【24秋学生インターンシップ】滞在記を書いてもらいました!
北こぶしリゾートでは、知床の自然を守りながら楽しめる新しい企画を考える、企画インターンシップを2024年秋に実施いたしました。参加いただいた学生さんに、滞在記としてその内容や感想を書いていただきました!
インターンシップについてはこちら
【自己紹介】
はじめまして!今回インターンシップに参加した、札幌学院大学心理学部3年の田中杏奈です。普段は臨床心理を中心に学び、ゼミでは青年心理学を専攻しています。
私は生まれてから20年間ずっと北海道に住んでいるのですが、今回のインターンシップで初めて知床に訪れました。1度は行ってみたいと以前から憧れていた知床で、雄大な自然に囲まれながら行うインターンシップがあるのかと興味を持ったことがきっかけで、今回参加することを決めました。クマ活やはじめて訪れる場所、はじめて出会う人、ほかにも沢山の「はじめて」を楽しみながら学び深まる期間にしたいと、少し緊張もありましたがインターンシップ当日をとても楽しみにしていました。
【インターンシップについて!】
今回のインターンシップは、世界自然遺産の自然を守りながら楽しめる新しい企画を考える「企画インターンシップ」として、4日間知床に滞在しながらクマとの共存を目指し行われているクマ活やホテルスタッフとの座談会、グループワークを行い、様々な学び・気づきを通して一つの企画を考えます。今回は私を含めて、専攻している分野も学部も違う学生が仲間として3人集まり、ホテルの方々、訪れたそれぞれの施設の方、知床の大自然などたくさんの力を借りながら企画に取り組みました。実際の活動を行い、参加学生と意見交換などをする上で、自分にない視点で新しい気づきがあったり、見逃していたことを改めて向き合う機会となりました。
【〈1日目〉オリエンテーション・ホテルツアー!】
インターンシップ前日、人生初の夜行バスに乗り知床へ向かいました。翌朝、滞在するKIKI知床ナチュラルリゾートに到着し、部屋で少し身支度をととのえ、いよいよインターンシップスタートということでオリエンテーションに参加しました!緊張もありましたが、ホテルの方と私たち・参加学生3名で自己紹介だけではなく、みんなのインターンシップへの想いを聞くことができて、これから始まる4日間への気持ちも引き締めることができました。
オリエンテーションを終えたあとは、早速北こぶしリゾートが誇るホテルを見学するツアーへ!”北こぶし知床ホテル&リゾート・KIKI知床ナチュラルリゾート・夕陽のあたる家・ランタン知床”の4つのホテルをツアーで回りました。北こぶしリゾートの三浦さん(広報担当)から分かりやすい説明をしていただきながら、様々な施設を見学しました。北こぶし知床ホテル&リゾートではサウナシュランに選ばれたサウナ「ウネウナ」「カクウナ」や、非日常を味わえる空間、魅力満載のアートの数々/KIKI知床ナチュラルリゾートのあたたかい雰囲気、至る所の動物デザインに癒される内装/夕陽のあたる家のロビーから見える夕陽の美しさ、壁に直接描かれた迫力満点の動物達(ちょこちょこいるシマエナガもとっても可愛かったです✨)/ランタン知床では圧倒的な部屋数、高級感のある家具やワインセラー、完全プライベート空間!!プライベートサウナ!!
ここには書き切る事のできないほどたくさんの魅力を目の当たりにしました。一つ一つの施設のコンセプトを体感し、そこで過ごすお客様の笑顔を想像しながら楽しく学べる時間でした。施設の中にはクマ活のコーナーや流氷館など、インパクトのあるデザインだけれども、各施設の雰囲気に溶け込んでいる「知床らしい」コーナーがあり、滞在中に知床について知る機会になる素敵な取り組みだなと感じました。
ホテルツアー後にはミーティングルームに戻り、振り返りグループワークをして、各々が感じとった魅力を一つ一つ付箋に記入し模造紙に貼りつけ共有しました。感じた事をそのままにしておくのではなく、なぜそれが気になったか、なぜそれがいいと思ったのかを1度言葉にすることでちゃんと考えをまとめられるのだな、と改めて言語化することの大切さを感じました。「サウナがすごい」「客室数が多い!」「スタッフの方々の笑顔・接客がすごい!」などそれぞれ着眼点が違う部分もあり、みんなで共有するのが楽しかったです!
