Amazonカタログ作成事例集
はじめに
こちらの事例集は私が実際に作成したカタログのうち成功も失敗も含めて後日の反省と振り返りの為に記録として残したいと思ったモノを記載しています。
単純な成功・失敗として見るのではなくそれぞれに良かった点、悪かった点を見極めて次のカタログ作成時に活かせるような内容となっております。カタログ作りやメーカー取引に行き詰まりを感じた際には読み返していただきヒントにしていただければと思います。
ケース①:ベジート
![](https://assets.st-note.com/img/1681312316758-dFktxSJC7F.jpg?width=800)
テレビのローカルニュースでこちらの会社が紹介されていて、ピンと来たためメーカーにメール連絡。タイミング的には売り出し中の商品のようで社長さん自ら出向いていただき商談となり、そのまま取引開始となりました。
ほぼ初めてに近いメーカー取引で且つカタログ作成でしたので画像もスマホで撮影した画像だったり、SEO、広告も行き当たりばったりでしたが、最初の印象通りの商品力と取扱い後に全国放送のテレビでAmazonで買えます、という案内がされたため一瞬で在庫が無くなるという経験をしました。
ランキングも3ケタに迫る勢いでしたが流通大手が参入し在庫を独占、当時の生産能力の3倍の発注を掛けられコチラに在庫を回してもらえなくなるという状況になりました。大資本に対抗する方法が無い為、泣く泣く撤退となりました。現在コチラの商品は大量にOEM生産がされ今でも大手スーパーなどで偶に見かける程の商品になっていますが単価が下がり今では取扱い対象にはならないと思います。
当時50枚入りで仕入が約1,000円Amazon販売価格が3,780円で売っていましたが、今は10枚入りで500円くらいが主流のようです。
教訓としては大手参入の可能性と、その場合もAmazon販路は死守できるような予防策を事前に打つという事を学びました。。
ケース②:キツネダンス コスプレセット
![](https://assets.st-note.com/img/1681312982376-PlKB7XCIAG.jpg?width=800)
EBL内での企画案件でした。なぜかkeepaの波形が出てませんがアップ画像で当時のランキングが見れると思います。
タイミングが9月に入ったばかりでちょうどハロウィンからクリスマス、忘年会という流れで連続した需要が狙えた事。日ハムのチアガールでキツネダンスが流行っていたというトレンドにも乗る事ができたので特に予算を掛けず基本的なSEO対策のみで販売する事ができました。ただ商材が中国輸入の商材だったため、在庫の確保が思ったようにできずホビーカテゴリーで2000位代と好位置をキープ出来ていましたが、そのままフェードアウトという事になりました。
試験的企画の為、在庫の確保をまで意識を割かなかった。継続的に販売するのであれば事前に在庫の確保状況も併せて確認する必要がある。
ケース③:レトルトカレー
![](https://assets.st-note.com/img/1681450861672-i9sWV63tYO.jpg?width=800)
地元北九州の商材を掘り起こす為、市役所の産業振興課に仲介を依頼し紹介を受ける。観光地で行列もできるお店の商品という事で採用。コツコツと実績を積み上げつつあったが、メーカー本体から参入したい旨の連絡があり価格で折り合いがつかず撤退。卸値の交渉で仕入値が下がれば利益も確保でき継続も可能かもしれない。
ケース④:コーヒー会社A
![](https://assets.st-note.com/img/1681450998724-CbO2vrtbRh.jpg?width=800)
SNSや口コミで非常に評判の良い商品だったが、Amazon内での需要がまだそこまで高くなく、対策を模索中。キーワード検索ボリュームのリサーチを怠っていた為、取扱い開始後に需要の低さに気付く。事前の検索ボリュームのリサーチが必須であると痛感。目安として検索ボリュームが最低月間2万は欲しいところ。
ケース⑤:コーヒー会社B
![](https://assets.st-note.com/img/1681451194531-Vb19wpAfxc.jpg?width=800)
豆に対して粉は無いのかという問い合わせがあり参入。豆が好調に販売できていたので取扱いを開始したが豆より賞味期限が更に2か月短く苦戦。カタログを育てるよりも食品ロスを生み出すため撤退して豆に集中する事にした。カタログはそのまま残し、タイミングを見て再起を計る。
ケース⑥:コーヒー会社C
![](https://assets.st-note.com/img/1681451335003-YhOmV4LBBc.jpg?width=800)
単品をAmazonが販売しており、Amazonおススメのラベルを獲得するなどよく売れている商品だった物を2個セットカタログを作成し販売。あえてバリエーションは組まず別カタログで販売する事により価格を高めに設定しても売れる商品となった。
この商品を取扱い始めた当初はまだ相乗り対策が徹底できておらず販売数が伸びるにつれて相乗り出品者が増加、一時は10名を越えるセラーが相乗りしてきたがその後は新規のAmazon販売セラーを全て断る対応になったのとメーカーとコミュニケーションを取らないセラーを切るという事をやっていった為、減少傾向にはなっているが完全に排除は時間も掛かり難しい。
教訓:一度取扱いを認めてしまうと相乗り排除は難しいので最初の入り口での防衛をメーカーと組んでしっかり行う事が大事。
ケース⑦:昆虫食
![](https://assets.st-note.com/img/1681451456028-zvzqxKeezZ.jpg?width=800)
こちらのメーカーではナショナルブランドではなくOEMで既にAmazonでの販売実績があった。ナショナルブランドでの販売を提案し取扱いを開始。好調に販売できている。
ケース⑧:スーパーフード
![](https://assets.st-note.com/img/1681451612665-x8sYz0s4Wh.jpg?width=800)
ケース⑥のコーヒー会社Cが新しく発売した商品で展示会に出展していた際に見つけてそのまま取扱い開始となりました。既にお取引のある会社の商品でしたので細かなやり取りも無く口頭で取扱いのお願いをしてそのままカタログ作成、販売開始となりました。
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