[北白川/季節] 冬の落とし物研究🧤
「上を向いて歩こう」という歌があるが、下を向いて歩くのも案外たのしいものだ。マンホールのデザインをじっとみたり、雨に濡れたアスファルトが光を集めていたり、サクサクと音を立てて落ち葉を踏みしめたり。特に冬は誰かの落とし物にもよく出くわす。
落とした本人は失くして困っているかもしれないが、こういう落とし物に出会うと、あっ!と体温が少しだけあがる気がする。固まっていた身体が一瞬だけゆるむ。
帰りに同じ場所を通ると、なくなっていたり。(持ち主が拾いにきたのか)
ただの通勤路だったいつもの道が実はこちらにメッセージや謎かけを常に放っていたのと気づく。
受け取るか、素通りするかは自分次第。
ニット帽、マフラー、手袋、マスク…。
寒さから少しでも身を守るため、たくさんのものを装着しているからそのぶん落とし物が発生する可能性がたかまる。
誰が、いつ、どんな状況で?
勝手に持ち主やストーリーを想像する。
持ち主が戻ってきた時に見つけやすいように、その場に置いてくれた「誰か」の存在感もつよい🔍
冬が終わるまでにこうした落とし物をいくつ見つけられるか?
記録しながら次の季節を待とうじゃないか。
共同研究者募集。一緒に落とし物あつめませんか?
方法はカンタン。見つけたらInstagram #北白川落とし物採集 で投稿してくださいね。
▼【北白川まかせろ!不動産】北白川文化研究員候補生を募集します
https://www.ccr702.com/archives/21222
あ、先行研究発見。「落とし物研究」の先達がいました。心強い🧤
◎片手袋大全
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北白川文化研究員 綿野かおり
北白川歴 5年
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