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NO1120 L-テアニンのヒトの脳波に及ぼす影響


写真は伝統宇治被覆栽培茶園(玉露茶園)

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抄録
L-テアニンは緑茶の葉中および抽出液中に含まれているアミノ酸の一種で,カフェインによる興奮を抑制することが知られている.また,ラットへのL-テアニンの経口投与により,脳内のセロトニンが減少し,カテコールアミンの増加ずることが知られている. L-テアニンは動物実験で安全なことがすでに確認されている.


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L-テアニン服用による脳波への影響について検討した結果,リラックスをもたらすことを確認した. L-テアニンの影響を不安程度の異なる精神状態で調べるため, MAS法に従って段階I(高不安域群)の4名と段階V(低不安域群)の4名の計8名の女子学生を被験者に選定した.
その結果, L-テアニン200mgを含む水100ml服用によって後頭部・頭頂部にα波の出現が認められた.α波出現は服用後40分後に観測され,少なくとも2時間は持続すると考えられる.α波の出現によるリラックス作用は,段階Vの低不安域群より段階Iの高不安域群の方が優れていた. L-テアニン服用後,被験者は眠気を感じず,十分なリラックスを感じた.また,指先が暖かくなったとの体感を感じた被験者もいた.
今回の研究により, L-テアニンは新しいタイプの添加物として食品や飲料に応用される可能性が示唆された.今後はさまざまなL-テアニン含有食品についての効果を検討するつもりである.

L-テアニンのヒトの脳波に及ぼす影響
小林 加奈理, 長戸 有希子, 青井 暢之, L.R. ジュネジャ, 金 武祚, 山本 武彦, 杉本 助男
著者情報
ジャーナル フリー
1998 年 72 巻 2 号 p. 153-157

人は効能を追い求める傾向にあるが、日本緑茶は仏教伝来から日本で栽培され、溺愛されてきたからこそ、1000年にも及ぶ栽培方法の確立や、世界が化学的に驚くスーパーフードとして、このまれ求められています。近頃、目に見えぬ敵である、菌をも殺菌する効果が実証されてきており、日本在住であれば、この素晴らしい植物を生活に取り入れ、人前で、マスクは取れませんが、堂々と抹茶をいただいて、自己防衛しているさまを見てほしいものであります。ウイルスに負けないようにするには、自己免疫力が何よりも大切です。喜多重左衛門


宇治茶師の末裔です。私も緑茶の広報を世界に発信しています。喫茶道・喜多重左衛門として、日本人の身近にある緑茶の偉大なる効能を再発見中です。地球にも優しい有機宇治抹茶を推奨しています。よろしくお願いします。