【〈2日目〉クマ活体験ツアー!・ホテルの方々との座談会
朝ごはんをもりもり食べて、動きやすい服を着て 遂に !クマ活体験ツアー!
北こぶしリゾートのクマ活担当の村上さん解説のもと、私たちはクマ活軍手を付けて、ウトロの街を散策しながらゴミを拾いました。始まってすぐ、沢山の缶のゴミを見つけたのですが、その際にゴミを拾うことでクマとの共存を実現できるのか、どうしてゴミを拾うのかなど根本的な部分を教えていただきました。クマが山から人の町の近くに出てきてしまった際、ポイ捨てされたご飯や缶のゴミを噛み、「美味しい!」と味を覚えてしまうとより人里に近づいてきてしまうというお話を聞き、今までクマは怖い、凶暴というイメージが強かったのですが、クマが人里に出てきてしまうのは人間にも原因があるのだなと感じました。缶のゴミが多かったり、ゴミが比較的新しくて数が多い場所やゴミが古くて数が少ない場所など場所によって細かな違いがあることなど、実際に拾ってみないと見えてこないことも学ぶことが出来ました。クマ活で草刈りが行われているところにも足を運び、電気柵の説明やなぜそれを行っているかなど、クマ活の原点に迫りました。
ゴミ拾いの途中、世界自然遺産センターへも足を運び、センターの方の説明を聞いたり、パネルに書かれたメッセージを読みながら知床の歴史、マナーを学びました。私たちインターンシップ参加者以外にも森町からクマ活に興味を持って訪れた方、リゾートバイトで北こぶしリゾートで働いてるスタッフの方もいて、初めて会う方々でしたが、ゴミを拾い一緒にクマとの共存を考えるというのは自分にとって視野を広げられる時間にもなりました。ただゴミ拾いをするだけでなく、季節の植物や川にいる魚を見つけたり、たくさんの「小さな魅力」を楽しめる活動でした。
午後にはホテルの方々と座談会を行いました。ロシア人でフロントスタッフのニコライさん、予約センター長の小柳さんからのお話を聞かせて頂きました。ホテルに関することはもちろんですが、お二人から今後自分のキャリア軸を考えていく上で非常に大切なことを教わったと思います。日本の接客での「気付くこと」の大切さ、お客様に対しての意識、自分の内面と向き合い自分自身が何を求めているのかを考えること、そして、お二人の知床への愛情を感じられるお話も聞けて(景色の綺麗なところを教えていただいたり、好きなところなども教えていただきました!)、ただ学びになるだけではなく、熱い想いに心動かされる時間でした。
この日にも振り返りを行いましたが、一日目とは少し違い、「〜がすごい!!」だけではなく、知床の現状を考える意見、他の国と比較してどうか、会社について・ホテルの経営に関わる部分など、クマ活のゴミ拾い・座談会を通じて、知床、そして北こぶしリゾートに関する解像度が上がったのを実感しました。
スケジュール終了後、ニコライさんおすすめのオロンコ岩へ全力ダッシュ!!夕陽がとても綺麗で、みんなで明日も頑張ろうと意気込みました!
【〈3日目〉いよいよプレゼン準備&本番・知床観光!】
ついに自分たちの企画を発表する日に!!
