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日本に住んでいて知らなきゃソンをするお茶のこと。10の秘密項目お茶の効用を科学する。

3-2 カテキンとカフェインは肥満を抑える

カフェイン

近年、日本でも脂肪が多い西洋型の食生 活が一般的になっており、その結果、社会 問題にもなっているメタボ(メタボリック シンドローム)の患者さんが増えていま す。メタボの主な原因は肥満です。肥満に なると高脂血症や高血圧などになり、糖尿 病へと進展します。さらに、動脈硬化症の 原因ともなり、その結果、死につながる心 筋梗塞や脳卒中などの疾患が引き起こされ ます。わが国でも、すでに成人の5人に1 人が肥満であるといわれていますので、そ の予防が健康な生活を送るのに、とても大 事であることは言うまでもありません。

肥満

緑茶とその成分であるカテキンとカフェインは 肥満抑制効果を持つ

緑茶には肥満抑制作用(脂肪蓄積抑制作 用)があることが実験で確認されています。 マウスに緑茶粉末を2%混ぜた餌を4ヶ月 間与えたところ、餌を食べる量が変わらな いのにも関わらず、普通の餌を与えたマウ スと比べて、お腹の中の脂肪の量が約60 %も少なくなっていました。

そして、血液 中や肝臓中の脂肪の量も著しく減少してい ました。さらに、緑茶の主要成分である茶 カテキンとカフェインの2つの成分を組み 合わせると、緑茶と同様の脂肪蓄積抑制作 用があることがわかりました。この抑制メ カニズムとして、茶カテキンとカフェイン が肝臓や脂肪細胞の脂質代謝を改善するこ とや体内の熱産生機能を促進することがわ かり、運動と緑茶成分の摂取を併用するこ とで効率よく脂肪が消費され、肥満が抑制 できることがわかりました。

                 (静岡大学農学部准教授 茶山和敏)

涼しくなってきて来ました。本能的に脂肪をため込んで寒さをしのぎたい時期です。食欲も海の幸、山の幸と食べ物のおいしい時期です。ますます食欲もわいてきます。冬物のスラックスを出してきて履いてみるとなんとスラックスが小さくなっています。おなかの身も張って、ぽっちゃりと心地よさを感じます。

ビールもお酒もおいしいでしょう。そこで、ぐっとこらえて、おいしい濃い緑茶を飲む習慣をつけたいものです。喜多重左衛門


宇治茶師の末裔です。私も緑茶の広報を世界に発信しています。喫茶道・喜多重左衛門として、日本人の身近にある緑茶の偉大なる効能を再発見中です。地球にも優しい有機宇治抹茶を推奨しています。よろしくお願いします。