著
長編ミステリー小説
若者たちの叫び、ほとばしるビート、躍動感。
これほど体感を刺激された小説は他に思い出せない。
持つものと持たざるもの、選びようがない初期設定を嘆くより、自分らしく生きることを選んだ若者たち。
600頁超えの長編だが、一気に読ませる。
クライマックスへ臨場感を高める複数視点も効果的。
多様な愛のカタチを描く恋愛小説としても面白かった。
今年読んだ小説の中でベスト10には残るだろうし、直木賞候補にも入るんじゃないかと予想する。
(Audibleで読了)
余談
Audibleは移動時や家事、入浴中のながら聴き。
目も疲れず本の重さも感じず時間を有効に使える上、どうやら脳トレ(これ重要)にもなりそうだ。
我らの世代にはお勧めの読書法だと思う。
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