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『プレデター:ザ・プレイ』人類最強種族VS宇宙最強


さっそくDisney+で観ました!

1ヶ月以上delayしたが、結論、普通に面白かった!やっぱりプレデター1みたく森、という原点に戻って頭脳戦で闘うアクション脚本に見応えがあった!ざっと良い点、過去作と比べて思った点を紹介していくよ〜。

良かったポイント

  • 空撮多用

  • 残酷な殺戮シーンが・・・健在!

  • コマンチェ族のフェイスペイント、文化、衣装がカッコイイ。


もっとこだわってほしかったポイント

  • BGM

  • 族長の活躍ぶり

  • 投入されたプレデターの数

  • コマンチェ族の狩り手法


まず、今回カナダで撮影したということで、草原や森、川など自然での撮影が多くあった。上からの空撮シーンも多く、とても綺麗だった。バードアングルにより、今誰が何をどこまでしているかという状況説明が丁寧に造られていたと思う。


そして、プレデターといえば、戦闘後相手の皮膚を剥がしたり、頭蓋骨をコレクションしたり、先頭に勝利した後は自分の強さを形に残す文化がある。そういうシーンも従来から損なわれずに健在であった。残酷なシーンやエグいシーンを目の当たりにして初めて彼らの本質、文化を知ることはExciteでありentertainmentである。

そして、なんといっても今回の観どころの1つはコマンチェ族の生活やしきたり、衣装、慣習、伝統などである。特に凝っていたところがフェイスペイントであろうか。男性女性、族長など、性別や階級によってフェイスペイントが異なる。人間の違いが一番出るのは顔だ。顔への装飾ペイントによって、周りの人間との階級や性や歳の差など、境界を表現していく。そこも意識して観ると、より楽しめるはずだ。


さて、ここからはもう少しこだわってほしかった点を話そう。

資金の問題ももちろんあると思うのだが、音響やBGMについてだ。もっと独特で特徴的な音楽でもよかったのかなと。新しい音をレコーディングし、コーディングし、編集してほしかった・・・かな(笑 実はこれだけでかなり世界観を変えられる。

例えば、プレデターは宇宙からの狩人であるため、SPACEちっくな音と昆虫の羽音を組み合わせたものをベースで作ったり・・・するとおもしろかったかも・・・。


次に、族長の活躍ぶりだ。今回、新族長がかなり強いキャラで描かれている。彼の戦いぶりや、狩りの仕方、無傷で戦い続けられるテクニックなどをもっと映像に残してもよかったのではないか・・・と思う。もっと観たかった。

新族長

そして、投入されたプレデターの数を1個体ではなく2個体ほしかったかな。というのも、紀元前、コマンチェ族とプレデターの戦闘というシンプルな脚本なため、もっとより複雑にしても楽しめる範疇かなと思った。プレデターが2個体、つまり差異が顕著な2種類あればもっとシナリオ展開は多く考えることができたかも。


2アクターだと、両者勝者か、どちらかが勝ちか、負けか、引き分けか、両者敗北の5つの着地が描ける。

さらに、シナリオは時間差で変えることも出来る。

例えば、マフィア抗争だと、ドンパチが始まってこっちは全滅したが、流れ弾により相手のドンが撃たれ、死に。ドンの信頼だけで街の地盤ができあがっていたとすると、街への求心力を失い、組織が崩壊。結果、勝ったと思われたマフィアも組織が瓦解し、両者敗北するシナリオだ。

なにが言いたいかと言うと、一度描いたシナリオ展開を15〜20分後に書き換えられるわけだ。この手法はほぼすべての映画に用いられている。

3つアクターだと、この展開が実に複雑で、おもしろく描ける。なので、プレデター2体でも良かったかなぁと。

全く新しいプレデターの個体の発明という意味で挑戦もできた。



最後に、コマンチェ族のところで少し触れたが一般的な動物の狩り手法のところはもっとこだわり抜いて長時間の尺でほしかったかも。昔のインディアンや部族がどのように工夫を凝らして狩りをし、命懸けで闘っていたか描かれていると印象に残ったと思う。


「強いて言うなら」ポイントを多く書きすぎたが別に決しておもしろくないわけではない。なので、安心して観てください(笑


マスク着用で撮影に臨んでいる


というわけで、




本日も快適な映画の旅を。








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