生成AI画像(Stable Diffusion)でちゃんとした人間が書いたっぽい漫画を作るための、神Control NetであるAnyTestの使い方!
生成AI(Stable Diffusion)で漫画作ろうぜ!ってことになりまして、すでに一作Fanzaにて作品を販売しております、きたきつねねこです。
Fanzaにて「巨乳ザコま◯こ彼女の寝取られイキ地獄生配信」と検索していただきますと拙作がでてまいりますので、ぜひよろしくお願いいたします♡
さて、今私は二作目の作品を作成しております。前回はフルカラーでコマ割りもわりと少なめで、ややCG集っぽい作りになっておりましたが、次回作はちゃんと漫画っぽい雰囲気で作ろうと意気込んでおりまして、次回作は白黒で漫画を作る予定です。
さて、Stable Diffusionで漫画を作ろうとなった場合、以下の問題がめちゃくちゃ発生します。
1.狙いの構図が出ない
これは本当にそうだよな、って感じです。ちょっと斜め上からなどの絶妙な構図の画像が出せません。
2.二人以上が登場する、複雑な構図が出せない。絶対無理。
実際のところStable Diffusionを利用している中で、Lora使おうがいくらプロンプトの入力に時間をかけようが「絶対に出来ないこと」というのがあります。それがこの「二人以上が登場する複雑な構図」であります。
濡れ場だけを大量に詰め込んだCG集なんかの場合、とくにこういった工夫をする必要は有りませんけれども、私が目指すのは「人間が書く漫画にAIでどれだけ接近していくか」です。
その為、やはり濡れ場以外でちゃんと物語に沿った「二人の人物が入り込んでいるシーン」を作成したいと思っているわけですよ。
今回解決したいのはこの上記二点
ということでとりまざっくりクリスタでコマ割りして作成したページは以下の感じです。
ぶっちゃけこのページで本当に苦労するのは左上の「女の子の後ろ姿と向こう側にいるおっさんのコマ」であります。
こういった構図、ちゃんとプロンプトだけで出せるならまじで教えて欲しい。Fluxとかならやれるのかもだけど、少なくともSDXLのモデルではこういった構図は絶対にでないなって思います。※もしかしたら稀に出るかもだけど、自分は出せない。
そもそもプロンプトを何度も入力し直して何枚も何枚も画像出力する、というのは非常にタイパが悪く、そうなるとある程度自分で狙った画像を用意して、神Contorol Netである「AnyTest様」にお願いしちゃう方が効率的です。
つうことで、以下のコマをどうやってStable Diffusionで作成したかのメイキングを説明しちゃおうと思います。※ぶっちゃけ誰にも教えたくないけど。
三枚の画像を合成しようぜ!
一枚目の画像は以下。これはDALL-Eに作ってもらった病室の壁と扉の画像です。
二枚目の画像は以下。これは普通にStable Diffusionで種付おじさんっぽい人を出力したやつ。ちなみに種付おじさんLoraも作ったけど、別に要らなかったかもしれない。
三枚目は女の子の後ろ姿です。Stable DiffusionのせいかModelかLoraのせいか、後ろ姿の出力下手なんだよなあ。
で、これらの画像を三枚合成した画像が以下。
背景の病室の画像は、一度線画化するツールにかけてます。理由は塗りの感じがまんま出力してしまい、少し違和感を感じたからです。
別に難しいことはしているつもりは有りませんけれども、PhotoShopなどのフォトレタッチツールを使い慣れていない人はこの作業でもう嫌ってなるかもしれませんね。
しかし、AIはたいした賢くないので、こういったチマチマした作業が未来を切り開いていくと私は信じてます☆
AnyTest行くぜ
ということで、この出来上がった合成画像を「Stable Diffusionのi2iにぶち込んで、さらにAnyTestV3を使う」という二段構えの構成で出力した画像が以下になります。
細かいパラメーターとかAnyTestの使い方とかは説明しません。そんくらい調べろ、ってことで。
とまあ、こんな感じで三枚の画像をフォトショップで合成し、それをi2i+AnyTestで出力すると同じ画風でまとまった画像が出力可能です。
もしかしたらリージョナルプロンプターなんかでも同じような画像が作れるかもしれませんが、生粋のフォトショッパー、もといAdobeの全部入りサブスクに加入していてちゃんと元を取りたい私はフォトショで合成してAnyTestがお気に入りのテクニックであります。
何度も言ってるけど「ちゃんとしたことしようとするとAIはそんなに役に立たない」から「絶対に人間が書く漫画の方が優れている」
Fanzaなんか見てますと、一週間で作ったCG集とかを万の単位で売っている人もいるようです。
しかし、私が最初に生成AIで漫画を作ろうとした際に、「たまごやきさん」という方の作風がまるで人間が書いた作品に見えた為、ベンチマークとさせて頂きました。※AI画像に対して加筆をされているようですので、アプローチはかなり異なるかもしれませんが、めっちゃ可能性感じました。
そもそも「楽してAIで副業」みたいなAI生成作品は、そう遠からず駆逐されるべきじゃないかな、と私は考えています。
まず何よりも真剣に同人マンガに取り組んできた作家の方たちに対して、同じ市場で売り場が別れているとは言え、インスタントなやり方で一時的に金を稼いでバイバイ、みたいな考え方ってあまり生産的じゃ有りません。
正直に言うと、こういったテクニックを公開するのはちょっと嫌でした。Stable Diffusionで狙い通りの絵を出す為にかけた時間はかなりの時間になっています。
ただ、やはり「生成AIのこれからの可能性」だったり「手で絵が書ける方々が、サポートツールとして生成AIを活用する未来」も有るんじゃないかだとか、何よりもクリエイティブな熱い気持ちで生成AIに向き合っている人もいるだろうということで、今回はテクニカルな記事を作成しました。
このコマ作成するのに、多分時間が結構かかってると思います。普通に2時間くらいアレコレしたような気がします。別に生成AIでマンガを作ることって「ちゃんとやろうとしたら全然楽じゃない」って私は思ってます。
※手書きの方々はもっと大変かもですが・・・。
正直に言いますとAnyTestで出来ることってまだまだ有るんですが、そういったテクニックは別途ご紹介するかもしれません。
正直このツールがなかったら一作目もちゃんと出来上がったか自信が有りません。
人気が出たら有料記事にしてやろうか、なんて下衆な考えも頭をよぎりましたけれども、とりましばらく無料で公開しておきますね。
「もっと生成AIで凝ったことがしたい!」みたいな熱い気持ちをお持ちの方のお役に立てればと思います。
それではまた。
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