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【デッキ構築】ケルシャワデッキ【新弾対応】

要旨

新弾スカイレジェンドで登場したケルディオGXを活かすデッキを考案しましたので、公開します。
強いかどうかはさておき、火力よりも耐久に振ったデッキ構成です。
全体として、展開が遅れても相手に押し切られづらくなりました。

ごあいさつ

こんにちは、きたにちです。
また水デッキを作りました。
今回、ケルディオGXが登場し、水デッカーにとっては福音となりました。
ケルディオGXが映えるデッキだと思っていますので、よければお読みください。
ちなみに、ケルディオGX2枚とベベノム2枚の合計4枚で新弾バトルに出られるようになっています。

はじめに

スカイレジェンドのカードリストが発表されたとき、思わず声が出てしまいました。
あと、コラだと思いました。

なんでGXポケモンなのにGXメタなんだい・・・。
何回かしか対戦で回しておらず、優勝したわけでもありませんが、ここに記します。

先日のバトロコでの出来事

ちょっと違う話をさせてください。
先日の水曜日、スカイレジェンド前の最後の大会だということで参加して参りました。
いやぁ参ってしまいました。
グレシャワで出ましたが、4回戦中1回しか勝てず、だいぶめげてしまいました。
1回戦:メルカリ 勝ち
→1体目のメルカリをグレイシアGXのポーラースピアGXで倒し、2体目のメルカリをシャワーズGXのハイドロポンプ(素の火力280ダメージ)で倒して勝ち。いやぁ硬かった。
2回戦:スターミー型ガブギラ 負け
→スターミーでエネ加速し、のろいのおふだを付けておきガブギラの火力を上げるプランを取っていた。意図を読めずまんまと僕は引っかかり、ワンパンされ負け。
3回戦:ズガドーン 負け
→モノマネむすめで大量ドローして盤面を整えるも、200ダメージでワンパンされ続け負け。また、ブロアーが来ずに相手のバトンを割れず、相手はエネが続いていた。
4回戦:ジラサン 負け
→まともにサポートを引けずに盤面を整えられずに負け。
以上でしたが、総じてこちらより攻撃を開始するターンが早く、こちらがもしブロアーを使えば刺さる局面が多かったです。
また、サポートポケモンがいる(=単デッキでない)デッキに多く当たりましたが、グズマで呼び出して倒していれば相手の展開を遅延できる局面が多かったと考えています。
正直グレイシアGXを入れる以上、ゾロアークGXやゼラオラGXに当たらないことには性能を発揮できないのですが、当たりませんでした。
ただし、環境のせいにはしたくありません。
負けは負けです。

ケルシャワに求めること

以上のことから、ケルシャワでは相手のサポートポケモンを能動的に狩りに行けること、ポケモンのどうぐに左右されないプレイングができること、そして何よりもワンパンされないことを求めました。
したがってグズマは4枚投入し、必要に応じてともだちてちょうでグズマを回収することで、サポートポケモンを狩れる体制を整えました。
ポケモンのどうぐなのですが、ブロアーは相変わらず1枚しか入っておりません。
グズマを1枚減らして足すのも良いと思います。
ただ、のろいのおふだを貼られたところでGXポケモンからダメージを喰らわないですし、ヌオーとかアーゴヨンには乗せられてもそうでなくてもどちらにしろ色々なポケモンにワンパンされるので、特に起こることは変わらないと思います。
バトンに関しては割れるようにするべきだと考えますが、とりあえず後続のポケモンを倒しておいて後ろに続かないようにするしかないと思います。

ソニックエッジ110ダメージって弱いですか?