2日目の夜、滞在しているホテルのロビーで3人で意見を出し合っており、3日目は具体的な発表の準備に取り掛かりました。名古屋から参加しに来ていた石原くんが道の駅やコンビニにゴミ箱がないと話してたこと、実際にごみ拾いを行ってポイ捨てを減らしたいと考えたことから、北海道特有のゴミステーションをアレンジして、「北こぶしステーション」というゴミ箱の設置を企画しました。
北こぶしリゾートの村上さん(広報担当)と一緒に企画を詰めて、6W2Hを意識した内容に出来たのではないかと思います。話し合いを続けてく中で「もっとこうするのはどうだろう」「こんな感じだったら楽しいよね!」とどんどん企画が深まっていくのを感じながらプレゼン内容を練りました。
ある程度プレゼン準備を終え、リフレッシュに知床五湖へ向かいました!
インターンシップのプログラムの中でも、私の人生においても初めて行く知床の世界自然遺産区域でしたが、広大な自然に圧倒されながら知床の歴史や、傍に見える山々や野生動物、歴史など知床の魅力について教えて頂きながら景色を堪能しました。どこまでも続く水平線や睡蓮のたくさん浮いている湖、気持ちいい風、どれをとっても私にとっては新鮮で新しく「感動の嵐」でした。
いつも振り返りを行っていた場所を会場に、KIKI知床の支配人と北こぶしリゾートの経営戦略室室長に向けて、私たちのアイディアをぶつけました!
緊張もありましたが、心残りのないように自分たちなりの言葉でしっかりと企画の趣旨をお伝えすることができたと思います。フィードバックも細かく頂き、「〇〇についてもう少し考えを深められたかも」、反対に、「〇〇についてはすごく考えられている!」かなど思考の傾向にも気づくことができ、これからも活かしていけるアドバイスを頂きました!みんなと協力して知恵を出し合って話し合い、無事にプレゼンをすることが出来て達成感でいっぱいな本番でした。
【〈4日目〉最終日 最後のフィードバック・振り返り/感想】
ついに最終日です…!
最後まで知床を堪能すべく、朝5時に起床しガッツリ温泉とサウナに入ってインターンシップ期間の思い出を振り返りました。訪れる前とではクマに対する考え方、自然を守るという事、そのために自分には何ができるのか、などぼんやりしていたイメージが変わり、一つ一つのことに対する丁寧な説明や実際に想いをお話をしてくださった方々、自然の力、知床の魅力など本当に様々な物、ひと、事の力を借りて成長できた期間だったな、と感じました。
最後の振り返りでは、ほかの参加者の感想を聞くことが出来て、それぞれの想いや感謝の言葉に感動しました。感想はインターンシップの活動のことについてだけではなく「ご飯が美味しい!」「サウナが最高!」「KIKI知床大好き!」などインターンシップらしからぬものもありましたが、、、笑笑 それも含めて本当に充実した4日間を過ごすことが出来ました。そして、北こぶしリゾートリクルートチームからのフィードバックでは、それぞれの適性や強みをしっかりとお伝えして下さり、改めて自らのキャリア像を想像する1つの軸ができたように感じました。
朝9時に出発するバスで知床を出発です…。名残惜しいお別れでした…また訪れたいと願って
人生初の知床はどれをとっても、感動・驚き⇒学びのループで本当にたくさんのことを学ぶことができ、充実した4日間になりました。そして、働く方々の熱意や丁寧な振る舞い、美味しいご飯、雄大な自然、最高の温泉・サウナ、全てを含め、知床の魅力に魅せられたインターンシップでした。
北こぶしリゾートリクルートチームの方々、お話を聞かせてくださったニコライさん・小柳さん、ホテルスタッフの方々、インターンシップメンバーの石原くん、島さん、本当に沢山の出会いに感謝です! ありがとうございました!!
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田中さん、素敵な滞在記をありがとうございました!
学生の皆さんの柔軟な考えや感性から、私たち北こぶしリゾートも学ぶことが多く、大変有意義な時間でした。田中さんはじめ、ご参加いただいた学生の皆さん、ありがとうございました!
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