日本に住んでいて知らなきゃソンをするお茶のこと。10の秘密.お茶の効用を科学する。

その2発がん促進の抑制

画像1

お茶のがん予防に関する研究が本格化したのは1980年代からで、試験管内の実験から始ま り、動物や人を対象とした研究へと進んできました。動物実験までの段階では、圧倒的に多く の事例でお茶は発がん抑制に有効であることが示されています。

アポートシス

現在、人のがん予防において 茶の飲用が有効であるかどうかに 関心が向けられていますが、臨床 介入研究や疫学研究に多くの困 難が伴うため、国際機関(World Cancer Research Fund, 2007) は人のがん予防因子としての評価 を見送っています。 

 お茶の有効成分は、主にカテキ ン類と考えられており、これまで に発がん開始(突然変異)の抑制、 発がん促進・進展の抑制、がん細 胞のアポトーシス(自己死滅)促 進、がん転移の抑制、血管新生の 抑制など、いろいろな作用メカニ ズムが明らかにされてきました。

お茶の有効成分は、主にカテキ ン類と考えられており、これまで に発がん開始(突然変異)の抑制、 発がん促進・進展の抑制、がん細 胞のアポトーシス(自己死滅)促 進、がん転移の抑制、血管新生の 抑制など、いろいろな作用メカニ ズムが明らかにされてきました。

 健康な人に対するがん予防には、コントロー ルするのが難しい発がん開始段階(突然変異) よりも、発がん促進段階(発がんプロモーショ ン)を標的にする方が効果的と考えられていま す。

お茶は発がん促進過程を抑制す ることによっても抗がん作用を発揮しますが、 活性成分はカテキンだけではないので、生活の様々な場面に合わせて好みのお茶を選び、保健 効果を期待しつつ、楽しく飲むのがよいでしょう。 (椙山女学園大学生活科学部教授 中村好志)

緑茶特に抹茶には、ビタミン、βカロチン(ビタミンA)、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸、ビタミンC。 ミネラルでは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシム、リン、鉄、亜鉛、銅が含まれています。有効成分カテキン、テアニン、食物繊維などの活性成分を含有しており、TPOに合わせて、おいしく飲みたいものです。喜多重左衛門

宇治茶師の末裔です。私も緑茶の広報を世界に発信しています。喫茶道・喜多重左衛門として、日本人の身近にある緑茶の偉大なる効能を再発見中です。地球にも優しい有機宇治抹茶を推奨しています。よろしくお願いします。