五十嵐広三評伝 微笑みの政治家

「そこに1人の人間がいる。その家族がある。しっかりと見つめ、喜びや悲しみを自らのものとし、幸せを守り育てるのが政治の原点だ」。元官房長官・五十嵐広三の政治家50年の軌跡は、この「政治の原点」をいつも問い直しながら、弱者と寄り添い、「強い国よりも人に優しい政治」の志向だった。旧社会党議員にありがちな労組出身議員ではなく、企業経営者としての柔軟さと自治体首長としての行政手腕を活かし、国政にリベラルの息吹を吹かせ続けた。北海道のみならず、全国の社会党の良心として、光彩を放った人生を見つめ直すのは、現在の閉塞した政治状況を打開する意味でも何らかの意義があると考える。政治家とは、どうあるべきなのかを、考える上で、そこに一つの答えがあるような気がする。これから随時、書き込み、五十嵐広三の評伝を書き上げたい


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