12代喜多重左衛門今年の成果　OMGTビヨンド抹茶開発

世界が認める日本のスーパーフード「抹茶」。ハリウッド・セレブが日本緑茶に関心を寄せた1900年後半に「日本緑茶のがん予防効果」が発表されました。
　緑茶葉にはカテキン類を含む茶ポリフェノールが乾燥重量で10～20%含まれています。そのおよそ半数を占めるのが「エピガロカテキンガレート」(EGCG)です。EGCGはウーロン茶や紅茶にはほとんど含まれていないので、緑茶を特徴付けている成分といえます。
　緑茶に含まれるカテキンには抗酸化作用があり、とくにEGCGの抗酸化力は最強です。

又、日本緑茶特有のうまみ成分であるアミノ酸「テアニン」は、リラックス効果が確認されており、日本緑茶のカフェインを穏やかに覚醒します。
栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品です。一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途もあわせもっています。この素晴らしい成分を一番発揮するのが、茶葉をすべて粉末にした、日本伝統の抹茶です。抹茶は、何世紀にもわたって、日本文化を形成してきました。

この栄養価の高い抹茶を海外では抹茶ラテという新しい飲料として飲んでいます。これは、食生活習慣のイノベーションを起こし、瞬く間に世界中に広がりました。
OMGT専属茶師は、どうすれば抹茶のこの素晴らしい特長を生かせるのかと10年間試行錯誤しました。そして、ついに奇想天外な特殊技術を発見しました。
　そして、その特殊技術をもつ本人との出会いから、湿気にくく、だまにならない、粉が飛び散らない、葉緑素（クロロフェイル）の退色が起きない特許技術を宇治有機抹茶に応用することに成功しました。無添加・着色料不使用で有機宇治抹茶を加工をして、レトルト食品化開発をしました。
　レトルト食品で持ち運びやすく、マイボトルと水があればどこでも簡単に抹茶が飲めます。地球環境にも優しい食品となりました。
　また飲むだけではなく、ご家庭で、抹茶だししゃぶしゃぶ、抹茶パンケーキ、抹茶ご飯、抹茶和洋菓子、抹茶シロップやスイーツ作りも楽しめて、抹茶の栄養もいただけます。
スーパーフードと機能性を目的に開発された一般の健康食品とを分ける重要な要素は、歴史や文化的背景の有無です。素晴らしい日本抹茶文化の継承と利用継続によって、健康長寿、次世代への抹茶製造技術の伝承が、日本食文化としてリスペクトすることが重視していかなければいけないと思います。　　　　　　　　　　　　　　　OMGT 専属茶師　松田興昌　記