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【油そば】と【まぜそば】の表記揺れを絶対に許さない

油そば大好きなんですよ
ラーメンで有名なお店に行っても、油そばがあるだけでそっちを注文してしまうくらいに
そんな油そばが大好きな自分が【油そば】と【まぜそば】の表記揺れを絶対に許さないと言う話


油そばが好きになった経緯

大学時代

高校生まで基本的に有人のみでの外食を禁止というルールの家庭で育ったこともあり、自由に好きなものを食べれるようになったのは大学生になってから
そもそも埼玉県に住んでいた自分は通っていた高校が春日部方面であり、埼玉県民ならこれがいかに可愛そうであるかが一発でわかるはず
そう、電車通学という自由を得ても、大宮方面の定期を持つことのできない高校生は残念なのである

で、大学になってやっと大宮を通過する定期を手に入れ、ある程度好きな移動ができるようになって出会ったのが

オープン時の写真らしい

そう、ぶぶかである
大学院への進学もほぼ決まり、研究室通いが始まったころに突然このお店が通学経路に現れた

ぶぶかの油そば

今となってはインスタント麺で有名なぶぶか
これが本当に、衝撃的に美味かった
もともとラーメンは大好きで、大学近くのラーメンもよく通って食べていたが、これはラーメンとは別物、こんな美味しいものがあるのかと

最初に出会った油そばがぶぶかだったこと
これが明らかに自分の人生に影響を与えていることは間違いなく、その結果がこの記事のタイトルに繋がってくるのである

社会人時代

社会人になって少し落ち着く…はずだった
3年目以降に住める社員寮に引っ越したときに奴は突然現れたのである

今でも人生で1番美味しい油そば

社員寮から徒歩数分に油そば専門店の登場
これがバッチバチにキマる
出張というストレスも多々あったこともあるが、これを酷いときは週2で食べ続けていた

最終的な"いつもの"

油そば大盛り+肉丼
これがいつものセットとしてひたすら食い続けた
これが本当に美味しくて美味しくて

ちなみにこの頃から自作もはじめる
タレの割合をひたすらに研究しまくった

自作油そば

少々見にくいが明らかに影響を受けている


遠征食

社会人になったあたりから趣味でLIVEの遠征に行くようになり、その際にほぼ確実に遠征先での油そばを食べまくるようになる

それでも前述した油そばに勝てるものはないかなと感じ始める

不穏時代

何が不穏か…そう、週2で通いまくった油そば屋が不穏になってくる
どうやら店長が変わったっぽいというか、辞めたっぽい
週2で食い続けてた俺、明らかな味の変化を感じる

味の変化だけではなくお店が突然不定休になり、突然今日はお休みですみたいなのが増え始めた

そんな中でネットで色々調べた結果、野方で前店主が油そば屋をやっているらしい…しかもメニューをほぼ丸パクリで

通ってたお店は小規模チェーンで県内に3店舗ほど出店しており、その元締めが野方の店に対して怒りプンプンだった

この味よ

食べた瞬間に「あ、この味です」
とはいえ野方、わざわざここまで食いに行くか??
とはなる
ちなみにこのお店も2年持たなかったぽい

ロードバイク期

元々乗ってはいたのですが、油そば遠征をロードバイクで始めるようになります
主に都内が多いかなと言うところ

ほぼぶぶかと言っても過言ではない

これは今でも続けてます
ちんみに1枚目なのですが、ぶぶか立上げメンバーがやってるラーメン屋油そばで、まーじで美味しい

救世主現る

いつもの店が営業してるのかしてないのかもう分からん状態で油そば禁断症状が出だします
家の目の前につけ麺屋があり(幸い僕はつけ麺が好きではない)、そこの油そばもどうにか及第点

つけ麺屋の油そば

ラーメン屋の評価って通えるかどうかってかなりのウエイトを占めてるんですよね、実際のところ

そんな中で救世主が現れます

通ってた油そば屋の別店舗(閉店)の店長だったらしい…人が独立して、家から通える場所にお店ができたわけですが

…うめぇ…
旧店舗の味よりかはいまいちだけど、現状の味が落ちた+いつ開店してるのかわからないお店より全然良い

むっちゃ通いすぎて店長と仲良くなってトッピングのマヨネーズはいつもサービス(無言でカウンターに置かれる)

