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Amazon販売での定期おトク便活用法

Amazonでの販売に限らず商売においていかにリピート客を掴むかは重要な課題の一つであると思います。

特にAmazonでは同一商品が同じページに並び出品者がそのカートを奪い合うため、商品自体がリピートされても自分の商品が購入されるとは限らない現状です。

その解決策の一つがOEMなど自社独自の商品を持つということなのですが、メーカーの商品でも独占的に取り扱うことができるのであればOEMに拘る必要もないかと思います。

今回のテーマは「定期おトク便」の活用についてです。まず「定期おトク便」とは購入者が商品の定期購入を申し込む事によって最大10%の割引が受けられるというサービスです。購入者にとっては買い忘れを防げてお得に購入できるメリットがあります。販売側にも販売機会を最大化して買い忘れによる機会損失を防げるメリットがあります。

Amazonで独占的に商品を販売する事自体は実はそんなに難しくはありません。タオバオなどから商品を購入しカタログを作れば簡単にできてしまいます。

しかし重要なのは売れるかどうか、そして利益になるかどうかです。

利益になるかは独自商品であれば類似商品の相場は気にしなくてはいけませんが、ある程度は自身の裁量で決める事ができます。適正価格が決まったら後は売るのみですが、ここで皆さん試行錯誤するのです。

SNSやAmazon内での広告「スポンサープロダクト」など各種施策を使い購入に結び付いたとしてもリピートが発生するとは限りません。

そこをシステムとして用意されているのが「定期おトク便」です。購入者は任意の期間を指定してオートでリピートしてくれるようになります。もちろん好きな時に解除できるのでそこまで大きなハードルでもありません。

ここからはその設定方法について説明します。

1:最初にセラーセントラルにログインし「定期おトク便」の設定ページに移動します。

2:「在庫テンプレートをダウンロード」から「在庫テンプレート」というエクセルファイルをダウンロードし任意の場所に保存します。

3:エクセルのシートのタブが「Template」であるか確認してください。OKならそこにSKUとActionという列があるのでそこに入力していきます。

4:「SKU」にはそのまま商品のSKUを入力します。同じASINで複数のSKUがある場合は在庫を納品する、あるいはしている方のSKUを入力します。

5:「Action」ではセルを選ぶと「enable(有効)」「disable(無効)」を選択します。定期お得便をやめる時はここで「disable(無効)」にします。

6:同時数商品登録出来ますのでそれぞれ入力してファイルを保存します。この時「上書き保存」ではなく毎回必ず「名前を付けて保存」を選びます。名前は任意のファイル名で結構ですがファイルの形式は「テキスト(タブ区切り)(*.txt)」で保存です。

7:保存したテキストファイルを「定期おトク便」の設定ページの「テンプレートをテキストファイル(.txt)としてアップロード」の右横の「ファイルを選択」をクリックし先ほどのテキストファイルを選択しアップロードします。

8:作業としてはここで終わりです。数分で画面上に結果が出ますので確認しましょう。定期おトク便に設定できるかどうかは在庫数や回転率などの条件によってはじかれる場合もありますのでその場合は在庫数を増やしたり時間を置いて再登録してみてください。

9:最後に登録できた商品が定期おトク便で購入されているかはしっかり確認して広告や在庫計画に反映させましょう。

セラーセントラルのレポートタブから→「フルフィルメント」→「Amazon定期おトク便」予測レポートから確認できます。

どの商品が何件申し込まれ直近8週間でどれだけの在庫が必要かを確認できます。あくまで定期おトク便で販売する分になりますので通常販売分も在庫確保して仕入れなければなりません。

過去の販売分(前年売上)だけでなく未来の売り上げも予測できるので有効に活用していきましょう。

定期おトク便で日々申し込み数が増えていく様子を確認できるのは正にストック型ビジネスでありせどりでのフロー型の収益からの脱出を実感できる瞬間でもあります。ぜひこの感動を体験して欲しいです。

本日は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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