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NETFLIXの超大作:ストレンジャー・シングス4 「感動と不安、そして超大作へ」

※ネタバレ有り、シーズン4を未だ観ていない人はダメ!※


行きつけのBARに2,3日前に行った。

初めましてのボーイがいた。
まだ若い、イケメン、髪重め。


カウンターに座り「俺も今風にこんな髪型してみたいなぁ~、でもショートに慣れるとなかなか」と小さい平和な葛藤。(笑)

いつも座る椅子は、他の常連さんが座っていたのでその日はカウンターの端っこに座った。

BARで働いている人は、日中も仕事している人が多い。
初めましての挨拶を交わして、日勤の仕事を聞きながら、ピルスナーを呑む。

そして、映画の話になった。

「僕ね、一番好きな映画タイタニックなんですよ」

2人とも意気投合、めちゃくちゃ盛り上がった。

そして、追い込むように、観てたら嬉しいなレベルで、
NETFLIXのストレンジャー・シングスを振った。

相手は25歳だったが、人生経験豊富で、仕事へのやりがいや、夢も、こだわりが強い。エンタメコンテンツも造詣が深いかなぁと期待していた。

しかし、遥かに自分の想像を超える返答をしてきてびっくりした。

それは、かつて自分も全く同じことをしていたから。

「◯◯さん~、ストレンジャー・シングスはヤバいっすよ。めちゃくちゃおもしろいですね。てか面白すぎて、これは自分のご褒美に取っておきたいと思って、実はシーズン1しか観てないんですよね。」


シーズン1で我慢している・・・!?(驚)


そこからはもう、シーズン2以降の視聴は強要せず、シーズン1で2人で盛り上がっていました(笑)


前フリがチョーーーーー長くなったが、

というぐらい、ストレンジャー・シングスは個人的にかなり面白い。


ときたま、ブログやネットで、「ありきたりの展開」「結局怪物かよ」みたいな批判もあるが、たしかにその言い分も分かる・・・。

理解はできるが、共感はできないみたいな(笑)

やはり、過去のセオリーや王道展開を超える脚本をつくることは相当難しい。

そこを期待すると観る側もしんどいので、他の要素で楽しめるマインド・スタンスが大事かなぁと思う。

そのスタンスがあれば全然観れるよ♪(笑)と言いたい。

そんなスタンスを今回一部紹介しよう。
今回のシーズン4も、最高に面白かった。

今日はザックリで申し訳ないが、どうぞ。

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①シーズン1~シーズン3の悪の元凶の出生・全貌がいよいよ判明!


②大人顔負けの恋愛・友情ドラマが本当に感動!素晴らしい!

③新キャラが多数登場、当時のヒッピー文化真っ只中のキャラを演じる俳優陣の演技力もパない。


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①悪の元凶とついにガチンコバトル

各シーズンの敵をおさらいするとこんな感じ。

シーズン1は、デモゴルゴン
シーズン2は、マインドフレイヤー(影)
シーズン3は、マインドフレイヤー(実体)
シーズン4は、ヴェクナ

先程の批判について話を少し戻すが、
俺の両親も「怪物とか怪奇とかちょっと興醒め」って言い放ち、
シーズン1の途中で離脱していた(笑)

「なんで面白さ分からへんのや!(笑)」
と心のなかでは思ったが、
その指摘自体間違ってはいないので、全然受け入れている。

とはいうものの、監督のダッファー兄弟は、
スティーヴン・スピルバーグ、ジョン・カーペンター、スティーヴン・キング、ジョージ・ルーカス、彼らからインスピをもらってるので、決して、怪物やSFだけで終わらせたくない!という思いは強い。

ダッファー兄弟

SFチックな、でも筋が通った脚本で、現実世界に通底する何かしらのメッセージ性、そういうマインドかと。

(マインドフレイヤーだけに)

恐怖としての演出や、美術職への尊敬、という意味でやはりダッファーは絶対に作品の中にモンスターや怪物は取り入れたいはず(笑)

2人は小さい頃から、モンスターやSFに取りつかれたように遊んできた。

そして大人になった今でも、モンスターやSFが大好き。

そんな2人の思いを汲んで観てみると・・・より楽しめること間違いなし👍

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②ケンカ、すれ違いがあっても最後まで話し合う!(大人顔負けの恋愛・友情ドラマが盛りだくさん)


エルとウィル、マックスとルーカス、ジョナサンとナンシー・・・
カップルのケンカやすれ違いもたくさん描かれていて、
SFだけで終わらせないところがまた重厚かつ、味変を楽しめる。

エルとウィル


マックスとルーカス


ジョナサンとナンシー

自分たちの街を脅かす宿敵に向かって、子どもながらも全員が真面目に死ぬ気で、本当に命を懸けて挑んでいる状況。

「自分たちがいつ死ぬかわからない」境地のなかで、人間同士の悩み・葛藤に全力で向き合い、本音で吐き出す。

恋人に対しても、友人に対しても本気で向き合うからこそ、ぶつかり、ケンカし、すれ違う。

クライマックスに近づくにつれ、その緊張はさらに高まり、彼らの心情は、
「嘘をついている・本音を隠している」場合ではなくなってくる。

本気のぶつかりあい、コミュニケーションを観させられ、俺自身、本当に勉強になった(笑)

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③新キャラがとにかく濃い。


ホーキンス(街の名前)で活躍する子どもたち(主人公)は、もう裏の世界と戦い始めてかなり成長している。

精神力も強く、知識も豊富。

となると、
成長した子どもたち VS ラスボス(感) 
なので、実は、観ている方もずっと緊張しっぱなし。

そこで、投入されたのが、濃い新キャラ。

スパイスばかりだと辛くてしんどいので、めちゃくちゃ甘いチャイも飲みながら、という感じ。

すでにシーズン3から、濃い新キャラの出番が多く起用されている。

例えば、下の2人。

右のマレー・バウマン(ブレット・ゲルマン)
マレーバウマン
アーガイル(エドゥアルド・フランコ)


一見アホそうに見えても、友人の言葉を信じ、行動していく彼らの活躍、当時の言葉遣いやセリフの量も観どころ!


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話は戻って、BARのイケメン兄さんはストレンジャー・シングスを観るのを我慢していたが、俺は今回言わずもがな我慢できなかった。

「今観たら楽しみが消えちゃうな・・・」

「一回観たら、記憶消せないからなぁ」

でも、誘惑に負けた。(笑)



みんなは、この誘惑に勝てているのか・・・(笑)




もっと、もっと、もっと語りたいけど、今日はこのへんで・・・。

シーズン1から7,8年が経ち、子どもたちの見た目もかなり大人びてきた。

ハリポタみたいやな。

本当に感動。


2016年


2022年



まだストレンジャー・シングスを一度も観たこと無い人はこの予告動画観ても大丈夫、逆に↓


一回でも観たことがある人はネタバレになってるので

絶対に観ないでね(笑)


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