以前から言われている気がしますが、昨今の火力インフレを考えると、水の火力は相対的に下がっています。
本来HPが200とか210あるブイズが色々なデッキからワンパンされるようになったのはここ最近です。
さて、ケルディオGXは、いくらGXポケモンからダメージを喰らわないと言いつつも打点は低いです。
しかし、後ろを狩ることを考えれば十分ではないでしょうか。
水同士の対戦では、グズマで相手のヌオーを引きずり出してシャワーズGXで叩けばいいですし、そうなるとカラマネロ、アローラキュウコンも射程圏内です。
フーパは、返しで倒してこない読みでアーゴヨンで迎え撃つか、後ろにサブのヌオーを立てられるならヌオーでワンキルを狙います。

ケルシャワデッキの基本的な立ち回り

お待たせしました。
まず、バトル場にはケルディオを立てません。
立てません。
というのも、相手が非GXデッキだった場合、特にカメックスなどの2進化ポケモンやサンダーだった場合に面倒です。
というのは、カメックスだとHPが160ありますので、ハイドロタックルを撃ってきてからの残りHPは130で、シャワーズGXのハイドロポンプで3エネでちょうど倒せます。
しかしケルディオGXだとそれができません。
また、サンダーが出てきた場合、ケルディオGXだとアサルトサンダー+ハチマキ+エレキパワー2枚であっさり倒れてしまいます。
シャワーズGXはエレキパワーを3枚要求できますので、初ターンで倒される確率はぐっと減ると思います。
話を戻しますが、バトル場に立てるのはイーブイもしくはムウマです。
次点でベベノムです。
ベベノムはアーゴヨンに進化しても逃げエネが1ですし、後ろが事故っていても進化できれば2ターン目からターニングポイントで80ダメージが出ますので、進化し遅れたたねポケモンを狩ることができます。
ウパーはあんまり初手で来てほしくはありません。
早速倒れられると、もう一枚がサイド落ちしていた際におしながすことができなくなり、グズマで引きずり出しておしながして倒すというコンセプトが崩壊します。
ケルディオGXしかいないのであれば、彼を立てておきます。
次に、基本的にはエネ貼りはイーブイにして、エナジーしんかでシャワーズGXにしていきます。
これにより回復をできるようにし、展開が遅れ相手が先に攻撃しだしたときの抗堪性を上げておきます。
あと、アーゴヨンが2ターン目に立ってヌオーもいれば、誰に貼っていようともチャージアップしておしながして攻撃できますので、バトル場に貼ろうとこだわる必要はありません。
立たない場合はその時点で事故ですので、妥協策として3ターン目にヌオーが立っているように回し、3ターン目に攻撃します。
回復していれば、タッグチームでなければ経験上耐えてくれます。
ところで、このデッキにはムウマージが1ラインだけ入っているのですが、山が削れていないなぁだとかボールがいっぱい来てたくさんポケモンを並べられるなぁというときは、立てておきます。
ちなみに立てると、ヌオアゴが立たない事故が減ります。
さて、次は相手のデッキタイプを把握します。
GXデッキであればグズマで相手のHP110以下のポケモンを引きずり出し、ケルディオGXをバトル場に出しましょう。
この時点で、ベンチにはシャワーズGXが3体おり毎ターン90回復しますので、中打点の非GXポケモンで対抗しようとしてきてもサイドを取らせないように振る舞えます。
ここで裏にアーゴヨンを立て、トキワの森を貼り、チャージアップで水エネルギーを場に溜めていきます。
ダメージがケルディオGXに溜まってきたところで再びグズマを使い、今度はGXポケモンを呼び出します。
そして自分の場に溜まった水エネルギーをシャワーズGXにおしながし、ワンパンしていきます。
一方、非GXであった場合にはシャワーズGXを立てて地道に倒していくしかありませんが、バラマキ系にはうるおいのしずく+グズマで速やかにばらまかれたダメージを回復します。
グズマで回復って何事じゃ・・・。
例えば非GXデッキとして、ジラサンはアサルトサンダーで累積ダメージを狙ってくるイメージがありますが、その場合もやはり入れ替えて新しい(?)シャワーズGXで叩くようにします。
場にダメージが満ちた頃にシャワーズGXのヒールシャワーGXをお見舞いします。
自分の場の水ポケモンのHPが全回復します。
カードを傾けて、載っているダメカンをざらざら~と全部取り除いていくのはすごく背徳感があります。
・・・ごめんなさい。
これとは別件で、相手がドロソを使わないターンが続いている際にはエレキパワーを抱え込んでいる可能性を考え、リセットスタンプを打つようにしましょう。
終盤は、シャワーズGXのハイドロポンプでダメージを叩き込んで倒してフィニッシュします。
思うに、あまり水を握っている方がいないからか、ハイドロポンプの火力に無頓着の方が多い印象です。
これをするとすごくスッキリします。
「全部おしながします」

