ラッコさんとナマケモノさん。

眠りの海をプカプカと、
ラッコさんが航行中。

久しぶりに
小島に住むナマケモノさんと出会った。

ラ『また会いましたね。』
ナ『そうだね。お帰り。』
ラ『木の上の眺めは、どうですか?』

すると、
ナマケモノさんがゆっくり瞬きして

ナ『いつもと同じだよ。
 でも、景色は変わっていくね。』

ラッコさんは、
ナマケモノさんの見つめる景色を
一緒に眺めながら、
ゆっくりとした時間を楽しんだ。