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ヘルメット治療はじめました。

先週からヘルメット治療を開始した。どうして治療が必要なくらい悪化してしまったのか、いま思い返せばやればよかったことなどをまずは書いておきたい。

【経緯】 枕で頑張ったみたけれど…。

なんとなく生後1ヶ月あたりで、右への向き癖があるなとわかっており、健診で小児科医に相談した時は「自然と良くなっていきますよ」と言われた。それを信じていたら斜頭になっていったのだ。許すまじ。

生後2ヶ月になっても向き癖は健在、「変わらんやんけ!」しかも「あれ、頭も少し歪になってない?」という感じだったので、向き癖に効果があるというドーナツ枕を購入してみた。しかしこの頃から寝相が悪くなり、なかなか枕に頭がおさまってくれない。

1〜2ヶ月はまだまだばたばたしている感覚があり、あっという間に生後3ヶ月になる。とりあえず幸運にも近くにあった「赤ちゃんの頭のかたち外来」に行ってみることにした。何か病的な問題がある可能性も微レ存した。

しかし、そこでなんと短斜頭の重症という診断を受けてしまう
重症か・・・予想外の結果に相方ともどもショックを受けた。とはいってもまだ首も座っていないためヘルメット治療ではなく、向き癖を改善させつつ一ヶ月ほど様子見ということになった。この期間に改善させれば良いだろう、と楽観的に構えていた。

先生から指導があったのは、積極的にうつ伏せや寝返りの練習をさせて頭に圧力がかかる時間を減らしていくのが良いということ。また背中の筋肉をほぐしたり、手足を身体の中心で合わせたりして向き癖を修正していくこと。

したがって、3ヶ月目は割と真剣に取り組んだ。ベットの向きを変えたり、ミルクをあげる向きを変えたりして常に赤さんの左側にいるようにした。うつ伏せ練習も欠かさずやった。枕も少し良いやつにしたり(ケラッタ)、タオルを背中にかましたりして(”天使のねむり”を参考)、頭が常に左に向くようにした。

右側が頭で、右半身は手前に向かって傾斜をつけており、左の脇腹の下に段差をつけることでずり落ちないようにしている。下にズレないように足元にはクッションがある。

1ヶ月弱ほど取り組み、4ヶ月目ごろ再診に伺うと、
なんとさらに悪化してると言われてしまった。自然によくなることはほぼない(目立たなくなるが)という話だったので、ヘルメット治療に舵を切ったのだ。

反省点

何がいけなかったのか考えてみた。

生後1-2ヶ月で向き癖を治さなかった

1番の理由はこれがあると思っている。思い返せば、妊娠中のエコーでも常に同じ方向を向いていた。
健診の先生の言葉もあったが、少し甘く見ていた。とくに初めの頃は頭をあまり動かせないため、この間に向き癖をつけないのが良さそうである。

とくにうちの子は頭がふさふさで、頭の変形が外からわかりにくく、はじめのうちは気づかなかった。

少しでも向き癖や歪みがあるなら本気で取り組む

頭の歪みに気づいたあともなかなかお金をかけたり、本気で取り組む姿勢が欠けていた気がする。
「気のせいかも」とか「そんなにひどい歪みじゃないんじゃないか」とか、歪みを信じたくない気持ちもあるし、頭の形なんて別にみんなまんまるでもないし、少しくらい歪んでいるもんでしょ、みたいな考えもあったと思う。

いずれにしても、なんとなく枕を変えるくらいではいけなかったのだ。
いまから振り返るなら、「天使のねむり」のような姿勢を完全にコントロールするようなものを購入するだろう。またうつぶせ練習を早いうちから行い、タミータイムを増やしていくのも大事だっただろう。
結局のところ、なんとなく中途半端な対応の結果、ヘルメット治療にまで辿り着いてしまったのだ。

ヘルメット治療は必要なのか

これが多くの親が悩むポイントではないかと思う。
保険適用外で費用は高額になるし、1日のほとんどをヘルメット装着しているため子どもへの負担も大きいし、そのケアを行う親への負担ももちろんある。

これについては相方とかなり話し合った。
はじめはやる必要がないという結論だった。髪がもっと生えれば目立たないし、頭のかたちで差別されることもないだろうという考えだった。頭のかたちも子ども(あるいは親)の個性、人生に良い味を出してくれると。

ただ、頭のかたち外来では重症→悪化と診断され、揺らいだ。
頭の形を良くすることで子どもの将来の選択肢を削らないで済む、あるいはプラスにはならないかもしれないが、少なくともマイナスにはならない、など。いろいろ考えた。そして我々が納得することが一番だと結論した。あとから「やればよかった」という後悔はしたくなかった。

費用について生活費に影響せず無理なく捻出できるという点も大きかったと思う。これはそれぞれ事情が異なるところだろう。個人的には無理にやることのものでもないだろうと思う。治療を決めたあとヘルメットが作られるあいだにも子どもは成長していき、やや気にならなくなった気もしていた。

治療を開始してみて

髪が多ければ、それが緩衝材になるので切らない方が良いとのことだった。
一週間から10日間かけて1日中装着できるように慣らしていくようだが、うちの子は比較的スムーズにスタートしている。現在一週間目で夜通しつけられるようになっている。

いまのところ思ったほど大変ではないし、子どもも窮屈そうな感じはしない。とくに変わらず、毎日を送っている。

今後も何かあればここで書き記したい。



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