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日本に住んでいて知らなきゃソンをするお茶のこと。10の秘密.お茶の効用を科学する。

7-1 お茶を飲むとホッとする原因物質とは?

テアニン

 新茶や美味しいお茶を飲むと、その味だけでなく、香りや色からもホッとします。この現象は、お茶に含まれる成分で説明できるようになってきました。緑茶特有のアミノ酸であるテア ニンは、脳で重要な働きをしているグルタミン酸に化学構造が似ています。そのため、テアニ ンも脳で何か作用をしているのではないかと考えられます。いくつかの動物実験の結果、動物 に与えたテアニンは、脳に取り込まれ、脳内の神経伝達物質に影響を及ぼすことがわかりまし た。

瞑想と女性

神経伝達物質とは、記憶・学習、情緒、睡眠、食欲など、各種の行動をコントロールしている物質なので、テアニンが脳の働きにも影響を与える可能性を調べるために、いくつかの記憶・学習に関する試験を行いました。その結果、テアニンをラットに与えると、記憶・ 学習に関係する脳機能の改善がみられまた。

脳みそ

脳波への影響:リラックス効果  

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脳波トポグラフィーでは、その脳波が強く表れているほど赤く、弱いほど緑色に表示されます。単に水を飲んだ後のα波トポグラフィーでは、α波の出現が見られませんでした。一方でテアニンを摂取すると、30分以降からα波が強く検出され、リラックスした状態であることがわかります。単なる水の摂取と比べると明らかな効果です人に対するテアニンの影響を調べるために、まず脳波を測定しました。(太陽化学の実験データーより)

その結果、テアニンを摂取してから30-40分後に、リラックスした状態の時に出るα波の放出頻度が増加しまし た。そこで、テアニンにはイライラを鎮める効果があると考え女性特有のイライラ現象である月経前症候群(PMS)に対するテアニンの効果を調べました。PMSの症状のある 女性に排卵予定日から月経までの期間、本人にはわからない状態で、テアニンまたは偽薬を飲 んでもらった結果、精神的な愁訴に対しても、あるいは身体的な愁訴に対しても、テアニンは 症状を改善しました。昔から「お茶を飲むとホッとするね」といわれているのはこのことだと 言えると思います。現代のようにストレスの多い社会では、リラックスするひとときを持つこ とは大切であり、高齢化による脳機能の低下を防止する上でも、緑茶は大変に有用な飲料であると思います。

                 (静岡県立大学名誉教授 横越英彦)

宇治茶に受け継がれてきた、高級茶、特に玉露や、抹茶には化学的にアミノ酸である、天然物質テアニンが含有していることが判明、化学的根拠が調べられています。

ご注意――化学物質のアミノ酸とは、大きな違いがありますから、ご注意ください。

ツバキ科の植物にこんな飛躍的力があるとは驚かされます。そして、中国から持ち帰られた茶の木の種から、今では、世界中の愛好家が存在をして、本当に良い日本宇治抹茶を熱望されていることには、驚きがあります。

それは、宇治茶栽培家の太陽光を遮断して生育する被覆栽培という方法を編み出したからこそであります。

私たち日本に在住する日本人は、手軽に購入ができることを鑑みてください。今までお飲みになってないお方にも是非この機会に試されてみることを切望をします。喜多重左衛門



宇治茶師の末裔です。私も緑茶の広報を世界に発信しています。喫茶道・喜多重左衛門として、日本人の身近にある緑茶の偉大なる効能を再発見中です。地球にも優しい有機宇治抹茶を推奨しています。よろしくお願いします。