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ついに鉄帽に手を出す(その2)

RANGERさんのサイトを見ると、陸自だけでなく様々な「スペシャルな」覆いがラインアップされているようだ。しかしここは自分で最初に決めたとおり「精強なる部隊」ではなく、普通の標準的な陸自装備を目指すと言うことで、官品仕様(多分この言葉に皆さん弱いんだと思う。自分もだが)の覆いと鉄帽ゴムを購入して愛でることにした(この時点でもうかなりおかしい)。ここで部屋の中に形が似た球体であるとか、ヘルメットの類があれば良かったのだが、残念ながら電気工事用のそれしかなく、かといって帽体と自分の頭が合わなかったらどうしよう、とうじうじと悩みながら3月が終わり、自分の周囲も状況が一変する中4月を迎えた。

しかし、である。
実際に戦場に行くわけではないのでホンモノである必要は全くないし(そもそもホンモノはかなり重いという噂もある。それが本当だったら自分のような軟弱者など被って3分でイヤになるに違いない)、ハンモックやあごひもは交換できる構造になっているというし、相当高いものを買って外れたらダメージが大きくて立ち直れないかもしれないけれど、10,000円以下だったらもしダメでも笑い話にできるじゃないかと結論づけ「自分が被れて、RANGERの覆いが取り付けられればそれで良し」ということにした。この結論に至るまで、約3週間の時間を要した。ちょうど父の介護で実家と仕事場の往復に疲れて、正常な思考回路が働いていなかったことも影響したのかもしれないが。結局「ネットで買ってもいいけど、自分の頭に合う合わないが試せない」ので、どこか実店舗で見てみることにした。
その結果

普段は大勢の客でごった返すはずの店は閑散としており、しかしそれゆえにスタッフの方に声をかけやすかった。「帽体のサイズは同じだけど内装の作りでサイズを調整している」という触れ込みも一押しとなって、果たしてRANGER製の覆いに合うだろうかと一瞬思いながらも「ダメならまた考えればいい」と割切って「初めてのテッパチ」を入手したのだった。

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