また、近所にジャンクガレッジもできた

これはこれでアリなので助かる

車登場

嫁と同棲はじめて車が使えるようになり、
車でしかいけないような店舗の油そばが食べれるようになる

それでも新しい行きつけ店舗に行くことが多いわけですが


転職と引っ越し

そん中、突然ではありますが転職をすることになります
前述したように、ラーメン屋の評価、価値として、通えるというのは重要な要素だと思っています

引っ越した結果

一見派手系に見えるがタレと麺がマジで美味い


・・・ん?これはなんとかなるぞ???
というか、かなり美味しいぞ???

個人的に考える油そばの条件


無駄に自分の油そば好きという気持ちだけを書き続けたわけですが、
写真を見ていただければ油そばに対して求めていることがわかると思います

①某人気店、台湾まぜそばがないのでは?
②一時期流行った見た目派手系の油そばがないですね

そうなんです
初手がぶぶかだったばっかりに、他の油そばを一切受け付けない状態になってます
一応これには理由があります

台湾まぜそば
 →極論味の差別化が取りにくい
  旨味は理解できるが、結局肉味噌の味に依る

油そばが食いたい
 →故に、油そばという食べ物が美味しくない、メインではないものは食さない

油そばってそもそも何か?


基準は完全にぶぶかです

・油とタレ、麺がしっかりと乳化して3味がしっかりと感じることができる
の食感と美味しさ
・(可能であれば)旨味のタレとご飯を一緒に食べることができる

ざーーーーっくりですが、個人的に求める条件がこれ
なので、油そばのお店を調べて、写真を見たときにこのお店はパスというのは割とある
ざっくりとNGにしている項目を挙げていきます

①お店側で麺とタレ(油)を混ぜない

よくお店で言われると思うんです「食べる前にしっかり混ぜてください」
正直な話、タレと油が入った丼に茹で上がった麺を入れた時点でお店側で乳化させてほしいんですよね
それくらいしっかり混ぜて乳化させるべきだと思っているので

とはいえお店のオペレーションもあるだろうし、こっちで混ぜて乳化するならそれでいいのですが・・・
過去に絶対に許せないお店というものがありまして、東京◯組総本店
だいぶ昔に切ったお店なので、今は変わってるかもしれないけれども個人的に絶対に許せなかったのが、乳化させてないのに生卵入れるんじゃないよ問題(あと白身入れるな)

これ何が問題かって、
乳化させるために混ぜる→卵が割れる→麺が熱いので卵が麺に絡んで固まる→麺にタレの味が染み込まないどころか、麺に中途半端に固まった卵がぼっそぼそで食感最悪
乳化も中途半端で美味しくない
これはもう絶対に許さない案件です
そもそも白身入れるなって話なんですが

なので、客側で麺を混ぜて乳化させるなら卵は本当に勘弁してくれという話

②麺が美味しくない

よく具材がすごい系(例を上げるとローストビーフのアレ)って麺が美味しくないんです
まぁたいていタレも油も美味しくないんですが
色々食べていつも思うのは、タレの味、油の味、麺の味、ちゃんと違いがあって、ちゃんと美味しい
これがちゃんとしたうえでやっと具材の話になってくるわけです

なので、油そばの個人的な定義としては和のペペロンチーノといいますか、オイル系パスタといいますか
しっかりと油とタレを乳化させて麺に絡めて食べるということ
その乳化しきって残ったタレでご飯が食べれる
これが個人的に美味しいと思っている油そば店の条件

お酢 or マヨネーズ

圧倒的にマヨネーズ派
油そばにお酢、僕はダメなんですよね

前述の乳化にもつながってくるのですが、お酢によりシャバつくのがまずダメ
またお酢を入れて加熱もしないため、さっぱりよりもお酢のキツさが全面に出がち
マヨネーズはさっぱりとこってりの共存・・・というデブみたいな矛盾した言葉つかいますが、まろやかにしつつ、こってりさせる
せっかくの油、タレ、麺の乳化を邪魔しないので良いと思ってます
ただし、最初からかけることはNG
注文するときはいつも別皿でお願いしています

