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【クマ活】ヒグマシンポジウムに登壇しました!(2022年8月)

市街地への出没が多発しているヒグマと人との付き合い方を考えるシンポジウムが札幌市内で開かれ、クマ活スタッフがパネリストとして登壇しました!

ヒグマシンポジウムは2部構成で、1部では酪農学園大学でヒグマを研究している佐藤教授がお笑い芸人・しろっぷを生徒役にヒグマの生態を解説しました。
山に仕掛けたカメラで撮影されたヒグマの映像や様々なデータをもとにした解説はとても興味深く、「なぜクマが市街地など人里に出没してしまうのかを、クマの立場から、クマの生態から考えてみる」ことができました。
寸劇のパートでは、「実際にヒグマにあったらどうするか」など一般の方が気になるヒグマ対策について、しろっぷとSTVラジオパーソナリティ・奈良まなみさんが面白くの掛け合い、よりわかりやすく、多くの参加者に伝わる演出だったと感じました!

2部ではパネルディスカッションとして、佐藤教授に加えて、札幌市環境局・清尾さん、NPO法人きたネット・宮本さんと北こぶしリゾートクマ活担当の村上も登壇し、北海道ヒグマ対策室・武田さんをコーディネーターにヒグマに関する様々な話題についてお話をしました。

近年、札幌や道内各地で増えている市街地でのヒグマ目撃をきっかけに、多くの方がヒグマやヒグマとの共存の在り方について考えることが増えたと思います。「最近のヒグマ事情」や「ヒグマ対策」について、それぞれの地域やそれぞれの立場でお話が進み、大変有意義な時間でした。

「新世代ベアーズ」と呼ばれる人の存在を気にしないヒグマの存在は、1995年ごろから知床で認識されはじめ、その頃から、知床はヒグマとの距離が近い地域として対策が取られています。ウトロ地域では、数キロにわたる電気柵で街が囲われ、クマが開けられない専用のゴミステーション「とれんベア」が置かれています。また、地域の学校では「ヒグマの学校」という、ヒグマの生態や対策について学ぶ機会があるなど、ヒグマと共存する地域として普及啓発にも積極的に取り組んでいます。

クマ活は、観光のお客様も巻き込んだヒグマ対策のアクションとして、おしゃれに・たのしく・わかりやすくをコンセプトに草刈りやパトロールなど様々なアクションを起こしています。

札幌の皆様にも、クマ活や知床のヒグマ事情について知っていただける機会となりました。

今後とも北こぶしリゾートはクマ活、知床をつづけていく活動に取り組んでいきます!

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