グズマを打たれることを想定してみる

当然、相手のデッキにもグズマは入っています。
このデッキに限りませんが、「次にグズマを打ってくるとしたら、だれを狙うだろうか」と考えながら展開していくことは重要だと考えます。
このデッキの場合、たぶん9割ヌオー、1割アーゴヨンだと思います。
ただ、バトル場にはもれなくケルディオが立ちますので、後ろを狩ったところで打点を入れられない現状は打破できません。
そう考えると、相手が非GXの主力を立てられない限りは時間の問題ではないかと思います。
もう一つの可能性として、シャワーズGXが引きずり出されることを考えます。
当然ですが、ワンパンされなければいかなる方法を使ってでもケルディオGXを前に立て直します。
ワンパンできるGXポケモンは、エレキパワーを積んだピカゼク、ハチマキを巻いたサナニンフのGX技、レシリザのフレアストライク、三鳥のトリニティバーン、ハチマキを巻いたホエキング、ズガドーンくらいだと思います。
そこらへんを考えて、該当する場合は倒されてサイドを詰められた場合の攻撃を想定しながら回します。

無人発電所を貼られることを想定してみる

たぶん、ケルディオGXの一番の天敵です。
そのターンに倒れるのは仕方がありません。
ただ、返しのターンで絶対に剥がすべきです。
このデッキではその策がやや手薄ですので、改善するべき点はそこだと思います。
あとは「次のターンで無人発電所を貼られたら何が起こるか」を考えるべきです。
170ダメージ以上を出せるポケモンがいるならケルディオGXは倒れるでしょう。
その後、エネルギーがトラッシュに落ちた結果、後続のシャワーズGXが技を撃てなくなる事態は避けるべきです。
したがって、後ろのシャワーズGXには1枚エネルギーを貼っておきましょう。
そうすることで、次のターンでチャージアップ+おしながす+手貼りで3エネをシャワーズGXに付けることができ、沈黙せずに済みます。
あとは無為に長期戦に持ち込むことなく、相手が引き当てる前にゲームを終わらせるようにできれば良いなと思います。
貼られてしまうと、地味にシャワーズGXによる回復もできなくなりますので、一気に打たれ弱くなります。

グレシャワだったときの課題

グレシャワを好んで握っていましたが、そのデッキにはいくつか課題があると考えます。
まず、盤面が整うのが遅いこと。
次に、ワンパンしてくるデッキにどうしようもなく弱いこと。
最後に、手札干渉できるカードが少ないこと。
です。
1つ目ですが、ヌオアゴは両方共1進化であるため、どんなに頑張っても1ターン目で技を撃つのは不可能です。
2ターン目で打てることも5割程度です。
となると、レシリザであれば溶接工からのフレアストライクでワンパンできてしまいます。
ピカゼクも、エネ加速して2ターン目から余裕で殴ってくる点で同様です。
つまり、ヌオーやアーゴヨンを使おうとしている時点で相手より回りが遅くなるのです。
一方、グレシャワは中打点デッキに対しては有利です。
回復して確定数をずらしながら準備をし、自在に打点を調整できるハイドロポンプでワンパンしていく。
グレイシアGXの特性と相まって、特にゾロアークGXには完全有利を取ることができました。
ただ、今は高火力デッキが主流です。
最後の点は、リセットスタンプが登場したことで自分はジャッジマンで事故らずに、相手だけ事故らせることができるようになりました。
ただ、入れる枠を見つけられませんでした。

