英検3級対策〜長文読解編

英検3級の長文読解で大事なことは、時間内に読み切ることです。そのためには英語を返し読みせず、語順どおり左から右へと読み進めていきましょう。

英文を小さなまとまりごとに、文頭から順に読み下すのです。「それでは理解できない」という人は、始めは1段落だけを、まとまりごとにスラッシュを引きながら読んでみましょう。

そして次第に量を増やしていけば、最終的にはまとまった分量を、スラッシュを引かなくても読めるようになります。

長文のタイプによって、文章構造や性質を知っておくのも役に立ちます。

Aの掲示は、必要な情報が一目でとらえられるように、箇条書きでまとめられていることに着目しましょう。

Bの手紙文やEメールでは、まず宛名と差出人を把握し、登場人物を整理しながら読み解くことが大事です。

Cの説明文は複数の段落で構成されています。例えば5段落構成の場合、次のような展開になることがほとんどです。

それぞれの段落の冒頭にはトピック・センテンスと呼ばれる、その段落で伝えたい内容が端的に表された文があります。段落の最初の文を読むことにより、だいたいの内容が把握できることを知っておきましょう。

日頃から、長文のこれらの特徴を意識しながら、問題演習をするようにしましょう。

また、長文読解問題を解いた後は、単語の意味を頭に入れた上で、英文を音読するようにしましょう。英語に慣れて語順どおりに頭に入ってくるようになりますし、スピーキングの練習にも役立ちます。

英作文というと、「何から手をつけていいのかわからない」という人がいます。そういう人は、英語の文の構造をまず理解しましょう。英語の文は、[主語][動詞][その他の要素]という順序になるのが原則です。英検3級の英作文で多く求められるのは、受験者自身の考えを述べる文ですので、[主語]にはI、[動詞]にはwant(~したい)やlike(~が好き)などを入れてみましょう。そして[その他の要素]に目的語を入れれば、「私は~がしたい」「私は~が好き」など、自分を主張する文章ができあがります。

英検3級の形式に合わせて、文章の構成を基本パターン化し、練習を重ねる手も有効です。

自分の考えを述べる表現も、いくつか覚えておきましょう。My favorite ~ is …(私がいちばん好きな~は…です。)、I am interested in ~.(私は~に興味があります)などが便利です。

英作文に当たっては、文頭や固有名詞は大文字で書き始める、複数形は名詞の末尾にsをつける、文末にはピリオドを書く、などのルールを守りましょう。


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