お願いします、ご飯おいて欲しいです

はいデブ、デブです
タレと油とマヨネーズで完全に乳化したタレ
これをご飯に乗せて食べたいんです・・・デブだから

ちゃんとした油そばのお店ってタレと油でしっかりと美味しいので、
入荷してドロっとしたものをご飯に乗せて食べると美味しいんですよね

昔は丼の中にご飯を入れてたのですが、これって無茶苦茶重いんですよね
なので追いメシはタレをご飯にかけて食べたい派です
丼に入れると食べる速度よりもタレをご飯が吸っちゃう速度のほうが早すぎて、最後べっちゃべちゃのご飯になっちゃうの嫌なんですよね・・・

どろっと入荷したタレの中に、残ったチャーシューやネギの具材をご飯に乗せて食べる
これが個人的に一番好きな食べ方

とはいえだ、ご飯はお店のオペレーション的にやらないお店もあるし、
そもそも完全に乳化したうえで、麺とタレの量が正しく配合されていた場合、食べ終わった後に丼にタレが一切残らないというのが油そば単体でみたときに完璧であるという話でもある

でもご飯にかけて食べたいんです、デブだから

【油そば】と【まぜそば】の表記揺れ

やっと本題です
これを書こうと思ったきっかけでもあります

前述した通り、出先の最寄り駅で油そばのお店を探すことがいつもの行動になってます
そんな中であるのが「まぜそば問題」
僕はぶぶかで育ったため、油そば=ぶぶかのような
油とタレを麺に絡めて乳化させた食べ物と認識している
まぜそばと表記するお店も多いため、まぜそばでも検索することが多い
(最近だと汁なしという表記もある)

ところがどっこい、まぜそばですよ
近所にワンオペでこじんまりとした「まぜそば」が有名らしいお店があったのでついに行ったんです
まぜそば頼んで、いつも通りマヨネーズも課金して頼んだんです

出てきたのがこれ

汁ぱんぱんやないかい!!!!!!!!!!!!!!!!!

丼の2/3が汁やないかい!!!!!!!!!!!!!!!!!

その汁もシャバシャバやないかい!!!!!!!!!!!!!

どんなに混ぜても乳化しねぇぞ!!!!!!!!!!!!!!

こんな液体にマヨネーズいれてどうすんだよ!!!!
おい!!









はい、こういうことです

【油そば】と【まぜそば】の定義

探すと色々出てきます

いくつか出てくるんですがどうもしっくりこない
だって油そばを謳ってるぶぶかは最初から乳化して出てくるので、ここの定義でいうとまぜそばだし、なんなら上記の許せないまぜそばは大抵の場合「まぜそば」と表記されていることのほうが多い

まぜそばと言いながら汁がタップタプの麺が出てくると本当に萎える
ラーメンでいいじゃんってなるくらいにはテンション落ちる
しゃばっしゃばの液体が絡みつきもしない麺をススって、これなんだろうって無になりながらさっさと退店しよって気持ちになる


この汁たっぷたぷの【まぜそば】はどこから来た?

まぜそばと言えば台湾まぜそばが出てくると思います
でも台湾まぜそばは汁たっぷたぷではない
どちらかと言うと乳化と言うかパスタ寄り

でもこのまぜそばは明らかにスープがある
オイルパスタに対して、スープパスタってくらいある
これがどこから現れたのかが本当に分からん

つまりだ
上記の経緯で油そばを好きになって、
好きな油そばがある自分としてはこの存在が邪魔である
しかも大抵美味しくないんだ

二郎系のお店のまぜそばはこの傾向があるが、
ジャンクガレッジはちゃんと汁のない油そば

【油そば】と【まぜそば】は一緒と思われるが全然違うというところと、あの汁がたっぷたぷのまぜそばが出てくると本当に残念なんだと言う話

ここに新たに【汁なし】というものが現れたが、汁なしは名前の通り汁なしなので、【まぜそば】より信用できる

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