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No20201213喜多重左衛門にとって、大事な生活習慣は宇治抹茶をいただくことでした。

私は、慢性のC型肝炎を患っていました。私の生業は、代々の宇治茶屋です。幼少期から季節ごとに味わう新鮮な宇治茶、ひきたての宇治抹茶をいただいていました。私にとってお茶は、空気のような身近な存在でした。いつでも自由自在にいただくことができました。

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2008/07/06 カナダCTVテレビにおいて抹茶を点てた画像

2000年、それまでの日常的に抹茶を飲む生活習慣が一変しました。カナダで生活し始めたからです。
ところが生活に慣れてきた10年後に、突然脳内大出血により3ヶ月に及ぶ意識不明に陥りました。その間2回心肺停止しました。自分は意識がないので、何も感じませんでした。

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 ある日、私は奇妙な夢を見て、目を覚ましました。目が覚めた時の心境は、地獄でした。左半身が全く動かず、感覚もなかったからです。けれども、意識が甦ったのです。しばらくはこの世に生きているという感覚ではなかったのですが、生きかえったことがわかりました。

私の命をつないだのが、一服の抹茶でした。私は疲れた時に抹茶を飲む生活習慣があり、倒れる1時間前に抹茶を飲んでいました。この抹茶にはカリウムが含まれています。あとで分かったのですが、私の病気の原因がカリウム欠乏症である原発性アルドステロン症で、抹茶のカリウムが命を救ったのです。
奇跡の一服でした。私は命をなくしかねない病気を患いましたが、抹茶により再起を果たしたのです。

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一度命をなくした私は、今の人生を2度目の人生と捉えています。そして、命の恩人である抹茶のすばらしさを多くの人に伝えたいという思いを強く持ちました。この経験を少しでも皆さまのお役に立てるような方法を考え、いかに伝えるかについて知恵を絞ってきました。さらに、私には障害があるので、障害をお持ちの方にも簡単にヘルシーな抹茶を味わっていただける方法を考えてきました。

けれども、色・風味・湿気に弱いという抹茶の弱点を補う方法は簡単には思いつきませんでした。
 ただ、2003年ごろカナダ在住中、ネット検索をしている時に、葉緑素の緑を長期に緑色に保つ技術があることをみつけました。このような技術が抹茶に使えればと思ったことがありました。

クロロフィル代謝経路の簡略図

クロロフィル代謝経路の簡略図

この思いが、日本に帰国後10年後に実ったのです。葉緑素の色を長期に緑色に保つ技術を開発し特許を取得した事業所を見つけたのです。そこで、この特許技術を抹茶に応用できるのではないかとひらめいて、即座にこの特許技術を持つ事業所にお話しました。運よく、その技術者は、実験を快諾してくださいました。かくして、抹茶ペーストの試作品ができあがりました。 

20200519_143004 抹茶ペースト

その後、SDGsの精神にのっとった地球環境保全などを考慮し、幾度かの実験を繰り返していただきました。そして、持続可能な宇治有機栽培抹茶を使用し、食品ロスがないように抹茶を使い切れる袋を使用しました。

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新開発した宇治有機抹茶ペーストは、特殊技術により賞味期限は常温で1年半以上保持できます(未開封)。この抹茶ペーストと水をマイボトルに入れて持ち歩けば、ペットボトルごみも削減できます。「清流を眺めるカワせミ」

宇治川を眺めるカワセミ


 私は障がい者ですので、ビジネスや普及活動には、限界があります。そこで、その解決を昔友である社会福祉専門の大塩さんに打ち明け、連日、抹茶のすばらしさを口説きました。その結果、合同会社を作り一緒に抹茶ペーストの普及することを引き受けていただきました。

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その後、画期的でヘルシー、おいしい抹茶OMGT BEYOND MATCHが誕生しました。
抹茶の大革命です。宇治有機抹茶のペースト新開発です。

新方式の抹茶で新しい生活習慣を始めましょう。原料は、抹茶と水だけです。安心安全、無農薬で色も長持ち、いつまでも緑色のおいしい抹茶を堪能できます。抹茶ラテ・抹茶ホットドリンク・抹茶ケーキ・抹茶パンケーキ・抹茶ご飯・抹茶シロップ・抹茶ドレッシング等、一工夫でお手軽に抹茶料理が楽しめます。この宇治有機抹茶ペーストの製法は、昔からの料理人の知恵である銅鍋調理の方法を利用しただです。現在は、ホームページ制作中ですが、次のサイトです。
https:// ujimatchapaste.jp/

を見てください。喜多重左衛門 記

宇治茶師の末裔です。私も緑茶の広報を世界に発信しています。喫茶道・喜多重左衛門として、日本人の身近にある緑茶の偉大なる効能を再発見中です。地球にも優しい有機宇治抹茶を推奨しています。よろしくお願いします。