見出し画像

【野鳥観察日記】202211-5目の前に見たことのない鳥が現れると

野鳥観察をしていると、ごくたまにそこにはいないであろう鳥に会うことがあります。
今月は二度そんなことがありました。

一度目はオシドリ。浜でユリカモメの中からズグロカモメを探していたら、小学生ぐらいの男の子がやって来て「オシドリがいるよ!」というのですが、にわかに信じがたくしばらくしてからやっと探し始めました。

そして…いました。(写真中央)
なんで?なんで?という言葉が頭の中に駆け巡りました。今まで見たオシドリといえば、自然豊かな池の遠くの端の方に集団で過ごしていオシドリばかり。

目の前のオシドリはほぼ眠っています。たまに顔を上げるのでその時にシャッターを押します。その後しばらく動きそうになかったので、油断していたらいつの間にかいなくなりました。
もっと最後まで見守っておけばよかったと後悔ばかり。

しかも、実は見失っただけでその日の午後にもホシハジロの群れの中にいたそうです。二度びっくりしてしまいました。
とはいえ、海辺の横の開けた砂浜でとても明るく、美しく色とりどりの羽をじっくり観察することができてとてもありがたかったです。銀杏羽のきれいなことといったら。飛ぶ時にはこの銀杏羽をたたんで飛行するらしくその姿もみてみたいものです。

そして、二度目は突然飛んで来た大きな鳥。

ぱっと見てカルガモに見えたのですがあまりに大きすぎるのでこれはもしかして、マガン?ヒシクイよりは小さいし、くちばしピンク色だしと、いろいろ考えながら撮っていました。しかし、なぜ浜に??との思いが頭を駆け巡りました。
マガンの若鳥は、しばらくは小さな砂浜で遠くを見てぼーーっとしていました。



そのうち近くの草を食べてみたり、ギャッと鳴いてみたり約20分そこにいました。その後近くに飛んで海にプカプカと浮いていたあと、遠くにいってしまいました。

今回は前回の反省も踏まえてとにかく目を離さないようにしました。
そんなこんなで、こんな出会いは嬉しいものです。ただ、現実を受け止め切れない時にすぐに体が動かないことがあるんだなあ、と痛感しました。

鳥は海や川を目印に飛んでくると聞いたことがあります。だから、間違ってやってきて上陸することは、日常としてあるのですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?