POPの意味
まず最初に!!
これから書くことは個人の勝手な妄想だったり、想像だったりです。
知識が圧倒的に足りないからね、
ライターじゃなくてただのファンだから好きに思い入れられる。
ファンって立場は良いものです。
POPって何!!?
最初に言い訳書いたところで、本題へ。
BOLTは、初のZeppワンマンライブを終え次のように言いました。
「(アルバム)POPも今日でやっと完成したような気がした」
そうです、アルバム「POP」はワンマンライブを出来て完成しました。
一方で今からスタートだ、とも思いました。この両方の意味を勝手に捉えていきたいと思います。
POPが完成するワンマンライブ
BOLTのアルバム「POP」のテーマは、こんな宣伝文句がついてます。
アルバムタイトル「POP」(ポップ)には、 [ポピュラー]、[ポップミュージック]というスタンスと目標を掲げる、メジャーデビュー・初作品として[飛び出す]、
そして喜怒哀楽のある[弾ける]日常を表現するという意味合いが込められている。
ポップミュージックって何のことなのか定義が人それぞれ全然違うんですが、ポピュラー(人気)とセットで書いてあるからオリコンヒットチャートにあるような音楽ととりあえず考えときましょう。
もっと言うとRHYMESTER宇多丸さんがよく言ってるこちらの定義にしてみます。
「公共財としてのポップ」
誰からも愛されて普遍性のある音楽ってことですね。
そんな音楽を目指すのに、今っぽくないギター・ベース・ドラムだけをかき鳴らす曲なのはなんじゃらほいって感じですよね。
ここでBOLTのA&R ngsmさんが度々言ってる“いなたい”ってワードを使います。
いなたい(田舎風、野暮ったい(けどそれがいい))、あんま聞いたことないですよね。半業界用語。
BOLTのどこがいなたいのか、ひとつはメンバー、特にあやなのの歌い方は素朴でストレートで、いやーいなたいですね~。
あとは、先程のギター・ベース・ドラムだけの編成で生音を大事にしたインスト、今の技術をあえて使わない、いやーいなたいですね~。
(本当は最新のマスタリング技術で色々やってると思います、一見わからんってことで)
ずいぶん前に流行った音楽ジャンルで、限られた楽器、ちょっと素朴なボーカル、つまり、いなたいからこそ普遍的な音楽を志向していく、ってのがPOPの意味なのかなって個人的には思ってます。
楽曲達もアルバム披露まではメロコア寄りって感じでしたけど、アルバム曲はベースはメロコア・ラウド寄りだけど、作曲は全然違う畑の人だったり、実験的でもある曲もあって、ジャンルも近いけど幅広くなって、アイドル聴いてる人が聴きやすい曲も増えて、深みというより横に広がっていろんな人が聴きやすくなったと思います。
また、普遍的な音楽を表現してるってのは、ワンマンの時に曲以外に感じていて。
ひとつは、振付。
振付が、全身だったり、運動全体で曲を表現する動きが多いんですね。手振りとか細かいところ表現するというよりは。
この辺もBOLTの方向性に添ったところなんだと思います。
もう一個、映像のところ。
オープニングはかっこいいんだけど、実は画像の素材がなんか微妙に古臭いというかホームページビルダーっぽいというか。
SLEEPYBUSTERSの背景映像で、その謎の古臭要素が爆発してまして。
絵的にはVJという言葉が出てきた時みたいなサイケな感じ。フォントは昔のパワポみたい。そしてたまに出てくるオブジェクトは3DCGが出始めの頃の音楽MVのような。
いなたい!のか?
古臭いんだけど時代が無茶苦茶なんですよねw
ともかく、ださ格好良くて、最高でしたね。
時代を超越して普遍的な演出だと(勝手に)解釈しましたね。
そういえばクラップによるコールアンドレスポンスしてたとこの音のループもなんか同じような気持ちでした。
そんな、たまになんだ?!と思う演出を知ってか知らずかBOLTのメンバーはライブをひたすら楽しんでました!
全曲披露して、更に新曲Don't blinkも披露してPOPの世界観をやり切りましたね!!あやなのを優しく見守りながら本人たちも割と自分の好みを出して楽しんでいくようになったるんちぃ。見守られながらのびのびとライブをして靴を拭きに行ってしまうあやなの。アイドルが様式的にやってる後ろ向いて水飲むのやらないBOLTは型にとらわれない良さ・普遍さの片鱗が見えたような気もします。
POPはまだ完成してない
POPはワンマンで完成したんですけど、“公共財としてのPOP”というのは誰もが知っててしかも好意的に思われている歌になるってことです。それってただ売れる、より何千倍も大変なことだと思うんですよね。
しかも日本はまだしも、海外ではpopular musicはhiphopに完全制圧されている状況です、捉え方によると思いますが。
hiphopは自己主張の音楽で、公共財にはなりにくいマインドの音楽なのでね。
この辺のパワーバランスをぶち壊してぶっかまして欲しいな、っていうのがBOLTに対する自分のロングレンジでの願望です。
だからまだ先は長いから、治療が必要な時は無理せず休むのがベストチョイスだと思うんですよね。
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