ケルディオGXで変わったこと

自分の回りが遅いとき、解決策は2つあります。
一つは自分の回りを速くすることです。
もう一つは、相手の回りを阻害して遅くすることです。
そうすることで、自分の回りが相対的に早くなります。
今まではその役割はグレイシアが担っていましたが、特性持ちのGXポケモンにしか刺さらないという欠点がありました。
また、HPが200ですので、火力で押し切って特性ロックを解除しようと思えばできてしまうこともありました。
ところが、ケルディオGXは先述の通りGXポケモン全部にメタを張れます。
阻害している部分が異なりますが、根本的な考え方は同じです。
また、効果も受けないため、GXポケモンがマヒで動けなくすることも不可能です。
グレシャワでは、ライライのタンデムショックでマヒとなり、技が打てずに倒されるのみという場面がしばしばありました。

さいごに

GXポケモンにはケルディオGXを立てる。
非GXポケモンにはシャワーズGXでワンキルする。
勝手な思い込みかもしれませんが、発想は違えど、これは話題のフーパブラッキーと似たデッキコンセプトなのではないか、と思いました。
違うところは、倒されてから火力で返り討ちにするか、倒されないように回復するか。
無人発電所が脅威かどうか。
あと、回る速度が速いか遅いか(おそらくフーパブラッキーの方が速い)。
水デッキでこれができる日が来ると思いませんでした。
もうしばらく改良を重ねつつ、回してみようと思います。

p.s. 近日、ユキメノコを使った記事を書きたいと考えています。
お楽しみに。

言うのを忘れていたこと

ケルディオGXを注目した人は多いようで、検索をしても水デッキを使ったジムバトル優勝報告が見受けられます。
ここで、その一つにフリーザーでケルディオGXやホエキング、ヌオーを守るデッキが公開されていました。
正直、水ミラーはサナニンフの次に嫌です。
なんだかんだ言ってエネがあれば火力が出るんですよ。
どう考えてもホエキングに蹂躙される未来が見えます。
ここで、水ならではの対応策、もとい嫌がらせを考えます。
まず、相手はフリーザーを立ててくるでしょうから、こちらはひたすらシャワーズGXを立て、回復してコールドサイクロンの70ダメージを無効化します。
焦ることはありません。
頃合いを見てホエキングが出てきたら、グズマでこちらはケルディオGX、相手のヌオーを引きずり出します。
ソニックエッジで110ダメージを与え、あえて倒さずに番を終えます。
すると相手は、ヌオーにおしながしてケルディオGXをワンパンするか、ヌオーを逃がすかという選択を強いられます。
相手の手札にグズマがあればホエキングが出てきてしまいますが、こちらのシャワーズGXはハチマキがなければ倒れません。
その場合は、もう一度こちらがグズマを打って同じことをします。
4枚も入れてますし、序盤でグズマを封じられたぶん山札にはグズマが溢れているはずです。
一方、ない場合、おしながしてワンキルしようとすると、ヌオーのハイドロポンプは基礎60ダメージに水1枚につき20ダメージ追加なので、ハチマキ下でも4枚ないとケルディオGXは倒れません。
倒されたら返しでヌオーを倒し、相手の場のエネルギーを一気に枯渇させます。
彼らはヌオアゴではなくアクアパッチ型を採用していますので、5枚以上トラッシュからエネルギーを回収することができません。
また、ヌオーを逃がすプランを取った場合は2エネをヌオーに送らないと逃げられませんので、どちらにしろホエキングが沈黙します。
また、こちらのバトル場にはケルディオがいますので、仮にエネが間に合ったとしてもダメージは入りません。
つまり、ヌオーを引きずり出された時点で、相手がグズマを持っていなかったならば詰みです。
正直、ヌオーを引きずり出されて倒してくれないと結構迷惑です・・・。
以上でした。

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