レース予想 2024 京成杯AH・セントウルS【教育系競馬予想】

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京成杯AH

馬場予想・バイアス

 土曜日を見ると超高速馬場。前が極端に残るというわけではなさそうだが、とにかく速い。

ペース予想

 セルバーグやオーキッドロマンス、エエヤンが先行し、キャットファイトやコラソンビートがそれに続く展開か。セルバーグはタメ逃げというよりはそこそこ飛ばすだろうから、締まったペースになるはず。予想タイムは1分30秒台(もしくは29秒台もある?)。

予想区分とその理由

予想区分はB。
 アスコリピチェーノが出走してきている。春に桜花賞・NHKマイルCを2着しているから、阪神JFの勝利とあわせてほぼG1・2勝馬といってよいだろう。NHKマイルCは狭くなったところから距離も残されていない中2着に食い込み、強さを見せている。10番枠なら可もなく不可もなく、だろう。中団ないしそれよりも前につけての競馬ができれば、古馬の牡馬に換算すると59.5キロのハンデではあるが好走は十分に可能。というか、勝利候補no.1の馬だろう。

 サンライズロナウドを本命視していたが、馬場がここまで速いと後ろからいくことが確実な馬はそれだけで不安が生まれる。今回は後方からの追い込みというよりは中団からの競馬をしてくれるだろうと思ってはいるが…末脚の破壊力という点から見るならこの馬だと思う。

 セルバーグも逃げるというだけで十分魅力的な馬だがピークを多少過ぎてきている感もある。同じく先行志向のオーキッドロマンスは春に古馬混合のOPを勝ったおかげで斤量が見込まれたか。

 色々と一長一短ある面々だが、好枠を引いておりさらに先行競馬もできるという観点から、また昨年の同じ時期の中山で(2歳戦ではあるが)レコード勝ちを記録している実績からも、キャットファイトを本命にする。桜花賞18着だが、これは昨年12月から5ヶ月で4戦というローテーションの中で、既にお釣りが残っていなかった可能性も十分考えられ、度外視してみようと思う。
 時計勝負において斤量が軽いというのは何よりのアドバンテージであり、しかも52キロは有力各馬に比べて抜きんでて軽い。全3勝も全て大野騎手で挙げている。桜花賞でアスコリピチェーノに1秒9も負けているわけだが、今回3.5キロ差(7馬身?)、枠の差(1馬身?)、中山適性(1馬身?)、によってこれを一気に詰められると考えれば、他の馬とも十分勝負になるだろうというのが大まかな考えである。

結論

アスコとキャットファイトの馬連・ワイドはオッズが知れているので3連で狙ってみる。
3連単軸2頭流しマルチ 3-10-2,8,12(各5%)
3連単フォーメーション 10→3,8→3,8(各5%)を買い足す。

セントウルS

馬場予想・バイアス

土曜日のレースを見ると、内が十分使えている。極端な外差しにはなっていない。勝ちタイムも、1勝クラスで1分8秒3が出ていたから、十分に速い。予想決着は1分7秒台前半くらいは期待出来る。基本外は厳しい感じがするが、ペース次第である程度どこからでも来られそうだ。

ペース予想

ピューロマジックが速いので、これが確実に逃げるだろう。その後をアサカラキング、テイエムスパーダ、グレイトゲイナーあたりが追う、あるいは競りかけにでも行きかねない展開。テイエムスパーダなどは自分の競馬をするしかない、的なコメントが出ているから、無理に押して途中からでもハナを奪いに行くような姿勢も見せるかもしれない。すると乱ペースになる。ペースは前3F33秒0前後、予想タイム1分7秒5

予想区分とその理由

予想区分はB。
今回、ウイークポイント・不安点がはっきりしている馬がとても多いと思うのですよね。内から順に、

1モズメイメイ 馬場的に最内はさすがにプラスとは言えない
2アネゴハダ  力が足りていないのでは
3グレイトゲイナー ピューロマジックいるので展開不向き
4ストーンリッジ 別定重賞は家賃が高そう
5サウザンサニー 展開に左右される脚質
6ジョウショーホープ 昇級初戦、1200もどうか?
7ヨシノイースター 左回り実績怪しい、前走体調万全
8キミワクイーン やはり洋芝がベストでは
9ミッキーハーモニー 展開に左右される脚質
10テイエムスパーダ ピューロマジックいるので展開不向き
11トゥラヴェスーラ 9歳でさすがに上がり目はなさそう
12テンハッピーローズ 新馬以来の1200
13ダノンスコーピオン ロードカナロア産駒だが1200未知、近走不振
14ピューロマジック 相手強化&坂不安&左周り不安
15アサカラキング ピューロマジックいるので展開不向き
16カリボール 8歳でさすがに上がり目はなさそう、外枠
17トウシンマカオ 外枠、左回り不安
18ママコチャ 大外、57キロ、休み明け不得意

ピューロマジックを私はとても評価しています。今回坂のあるコースで左回り、確かに前走に比べてキツイ面は増えますが、この馬のポテンシャル、スタートセンスとダッシュ力、53キロでの出走、有力他馬も不安を抱えている、このあたりを考えると克服できる確率も低くはないのではないか。北九州記念はヨシノイースターが勝っていておかしくない展開、それを最後まで抜かせず踏ん張った。そのヨシノイースターが今回のレースでもそこそこ人気している。急激にメンバーレベルが上がったとは必ずしも言えない。G1馬ママコチャは大外の上に57キロも背負わされている。脚質転換を図ったばかりのモズメイメイ、逃げられないと話にならないテイエムスパーダ、左回りでイマイチなトウシンマカオ、実績上位馬もなんか信頼性には乏しい面々ばかりなのですよね。アサカラキングの競りかけがあると鬱陶しいが、この馬が外枠を引いたことで「外に馬を置かずに2番手」が実現できるならあっさり隊列は決まるんじゃないか。そうも思うんですよね。北九州記念はピューロマジックの単騎逃げ、他馬を離した逃げでしたから。テイエムスパーダはついて来られないと思われます。

 よって、「逃げ粘るピューロマジック対追い込み馬」の構図をイメージ

 その追い込み馬は、サウザンサニー
 戦績を見ると、芝の短距離で底を見せていないことがわかるだろう。坂は歓迎、荒れ馬場も苦にしない。左回りが久々なのがどうかだが、3歳時にファルコンSで3着の経験があります。枠は絶好。各馬が内を詰めて回ってくるというよりはややばらけた直線になることが予想されるので、最内ではない内目から距離損少なく直線は他馬の間をつく、が理想の展開

 さて、あとはサウザンサニーが突き抜けるのか、ピューロマジックが粘るのか、です。確かにピューロマジックは今回左回り・坂・相手強化という不安条件を抱えているので馬券外に飛んでしまうリスクも抱えていますが、サウザンサニーの単勝オッズは私の考える適正よりは売れている感じがするんですよね。20倍近くつくなら単勝でいいかなと思うのですが。

 だから、この1点と心中することにします。

結論

馬連 5-13 (100%)



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