「みんなちがって、みんないい」〜ABBAとALEX BOYEから感じるのは

ＡＢＢＡが４０年ぶりに復活、１１月に新アルバム＆来春“革命的”コンサート開催

※毎日たくさんのスキやフォローをありがとうございます。フォローをお返ししたり、皆様のスキにスキをお返しするのが、追いついていません。今8月19日あたりです。遅くて申し訳ないのですが、ご寛恕のほどを。

ABBAが復活するそうです。娘たち（私には成人した娘が二人います）にABBAっていいんだよって言っても、「ふーん」な感じだけど、何せ私は10歳のある日、当時住んでいた北九州市から福岡市まで、台風が近づき不穏な風が吹く中、バスに乗って50キロほど電車に乗って、バスに乗り換えて一人でABBAのコンサートに行った思い出があるので、永遠のファンです。

来年5月にABBAのコンサートが開催されるとのことで、楽しみです。

ところで、私が作業用に最も聞いているのは、ALEX BOYEです。
https://www.youtube.com/channel/UCCdZ3uBYxb_wt85dvvt2kvQ

1曲目はたいていこれです。↓これを聞くと「さぁ、やろう」というスイッチが入ります。
ALEX BOYEのBrighter Dayz

音はごく小さくして（彼は声量があるので、小さくてもはっきり聞こえる）、画面も見ずに作業することが多いのですが、たまに動画を見ると、色んな意味で、いいなぁと思います。彼の歌は、ポジティブで、こんな時代でも、生きてるっていいよねと感じさせてくれるか、痛ましい事件があっても、そこから立ちあがろうというメッセージを感じます。そして、クラッシックの楽器や歌手、アフリカ系の言葉や衣装など、たくさんの出演者、たくさんのスタッフと、色とりどりです。
一番好きなのは、彼の空間を満たす声です。声自体が、とてもいろどり豊かです。
私も、彼のような、空間をポジティブなエネルギーを持って存在しているような、存在でありたい。
マイナスイオンを発する滝のそばにいるような、高い山の頂上で見る朝日のような、葉を茂らせる大樹のそばにいるような。

冒頭のABBAも、私にとっては4人の声が織りなす美しいタペストリーのような、色とりどりに空間を満たす声の感じが好きです。

私は基本、頭ごなしでないもの、一方的な押し付けでないものは何でも好きです。特に私が好きなのは、ALEXやABBAのような、空間的な広がりを感じるものです。余白、自由、臨機応変、ゆとり、遊び心、色とりどりの豊かさを感じさせる歌やアート、人の活動が好きです。

例えば私は植物が子どもの頃から大好きです。独身時代は東京に住んでいて、奥多摩から始めて、八ヶ岳やアルプスへ進み、夏の槍ヶ岳から穂高岳を単独縦走したことがあり、長野県に行くたびに自然の中にいられるのが嬉しかったです。
今住んでいる福島県は、長野県の安曇野にも負けない（と内心思っている）美しい山の稜線が、日常的に見えているのが嬉しいし、山や森、樹木、植物に近づくと、植物の緑は色が一つ一つ違うし、幹も枝ぶりも、葉っぱの形も、花も、実も、一つ一つ異なります。そういう豊かさを感じるだけで、嬉しくなります。

「みんなちがって、みんないい」。金子みすずさんの詩『私と小鳥と鈴と』の最後のこの言葉が、大好きです。人も、小鳥も、鈴も、みんないい。

今日も、そんな広がりと豊かさを感じつつ、1日を過ごしてゆきます。
喜多見明日香/ コバヤシ　アツ