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YOASOBIと楽曲(10) もう少しだけ編

YOASOBIと楽曲について語る第10弾。今回は「もう少しだけ」。「めざましテレビ」のテーマソングとして書き下ろされた朝に似合う曲だ。ではさっそく語っていこう。

「めざましテレビ」のテーマソングとして

YOASOBIが「めざましテレビ」の新しいテーマソングを担当すると発表されたのが、1月。原作の募集を2/8に終わり、4月からの放送に間に合わせるのだから、相当な突貫工事だっただろう。

しかも2/14に初ライブをやってる上に、その時に三原色の制作もしていたというのだから、Ayaseさんはめちゃくちゃ多忙だったと思われる。

その中で今まであまりYOASOBIのイメージになかった朝に合う曲を創ったことを考えるとAyaseさんのバケモノ具合を感じることができるのではないだろうか。(笑)

原作小説

この曲の原作小説は「めぐる」。これも一般募集のなかから選ばれたものであり、原作者は学校の先生ということである。

内容としては、コロナ禍となり少し変わってしまった人々の日常を映し出したものとなっている。

その中で、朝の情報番組の占いでラッキーアイテムとなったバスが、物語に出てくる人々を繋げていくというのが、大まかなあらすじとなっている。原作のリンクを載せているので、ぜひ読んでいただけたらと思う。

曲の特徴

朝というと少し慌ただしく、一日の中でもあまり好きじゃないという人はけっこういるだろう。起きるの辛いし、仕事行かなきゃだし、バタバタしてるし…。

そんな朝の億劫な描写を少し入れつつも、これから始まる一日がいい日であることへの願いが描かれた曲であると考えている。

曲の雰囲気も少し落ち着いた明るいメロディで、とてもポジティブになれる曲であると私は感じている。

MV

この曲がリリースされたのは2021年の5月であったが、MVが公開されたのは11月とかなり期間が空いている。しかもこれまでMVのプレミア公開は夜にされることが大半であったが、この曲は朝8時に公開というかなりイレギュラーなスケジュールが組まれた。

今までYOASOBIのイメージはやはり「夜」というイメージが強かったため、プレミア公開も夜だったが、朝の曲は朝に公開しようというYOASOBIチームの粋な計らいが見て取れた。

YOASOBI楽曲初のドラマ化

めざましテレビ内に設定された新コーナー「めざドラ」。この枠を使って原作小説「めぐる」のドラマが2週間放送された。

井ノ原快彦さんや、三田佳子さんら豪華キャストで日本の朝を少しホッとさせてくれただろう。

これのオンエアを見るために早起きが習慣化したYOASOBIファンも多いのではないだろうか。(朝にとことん弱い私もこの期間だけは早起きした。)

なお、YOASOBIの楽曲の原作がドラマ化したのは私が知っている限りでは初めてである。これがきっかけで月9などでYOASOBIの楽曲や原作小説が使われたらいいなと個人的に思っている。

さいごに

ここまで「もう少しだけ」を取り上げたがいかがだっただろうか。

夜というイメージが強かったYOASOBIが、朝の情報番組の曲を歌うというのはあまり想像できなかった。

しかし、実際できた曲はYOASOBIの雰囲気にもバチッとハマった。ここからYOASOBIの幅の広さ、器用さが出ていたのではないだろうか。

今後も日本の朝を彩る曲として、様々な人に聞かれて行けば良いなと私は思う。




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