『キッチンHERO(ヒロ)』誕生まで。 #4

2020/7/26
こんばんは!今週末で、ついに1000食突破しました。
開始2か月で1000食突破。まだまだ始まったばかりですが、1食1食、ヒロシと積み上げたことを思い返すと、それはそれで感慨深いです。

今日は、キッチンHERO(ヒロ)についてのもう1つのWhyについて。
なぜ、キッチンカーを始めたのか、のもう1つのWhy。

その前になぜWhyが大事なのか。
事業がうまくいかないとき、何か失敗したとき、その原点になるのが「事業をなぜ始めたか」という動機だと思います。辛くても厳しくても、立ち上がるための原動力になります。Whyが深ければ深いほど、熱ければ熱いほど、好きであればあるほど、もしくはそこにかける使命感が強ければ強いほど、諦めが悪くなるはずです。だからこそ、Whyが大事だと考えています。

#1で書いたように 、Whyの1つ目は、サラリーマン時代に出会った多くの経営者の方から、飲食業界を通した波乱万丈の経験談を聞いて、自身もそんな人生を送りたいと思ったからでした。繰り返しになりますが、サラリーマン時代から抱き続けてきた想いです。『波乱万丈』かどうかがバロメータになれば、事業の失敗や苦労も含めてやりがいに変わる。苦労すれば苦労するほどやる気が出てくる。Mっ気ムンムンです。苦笑

そして、今回の#4ではもう1つ大切なWhy。
それは、妻の実家が農家であること。実家の農業を自分の事業で盛り上げられたらと、ずっと考えていました。
義理の父、昇一さんは神戸・伊川谷で兼業農家をしています。昇一さんは、野菜や農業の難しさをいつも楽しそうに話してくれます。どの野菜が難しいとか、次はどの野菜にチャレンジする、とか。

僕の実家も、お米は昇一さんのつくったお米を購入して食べています。心から美味しいお米です。野菜も、丹精込めてつくった野菜です。大量生産、安定供給は難しいですが、カタチは悪いモノもありますが、美味しく安心の品質で、自信をもって提供しています。

3年前、前職の東京から神戸に帰ってきた頃から、「昇一さんの野菜を活用できないか。」と何度か夫婦で話したりもしました。

ただ、生半可な気持ちで農業を盛り上げるなんて言えません。実際、今回着手するまで3年が経ちました。でも逆に、身内だからこそ、時間が経っても考え続ける理由になってきた、とも言えます。
まずは目の前のやるべきことに集中すべきだと考えていますが、中長期的なプランとしては、実家の農業だけでなく、伊川谷⇒西区⇒神戸⇒兵庫県の農業を盛り上げる計画です。

今ではまだまだ遠い夢のようなプランですが。

そして、今回の2つ目のWhy=「実家(地元)の農業を活用するため」という目的は、大切な動機でもあり、大きな強み(How=差別化)にもなっています。ま、そのあたりは今後紹介していくとして。。。

このように、2つのWhyをひっさげてキッチンカーをスタートさせました。

今、昇一さんの農業は、神戸に戻ってきた息子のヒロシ(僕から見ると義理の弟)が一緒に行っています。そう、ヒロシはキッチンHERO(ヒロ)の料理長であり、店主です。

次回は、Whoの部分、なぜ、ヒロシと事業を始めることになったのか、そのあたりについて紹介できればと思います。

夢はでっかく、根は深く。過去の経験をふまえ、未来を見据えて、今、やるべきことをするべし!

『Yesterday is history, 
Tomorrow is mystery,
and Today is a gift.
That is why we call it present.』by作者不明